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会見・コメント

2020-11-19 16:48 追加

ジェイテクト・フォンテレス,フェリペ「チームは連係の問題が改善されればまだ伸びる」、サントリー・柳田将洋「西田寛基は今日のVOMに値する働きをしてくれた」 V1男子会見

SV男子

●柳田将洋選手

いろんなトラブルがあった中で勝ち切ることができたというのは、チーム全体の層というのを示す意味でも、すごく大事な勝ちになったんじゃないかなと思います。向こうがやってくることは、もちろんデータも、何週もやってて数字は出ているので、やることははそんなに難しくないというかシンプルでしたし、後は細かいところをコート内で話しながら、ディマ(ムセルスキー)だったり、いろんな人から位置どりだったり、いろんなアドバイスをもらいながら動けたので、考えすぎずにプレーできたのかなと思います。
明日もおそらく、今日の終盤と同じようなメンバーと戦うことになると思うので、あまり考えすぎず、自分たちのバレーをしていきたいと思います。

●西田寛基選手

突然のアクシデントということで、いつでも出られるように準備をしていたので、自分の役割をしっかり果たそうという意気込みでコートに入って、チームが勝てたので良かったです。

――柳田選手に。話の中で、考えることをシンプルにとおっしゃっていましたが、シーズンを通して一貫して考えていることなのか、それともデータ分析、相手によっての考え方なのでしょうか?

柳田:チームによって、情報量は変わってくるとはもちろん思っています。ジェイテクトに関してはジェイテクトの攻め方っていうのがあって、それに沿って自分たちがブロック・ディフェンスを組んでいたというところが、ハマっていたところもたくさんあるし。修正するところもなくはないと思うので、また見直してちょっと微調整して、明日もう少しよいプレーができればという感じです。

僕自身ひとりに情報を詰め込むことはあまりしてないので。各ポジション、セッターだったりリベロだったり、そういった人たちに必要な情報を必要な分だけ入れてもらって、プレーの中でコミュニケーションを取りながら確認していくというところが、チェーンじゃないですけど繋がっていって、いいボールが上がってくるのかなっていう感じなので。もちろん先週パナ戦と、今日の試合とでは、また態勢が全然違うんですけど、情報量が膨大に変わるということではないと思います。

――引き続き柳田選手に。アクシデントで大宅選手が抜けられて、西田選手が入られて。監督曰く、シーズン前まであまり合わせていなかったということでしたが、そういう状況の中、どうやってみんなで修正して支えていったのでしょうか?

柳田:それに関しては僕より西田に聞くべきだと思うんですが、僕ら元々やってるメンバーの中に西田がポンと入ってきて、頑張ってくれたっていうそれだけだし、そういう意味では僕らがどう頑張ったって言うよりは、西田が入ってきて、空気を変えてくれて、別のバレー展開を組み立ててくれたっていうところは、今日のVOMじゃないですけど、それに値する働きをしてくれたんじゃないかな思います。西田に代わることに関する戸惑いは特にないです。

――西田選手に。いつでも行けるように準備はしていると思いますが、突然の怪我ということで対応は変わってきたと思います。どのように臨みましたか?

西田:いつも僕は、毎試合リリーフサーバーとして出場させてもらっていますが、コーチから「いつでも出られる準備はしておくように」と言われているので、常に準備はしているつもりです。でも、今日は突然のことだったので驚きはすごくありました。でもやっぱり、そこを上手く自分で切り替えて、いつもと同じような意気込み、練習と変わらず違うことをやらずに、いつも自分のやってることを試合でも発揮してやろうという意気込みで臨みました。

――セッターが変わることによって目先は変わると思いますが、自分が入ったことによって流れを変えよう、リズムを変えようなどのイメージは沸きましたか?

西田:大宅さんの場合は、結構クイック・パイプを軸に攻撃を組み立てるんですけど、僕はどっちかというとサイドのトスが強みというか。大宅さんはクイック・パイプ、僕はサイドを軸にやっていくっていうスタイルなんですけど、途中クイックを使うことを意識しすぎて、ラオ(饒 書涵)が前衛なのに、クイックを上げてブロックに捕まったりしていたので、そこはしっかり明日に備えて修正していくべきかなと思います。

――自分のスタイルを変えてみて、ということを考えられた?

西田:サイドサイドになってしまうと、どうしてもサイドの方が苦しい思いをしてしまうので、真ん中の攻撃を有効的に使うという意味でクイック・パイプは上手く使いたかったんですけど、まだまだ修正すべきというか、もっと本数を増やしてもよかったんじゃないかと思います。

――2セット目の途中から入って、3セット目が始まる前に、大宅選手とベンチで話をされていたと思うのですが、何かアドバイスをもらったりはありましたか?

