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会見・コメント

2021-12-08 11:20 追加

埼玉上尾・佐藤優花「点を取るのが自分の仕事」、日立Astemo・齋藤加奈子「何かをやられたという試合ではなかった」 V1女子会見

V1リーグ 女子

■日立Astemoリヴァーレ

●齋藤加奈子主将

今日は第1セットにちょっとアクシデントがあった中で、第2セットを立て直せました。そこはすごく大きかったのですが、勝ち取った後の第3セットにサーブレシーブが崩れてしまいました。連続失点があって、今度は立て直し切らずに第4セットに入ってしまった。そこがチームとしての課題かなと思います。連携面は明日修正できると思うので、ブロックとディグというところをもう1回映像を見て確認して、明日は勝ちにいける試合をしていきたいなと思います。

●長内美和子選手

第3セットの入りの時から、ミドルと合わなくなってしまったりとか、チャンスボールがバタバタしたりとか。今日は試合全般で二段トスの精度があまり良くなくて…。埼玉上尾さんも二段になった時にはブロックに跳ばないということがあったんですけど、そこで思いっきり打ち込むことができなかったのが今日の反省だと思います。そこをしっかり修正して明日は絶対勝ちにいきます。

●境紗里奈選手

二段トスの質で取り切れるポイントが結構あったのかなと思います。自分の感覚としてはすごく何かをやられたっていう感じではなくて、自分たちのミスから始まって、流れを掴めなくて。最後追いつけるかな…追いつけない、みたいな感じが多かったです。主導権を握れるような試合ができたら、もう少し違ったのかなと思います。「明日はできるかな?」とかそういう弱気は今のチームにはないと思うので、もう一度気持ちを切り替えて戦っていきたいと思います。

ーー齋藤主将に。第3セット、ロレンネ選手にサーブで攻められてしまいましたが、あの場面を振り返っていただけますか?

齋藤:相手はフロントレフトを攻めてきました。私達の攻撃をできるだけ少なく、遅くさせるというのが狙いだったと思います。その時に隣にいたのが室岡(莉乃)と上阪(瑠子)だったんですけど、上坂に広めに範囲を任せつつ、私が室岡の方にフォローに行くという形で対応していました。

ロレンネ選手のサーブもすごく良かったですし、ハイセットを打てる選手がリヴァーレにはたくさんいるので、(セッターにAパスを)返す意識より真上に上げて、ハイセットで良いから勝負しにいこうと声をかけていて、監督からもその声をもらっていたのですけど、落ちるサーブだったり、奥に来るサーブにやられてしまったところがあるのかなと思います。

ーー長内選手に。第2セット、改善できたところは?

長内:自分達からサーブで攻めて相手を崩して、ハイセットに対してディグをして攻め返すことができていたかなと思います。サーブターゲットとしては佐藤選手を狙うというのがあり、そこを徹底していこう、という感じです。

ーー齋藤主将に。普段のリヴァーレに比べて少し「おとなしく」感じました。何か思うところがありますでしょうか?

齋藤:第1セットに乗り切れなかったというところも原因として一つあるとは思います。今のチームは「相手に合わせてしまう」ところがあります。課題としては自分たちのやりたいバレーを「やり切る」という部分ですね。攻めよう攻めようという(焦りの)気持ちの面が…(言葉を探しながら)そうですね。やっぱり気持ちの面では、おとなしかったと言われてしまってもおかしくない試合だったのかなとは思います。

ーー埼玉上尾は「戦略的」なチームですが、試合の中で相手にはめられたと感じるところはありますか?

齋藤:第2セットは私達がサーブで攻めていたので、相手の攻撃がハイセットになって、ブロックが機能したところがすごく良かった点でした。でも、やっぱり負けているセットというのはライトを多く使われたり、ミドル・レフト(のコンビ)で点数を取られたり。ミドルがあるからミドルを見てレフトへの対応が遅れてブロックを利用されるという感じです。
セット毎とか点数によって相手のコンビの組み立て方が異なり、私たちのブロックを惑わす。攻撃が偏らず、ライトから攻められたり、レフトも使われたり、セットによってコンビパターンがすごくあったので、そこが今日はちょっと対処しきれなかったところかなとは思います。
ただ、(決定的な)何かをやられたという試合ではなかったので、私たちが今日修正できるところはすごくあると思います。受け身にならずにやっていきたいですね。

ーー長内選手に。課題となった第1セットではサーブターゲットである佐藤選手を攻め切れていないようにも感じました。第1セットでは意図的に他所も狙ったのか、結果的に他の選手に処理されてしまったのか?

長内:ターゲットとしては最初から佐藤選手でしたが、第1セットは狙い切れてなかったかなと思います。試合途中、監督からもしっかりサーブターゲットを狙っていこうと声をかけてもらって、そこから自分たちも徹底しできたということはありますね。最初からやっぱり相手にプレッシャーをかけていかなければと思います。

齋藤:やはり佐藤選手を狙ってはいたのですけど、リベロの山岸選手と内瀬戸真実選手がすごく範囲を広く取ってくるのがデータでも出ていました。そのフォローの範囲内にサーブが行くというのは想定内でしたが、結果としてリベロの正面を突いてしまったサーブが第1セットはすごく多くありました。
第2セット以降は相手がケアに入っても崩れるというか、動いた状態でリベロが取ることが結構あったので、それが相手のパスが崩れる原因だったのかなと思います。狙った先でリベロがフォローしても相手が崩れるところが第2セット目以降は多くなりました。

ーー長内選手に。決定率も高く長内選手自身のプレーは好調に見受けられました。

長内:今日は個人的にも調子が良かったです。第3セットくらいからライトが少なくなってしまったので、そこでセッターに「持ってきて」と言えたらもっと良かったのかなと思っています。ブロックも最初はストレートに行き過ぎてしまって、クロスをガンガン打たれてしまう状況でしたが、途中位置取りをしっかり修正できて、中に跳んで対応できたので、そういう面でも良かったかな。全体的に良かったと思っています。

ーー埼玉上尾の佐藤選手が今シーズン活躍をしていますが、長内選手から見て佐藤選手はどういうスパイカーだと思いますか?

長内:ブロックを使って決めるのがすごく上手いなと。カンチャン(ブロックとブロックの間)が開いたら絶対にそこを打ってくるので、やっぱりブロックをしっかり見て打てているんだなと思います。

ーー境選手に。今シーズン、スタメンセッターとして試合を重ねる中で見えてきた手応えや、課題は?

境:どの場面でどのアタッカーに打たせるかとか、相手を見てウィークポイントを探して徹底的にそこにトスを上げるというのがやっぱりまだできてないですね。今はアタッカーが決めてくれて、「よかったね」ってなってますけど、もう少しアタッカーが楽に決めたりとか、組み立てとして相手の嫌なところとかブロックの逆をつくようなトス回しができたらいいなと思っています。
やっぱりそこは試合を重ねて修正というか、学んでいけたらいいなと。試合を一つひとつ…何て言うんですかね、私の学びの場じゃないのですけど、経験させてもらっている中でもう少し成長できたらいいかなと思います。

ーー今日の試合での配球は?

境:相手のミドルやライトは外国籍選手だったり大きい選手が多いので、こちらのライト側から攻めたり、クイックをメインで使う。チームとしてもミドルを使っていこうというコンセプトがあるので、そこを上手く使いつつ、サイドに振るというトス回しを今シーズンはテーマにしています。

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