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インタビュー

2021-01-27 12:15 追加

北京五輪代表・櫻井由香さん(元デンソー)「中学生にバレーボールのできる環境を」 東京REDHEARTSバレーボールアカデミー

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パスのお手本を示す櫻井さんと岩田さん。この日はトスとパスの違いについてなども講義した

 会場である藤村女子中高とは櫻井さんが一昨年、生徒を対象に講演をしたことからご縁が始まった。「伝統的にスポーツに力を入れている学校で、バレー部も高校は都大会ベスト8クラス。理事長先生が私と同年代ということもあり、ご理解、ご賛同いただけました。公共の体育館は定期的に借りることが難しいので、毎週会場が変更になる可能性もあるけれど、学校の体育館であれば、ずっと同じ会場を借りて続けられるというメリットがあります」と櫻井さん。アカデミーは学校の部活動終了後の19時15分から21時までの時間帯で指導を行っている。

 ところで、冒頭でも述べたように、最近はバレー界で元日本代表選手やVリーガーの女性監督の活躍が目立っている。例えば、昨年末の皇后杯の優勝チームJTマーヴェラスの吉原知子監督はバルセロナ、アトランタ、アテネと3度の五輪に出場している。また、今年の春高バレーでは、優勝校・就実高の西畑美希監督が元Vリーガー(ユニチカ→パイオニア)、北京五輪で櫻井さんとチームメイトだった大村加奈子さんも北嵯峨高監督として指揮を執った。北京五輪のチームメイトということでは日立リヴァーレの多治見麻子監督もいるし、昨シーズンまでは竹下佳江さんもヴィクトリーナ姫路の監督を務めていた。また、狩野美雪さんもデフバレー日本代表の監督として金メダルを獲得しているが、櫻井さんは監督業には興味がないのだろうか?
「それが全然興味がなくて…(笑) 監督目線ではなく、中学生以下、あるいはママさんのカテゴリーで同じ目線で教えたいんです。小中学生の保護者の方たちとは年代が近く、私の現役時代を知っている方もいますが、教える時に監督目線にもならないけれど、母親目線にもならないですね」と笑う。

受講生の動きを一人ずつオンラインでチェック

 現役選手は37歳の大ベテランになるまで続けた。「現役時代は練習がとてもつらかったけれど、引退してみて改めて自分はバレーボールが大好きなことに気づいたんです。だから、今でも指導だけでなく、仕事終わりにはママさんや社会人のチームなどに顔を出して、毎日のように体を動かしています。あまり決まらないけど、スパイクも打ちますよ(笑)」

 Vリーグ機構ではさまざまな業務に携わり、多忙な毎日を送っている。例えば、V.TVのオンライン配信にも関わっており、現役時代の人脈を生かして解説者を探したりすることもあるのだとか。子どもたちやママさんなどに指導をすることや、Vリーグ機構での仕事を通じて、お世話になったバレーボール界に恩返しがしたいという櫻井さん。「夢はバレー人口を増やして、Vリーグなどの会場をお客さんでいっぱいにすること。私が小中学生の頃、現在『日本バレーボール・オリンピアンの会』でご一緒させていただいている井上謙さん(ソウル五輪代表/元・日本鋼管→日立国分/現・日本バレーボール・オリンピアンの会理事長)が現役選手で、当時の会場は本当にお客さんでいっぱいでした。当時くらいの勢いを復活させたいですね。そのためにもOB・OGがそれぞれの地元で子どもたちにバレーを教えて、裾野を広げてくれたらと思っています」
 現役時代同様、明るく、目を輝かせて話す姿が印象的だった。

 東京REDHEARTSバレーボールアカデミーについての問い合わせは以下のメールアドレスに連絡を。
iwata141419@gmail.com(東京REDHEARTS ジュニア育成事業部 岩田淳彦)


【プロフィール】
櫻井由香(さくらいゆか)
1974年9月2日、岐阜県海津市出身。養老女子商業高(現・大垣養老高校)卒業後、1993年、日本電装(現・デンソーエアリービーズ)に入団。当時のポジションはレフトだったが、1998年、リベロ制が導入されると同時にリベロに転向する。
1999年W杯、2001・2005年グラチャン、2008年北京五輪など日本代表でも活躍。
2012年現役引退。同年6月から(株)セレスポからの出向社員としてVリーグ機構に勤務する。

取材・文:高井みわ
写真提供:東京REDHEARTSバレーボールアカデミー

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