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会見・コメント

2021-04-02 13:04 追加

V Cup準優勝のNEC・山内美咲主将「選手の発信力や広い視野が身についたシーズンだった」、金子隆行監督「この大会を経験だけに終わらせず、次につなげたい」 会見コメント

V1リーグ 女子

■3月28日 決勝
NECレッドロケッツ 1(24-26、25-20、21-25、17-25)3 埼玉上尾メディックス

●山内美咲主将

今日はファイナルということで少し意気込んでしまった部分もありましたが、いつも通りにやるということと、「七転び八起き」というテーマを掲げて臨みました。どんな状況でも攻め続けることを忘れずにやり続けようということをチームとしてみんなで確認して試合に入りました。苦しい場面もありましたが、オフェンスで打ち抜くシーンもあり、私たちがやってきたことがひとつ身になってきているのかなと感じました。敗因は精度や、プレーの粗さが出たところだったと思うので、そこをつなぐためにも練習の中から一人ひとりが勝ちに対しての意識を上げていって、黒鷲旗ではもう一段階レベルアップした状態で優勝目指して頑張っていきたいと思っています。今日はありがとうございました。

●吉田あゆみ選手

今日の試合を通して、よかった部分もありましたが、チームとして取り切れなかった部分があったので、そこをまた練習から全員で詰めていって、レベルアップできるように頑張っていきたいと思います。

●安田美南選手

この試合では自分が苦しい場面でトスを上げた時にたくさんの先輩方が打ち抜いて点数を決めてくれていましたが、勝負どころでのセットの精度の甘さが敗因だと思います。 黒鷲旗ではしっかりアタッカーに打たせるところまでトスの精度を上げて、次は日本一を獲れるように頑張りたいと思います。

――安田選手に。大会中、同じセッターの澤田選手や塚田(しおり)選手がセット間、タイムアウト中などに安田選手にいつも声をかけていましたが、印象に残っている言葉はありますか?

安田:技術のことだったり、「今、ブロックがこうなっているよ」という戦況についてもたくさん言っていただきましたが、自分が初スタメンですごく緊張していた中、お二人が「自分の持っている力を出し切れば、スパイカーの先輩方も思い切って打ってくれるから、思い切りやっていいよ」と言ってくださったのがいちばん印象に残っています。

――吉田選手に。今日の試合は打数も多く、決定率も高かった(42打数、決定率50%)ですが、好調の要因は?

吉田:前回の埼玉上尾戦で相手のブロックを見ないで打ってしまった面があったので、そこを修正して、ブロックの細かいところまでしっかり見て、打ち分けられるように意識したことが今日の数字につながったのではないかと思います。

――山内主将に。まだ黒鷲旗が残っていますが、主将としての今季のVリーグ、皇后杯、V Cupまでの総括は? また、個人賞でサーブ賞も受賞されましたので、ご自身のサーブについての振り返りもお願いします。

山内:チームに関してはコロナ禍というところで、全体で集まって始動するのが例年より遅かったのですが、その分、一人ひとりが課題に向けてどう取り組んでいくかということを考える時間になり、自分自身と向き合う時間が多かった分、合流した時にお互いに対応力が身についているなと感じました。シーズンを通して、チームとしてもいろいろなことに対して対応力がついたと思うので、コロナ禍ではありましたが、そこは成長したかなと。

自分から発信する力を身につけてほしかったので、あまり密になれない中でも、時間を決めて、コミュニケーションの質にこだわり、内容をお互いに深く掘り下げられるように、いつもなら全体でやるところを3~4人くらいの小グループにして、意見を出しやすい状況を作りました。そういう機会を増やして、そこから全員で目標に向けて頑張ろうという形に持って行けたことが、今シーズンの今までと違っていたところかなと思っています。
そのおかげでコートの中でも自分から発信することが増えたので、今までだったらデータ通りにすることなどに固執していたところが、視野が広がり、一人ひとりが「今相手がこうなってるから、こうしよう」とか、 「相手ベンチがこういう動きをしているから、こうしていこう」とか、そういうところまで見ることができるようになりました。

サーブ賞については、賞を獲りたいと意識しすぎなかったことが結果につながったのかなと終わってみて思います。1球1球に思いを込めて打ち続けた結果がこういう形になりましたし、練習をして「ミスはしない」という自信をつけて打っていたので、どんな時でも攻めるサーブを打つことができていたと思います。

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