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2021-02-18 08:00 追加

ぬのTのバレーボール技術論 動作から見た「ブロックシステム構築」への道

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その1:ボールの通るコースとタイミングを予測し、そこにちょうどブロック面の空中位置を合わせる

こんにちは。日本バレーボール協会、日本バレーボール学会編集『コーチングバレーボール』で動作原理を執筆したぬのTこと布村忠弘です。これから、バレーボールの技術論、主に動作について語っていこうと思います。第一回は「ブロックシステム」についてを説明します。

「ブロックシステム」はトータルディフェンスの根幹となる戦術ですが、それを構築するために身につけておかなければならない「動作」があります。その「動作」とはどのようなものか(原理)どのようにして身につけていけるのかを解説していきたいと思います。日本バレーボール協会が出した教科書「コーチングバレーボール」に書いた「動作原理」を実際に身に着けるための手引きと考えています。(この記事はフェイスブックで2020年9月頃に公開したものに、リンクや画像を加えて編集したものです)

到達したいゴールは、「リードブロックをベースにして、コミットブロックを織り交ぜることができる」ことですが、ここで紹介する動作は、リードとかコミットとか反応の仕方に関わらず役に立つものがほとんどです。

ゴールから逆算して考えると、

その前に、「リードでどこまでできるか」限界を見極める
その前に、半信半疑でもいいので「とにかくリードで」対応してみる
その前に、1stテンポにも2ndテンポにもリード(シー & リアクト※)で跳べるようにする
その前に、シー&リアクトで動き出せるように、スプリットステップを身につける
その前に、スイングブロック空中姿勢コントロールできる
その前に、スイングブロックのジャンプができる
その前に、ブロックの空中姿勢を身につける

といったことが必要になります。
(※シー&リアクト:リードブロックで、セッターの手からトスが出るのを「見て」それに「反応」して、ブロック地点を目指して動き出すこと)

しかし、何より重要で、最初から取り組みたいのは
・ボールの通るコースとタイミングを予測し、そこにちょうどブロック面の空中位置を合わせることができる
ということなので、シリーズ「その1」として取り上げます。

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