西田:「ディマのトスをちっちゃくならずに、大きく上げれば、ディマが何とかしてくれるから、ちっちゃくならずに思いっきりやれ」っていうのと。「いつも(西田)寛基が上げているトスを、みんな絶対打ってくれると思うから、みんなを信用してしっかりムードを上げて走ってこい」と。

ちょっと自分の世界に入ってるような感じの中で、大宅さんが助言をくださったので、もう1回心をリセットして、スパイカーを信用して、僕が与えられた役割をしっかり果たすんだっていう、シンプルな考え方ができたので、しっかり切り替えることはできました。

――ムセルスキー選手と合わない場面もあったと思いますが、最後の1点などはムセルスキー選手が思い切り打っていました。試合の中で掴めたものがありますか?

西田:まだまだなんですけど、毎回ディマも、僕が上げたトスに対して、もうちょい前とかもうちょいスピードが欲しいとか言ってくれてるのですが、試合の中で修正してきたようで、まだできてない。最後の1点は良かったですけど、そこが明日、しっかり修正していかなければならない点だなと思います。

――柳田選手に。ジェイテクトは西田有志選手をはじめ、サーブに警戒すべきチームだと思います。それに関して、2セット目は連続失点があったものの、それ以外はミスが少なかったと思いますが、サーブレシーブ陣として意識された点は?

柳田:コースを限定して取るというところは、試合までの時間、ミーティングなどで決めていたところなので、(鶴田)大樹さんと(藤中)謙也の所に上手く飛んでってくれたっていうのも幸いというか。個人的には、セーブしたいボールはまだ何本かあったんですけど、それでもあれだけで抑えられたっていうのは…。

2セット目で(西田有志が)スイッチが入ったところで抑えられなかったっていうのは難しいというか。もちろんそれは、向こうとこっちの関係性というか、決めたいっていう向こうのサーブとこっちの抑えたいっていう、ただそれだけのギャップが出てしまったっていうだけなので。それに関して気にするというよりは、自分たちが構えてるところに、ボールが飛んできてるっていうところにまず評価をして。例えば自分たちがラインを空けてて、ラインに打たれたりだとか、逆の所にボールが飛んできたりとか、そういうことは一個もなかったので、明日も引き続き、しっかりとそういった準備をすれば…。

触ってからどうするかは、こっちの頑張りというか。ただのサーブじゃないので、そこは置いといて、自分たち構えたとこにボールを飛んでこさせるっていう準備を今日みたいにできれば、ある程度。僕も頑張りたいですけど、あの二人は飛んできたところには、しっかりと返してくれてたので、そういったある程度のオプションもかけつつ。声出してビックチャンスだと思うので、1本でも切れれば、相手にとっても波に乗るタイミングっていうのはなくなると思うし、さらにこっち優位に進められるのかなと。

今日の2セット目に関しては、そういうこともあるっていうか……そこに対してフォーカスするべきではないかな、と思います。

――柳田選手に。先週、パナソニックに連勝して。監督は、チームが勝つために機能してきていると。今日はアクシデントがある中でまた勝って。いろんな勝ち方ができるということは、強くなってきていると思いますが…?

柳田:ある程度、自信は持っていくべきだと思います。慢心と自信をちゃんと線引きをして、自分たちがいい準備をしていい結果を出し続けることが、僕らにアスリートとってベストな道だと思うので。
毎日勝ち続けてるからといって、課題だったり凡ミスだったりとかにフォーカスしないわけじゃなくて、自分たちが更に良くなるっていうポジティブな意味合いを込めて、そういうところにも敢えてフォーカスをして、さらに強くなるっていうところに限界を作らないような、そういうシーズンにしていきたいなっていう。
それは僕だけじゃなくて、みんな思ってるので、もちろん今日もそうですけど、今日より明日、明日より次の試合、だんだん良くなってくるような。そういうチームは強いと思うし、現状維持で終わらないチームにどんどんできるように、という気持ちではあります。

――(明日が終われば)試合が1週空きますが、チームとしてどのように過ごしますか?

柳田:明日やって、うちのオポジット(ムセルスキー)はとりあえず休んでほしいので、休んでもらって。他の人はボールを触ったりすると思うんですけど。僕個人としては間を空けたくないので、あまり休みは長く取らないと思います。1週しか空かないので。
ここ何戦かで出ている課題というのも少なくはないので、そういうところを修正して、次の試合に臨めるように、その繰り返しだと思います。

写真:火野千鶴

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