2021-04-02 13:04 追加
V Cup準優勝のNEC・山内美咲主将「選手の発信力や広い視野が身についたシーズンだった」、金子隆行監督「この大会を経験だけに終わらせず、次につなげたい」 会見コメント
SV女子
●金子隆行監督
■3月27日 セミファイナル・久光戦を終えて
久光さんがブロックディフェンスなどで高いレベルのバレーをしてくるということはわかっていましたが、それ以上に今日は我々のブロックの部分でいいキルブロックを出したということは評価できるかなと思います。山内キャプテンがチームをひとつにまとめて、山内自身も非常に高い数字を残してことでゲームを優位に進められたかと思います。ただ、内容的にリードしてから追いつかれるというケースも多々あったので、明日は最後まで逃げ切れるようにしっかり準備していきたいと思います。
――取り切れたセットとそうでなかったセットの違いは?
金子:取れたセットはよく我慢できたのかなと。プレーの部分であったり、ブロックディフェンスで簡単に相手に点を与えなかったというところがいちばん良かったと思います。
取れなかったセットはブロックディフェンスに限らず、上げるべきボールが上がらなかったり、止められるボールがブロック漏れになったケースが多々ありました。気持ちと実際に起きていることが一致しなかったというのが取り切れなかったセットの敗因だと思います。
――相手のサーブのターゲットを中川美柚選手にした理由とその効果は?
金子:どっちもライトでサーブレシーブをするケースの練習をずっとやってきましたが、ライト側に中川選手がいて、そこをターゲットにしっかりやっていくことによって、レフト側のトスを少しでも短くして、ブロックディフェンスを有効にしていきたいという狙いがありました。また、オフェンス力のある選手なので、そこに少しでも負荷をかけようと思って、ターゲットとして狙いました。うちのサーブにスピードがあり、いいサーブを打てたということが非常によかったと思います。
――澤田選手と曽我啓菜選手をいい場面で起用し、結果も出しましたが、その評価とここで起用しようと考えた意図は?
金子: V CupではVリーグに長く出ていた選手が控えに回るケースが多かったと思いますが、幸い会場がVのセミファイナルでJTさんに負けたのと同じ体育館であり、澤田も曽我もあの日の悔しさを忘れていないと思ったので、同じ場所でそれを晴らしてほしいと思いました。また、予選ラウンドは若手主体で臨みましたが、セミファイナルからは総力戦でいこうという考えもあしました。そういった中でも澤田は途中出場であったり、曽我は本来とは違うポジションで、Vリーグの状況とは異なるため不安な部分もありましたが、最後には彼女たち2人が試合を決定づけてくれたシーンもあり、非常に頑張ってくれたなと思います。
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