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会見・コメント

2021-05-16 18:06 追加

籾井あき「中田監督からはストーリー性を持ったトス回しをするように言われています」 囲み会見全文

女子日本代表 籾井あき 囲み会見全文

全日本代表 女子

5月13日にオンラインで行われたバレーボール女子日本代表・籾井あき選手の囲み会見コメントをお届けする。

――先日の中国戦、緊張したとおっしゃっていましたが、これまでの試合と代表戦の重圧の違いはありましたか?

籾井:重圧というよりも、まだ2か月ほどしかコンビを組んでいないメンバーと戦う不安と言いますか、大丈夫かなという気持ちが大きかったです。

――以前の取材でオリンピックに出場したいという気持ちが湧いてきたとおっしゃっていましたが、直前に迫った東京オリンピックに出たいという気持ちは今、どれほど高くなりましたか?

籾井:出たいという気持ちもありますが、まずは自分が成長するということが一番と思っています。その成長の延長線上にオリンピックというのがあると思っています。

――今月末からのネーションズリーグ(VNL)では、どんなプレーでアピールをしたいですか?

籾井: 海外に比べて高さという部分では難しい部分もあるので、ディフェンスであったり、チームとして全員で1点を取るというところにこだわってやっていきたいと思います。

――高校2年生からセッターを始めて、わずか4年で代表に選ばれましたが、セッターとして大事にしている練習はどんな練習ですか? また、試合前や練習でゲン担ぎやルーティーンなどがありましたら教えてください。

籾井:私が大事にしているのはカゴトスという練習で、リングのようなものをサイドに置いてトスの練習をしています。試合前、会場なども関係あると思うのですが、まずは自分のボールに触った感覚だったり、1日ごとの感覚が違うので、そういうことを自分の中で理解するためにもやっています。

―― 古賀(紗理那)選手が籾井選手はバックアタックを使うのが上手だとおっしゃっていましたが、ラリー中のバックアタックの使い方をどのように意識されていますか? また、中国戦の時、タイムアウトで黒後(愛)選手と2人で話す場面が多かったと思うのですが、どのような確認等をされていましたか?

籾井: バックアタックは所属チーム(JT)でもよくやっているというのもあるのですが、こちらの攻撃が3枚だけなのよりも、後ろの2枚が加わるとコートを全部見なければならないので、相手にとって嫌だというのがわかっているので、ラリー中は多く使っていると思います。トランジションだとAパスが返ることが難しいので、そうなった時に一番速いテンポがバックアタックだと思うので、一番速い攻撃だと認識して使っています。

中国戦の時の黒後選手との会話は、まだ一緒にプレーして間もないので、「こういう時はこういうふうにトスを上げてほしい」とか「ゆっくり持ってきてほしい」とか、そういうことを逐一確認していました。私から見た黒後選手と、本人がどういう場面でトスを持ってきてほしいかにズレがあったら勝負所で伝えきれないとか、そういうことにもなってくると思うので、 アタッカーの特徴を知るためにもコミュニケーションをとるようにしています。

――中田(久美)監督は元日本代表のセッターでしたが、監督からはどういう指示を受けていますか?  先日、中国と戦ってみて、監督からのアドバイスも踏まえて、今後世界と戦うために何が必要だと思いましたか?

籾井:監督からは選択を間違えないということ、セッターが1本トスを上げる場所によって勝敗が変わったりしてくるので、そのミスをどれだけ少なくできるかということを言われています。ゲームのストーリーを作る中で、最後にここを使いたいから、それまでこういうふうにしていくとか、そういうストーリー性ということを教えてもらっています。

中国戦に関しては、サイドアウトのところで相手に何度もブレイクされてしまう場面が多くて、そのために全体的なコンビの精度、1本で決めさせられるところまで持っていくというのが自分には全然足りていないと感じました。それがチームの勝敗にも関わってくるというのもわかっているので、そういうところをもっと詰めていきたいです。

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