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コラム

2021-03-14 09:19 追加

”裏天王山”第2戦は大分三好が勝利 入れ替え戦回避の可能性残す

V1男子 コラム

SV男子

 

 

 

 

 

V1男子・大分三好ヴァイセアドラーは3月13日、大分・サイクルショップコダマ大洲アリーナでVC長野トライデンツに3−1(23-25、25-20、25-21、25-16)で勝利した。今シーズン最後の大分でのホームゲームで、地元観客たちの前でホーム初勝利を届けた。

 

また、リーグ戦終了後の現役引退を発表している、主将の米田亘希と石橋克哉が試合前に、「VC長野さんに勝って嬉しい涙を流しましょう」(米田)、「大分に来て6年、いい経験ができた。ホーム最後で勝ってファンの皆さんと喜びましょう」(石橋)と挨拶した。

 

石橋はベンチ登録を外れたが、米田は前日に続きベンチ入りし、リリーフサーバーとして出場し、勝利に貢献した。

 

前日の、入れ替え戦がかかった”裏天王山”第1戦で敗戦し、いよいよ崖っぷちに立っていた大分三好。この日も、第1セットを後半まで優位に進めておきながら、終盤で逆転されてVC長野に奪われた。嫌な流れを引き続けるかと思われたが、この日は違った。地元ファンに初勝利を届けられる最後のチャンスということに、選手たちが奮起した。

 

特にアウトサイドヒッター(OH)のフィリピン代表バグナス・ブライアンはアタックで25得点、決定率が71.4%と驚異的な活躍を見せた。また、大分三好の小さな巨人、山田滉太もアタックだけでなく、サーブだけで5得点も稼ぐ大活躍だった。

 

新型コロナウイルス感染による延期試合が中止となり、勝率による順位決定に変更されたが、入れ替え戦を競るVC長野と大分三好にとって、試合(残り4試合も無事開催なら)での勝利がそのまま順位に直結する。大分三好は現在3勝、リーグ1位のサントリーサンバーズと同6位東レアローズとそれぞれ2試合。VC長野は現在4勝で、同5位堺ブレイザーズと東レと2試合ずつ残す。大分三好には厳しい状況だが、まだ可能性は残されている。ホーム初勝利を弾みにしたいところだ。

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