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会見・コメント

2021-05-18 09:54 追加

小野寺太志「ポジション争いは誰にも負けない自信あり。同級生の石川が主将になり、僕もチームにいい働きかけをしたい」囲み会見コメント

男子代表・小野寺太志 囲み会見

全日本代表 男子

 5月17日にリモートで行われたバレーボール男子日本代表・小野寺太志選手の囲み会見コメントをお届けする。

――先日の紅白戦の後、ネーションズリーグに向けて取り組んでいることと、ネーションズリーグでの具体的な目標を教えてください。特に、東京オリンピック予選ラウンドでも対戦するイタリア、ポーランド、イランにはどのような課題と目標を持って臨みますか?

小野寺:僕のポジションはミドルブロッカーなので、ミドルブロッカー全員で取り組んでいることは、スパイクコースの打ち分け、サーブの質の向上、あとはブロックのシステムの確認であったりとか、そこをどう試合の中に当てはめていくかというのを今、集中して、そこを意識して取り組んでいます。

ネーションズリーグでは、オリンピックでも同じグループになるであろう国がいるので、そこは意識して戦っていかなければならないと思います。そのチームに勝つためにも直接的なブロックでのポイントは数多くは取れないとは思うんですけど、ディフェンスであったり、チャンスボールにするしつこいブロックであったり、ブロックしやすいサーブにはチーム一丸となって取り組んでいかなければならないところだと思っています。

――1972年ミュンヘンオリンピックではBクイックや一人時間差などを編み出した日本が金メダルを獲得しました。しかし、日本はその後、高さやパワーに勝る海外の強豪国に勝てない時代が続いています。ミドルブロッカーとして、日本が強豪国に勝つためにはどのような攻撃やブロックをすればよいと考えていますか? ご自身の取り組みや経験とともに具体的に教えてください。

小野寺:海外の選手の方が高さやパワーがあるというところは仕方がないというか、ある程度自分の中でも区切りを置き、ミドルブロッカーなのでブロックでどれだけ貢献できるかということを考えています。相手のセッターの特徴であったり、試合の流れや状況を読んで、的確にブロックすることが勝つためには必要になると思いますし、日本人らしく、粘り強いバレーをすることが何よりも大切だと思うので、1本で決まらなくても粘り強くラリーを制して勝ち取ることであったりとか、そういうプレーをしていけたら、勝利に近づくのではないかと思っています。

――これまでの国際大会で対戦して、最もすごいと感じたミドルブロッカーの選手をそのすごさとともに教えてください。また、ミドルブロッカーについて、最も尊敬する選手や目標とする選手、理想像などがありましたら、具体的に教えてください。

小野寺:僕は直接対戦したことはないのですが、アメリカのホルト選手など、アメリカのミドルブロッカー陣は、とてもリードブロックが上手で、相手の動きを見て、そこから素速い移動をして、高いブロックをする。そういったところを見てると、とても勉強になるというか、目指すべき姿はそこなんだろうなと思うし、スパイクの面でもコースの打ち分けの幅が広かったり、高さもあるし、そういうところを見習っていかないといけないなと思っています。

――今、非常にポジション争いがどのポジションも激化していると思いますが、ミドルブロッカーの中でご自身がそれを制することができるという自信はありますか? また、2017年にアウトサイドのポジションを経験しましたが、もしあのまま自分がアウトサイドを続けていたら、今のアウトサイドのポジション争いの中で勝てたと思うかをそれぞれ教えてください。

小野寺:ポジション争いの件に関しては、仲間ですけど全員がライバルなので、そこに勝っていかなければならないと思うし、今誰にも負けないという自信を持ってやっているので、ポジション争いは負けない自信があります。
2017年にアウトサイドをやりましたが、今あのままやっていても、メンバーに入れていたかどうかは正直わからない。実際にはやってないので何とも言えないですけど(笑) でも、やっぱり(高橋)藍、大塚(達宣)、高梨(健太)など若い、新しい選手が入ってきて、勢いもあるし、力のある選手が多い中で、僕が2017年から4年間やっていて、うまくいったのかどうかは僕次第だったのかなと思います(笑)

――ネーションズリーグは五輪前最後の国際試合となり、チームの中ではさまざまなテーマがあると思いますが、個人では何かテーマを持ってこの大会に臨みたいというものがありますか?

小野寺:ネーションズリーグの中では選考も兼ねて戦いますし、オリンピックに向けてチームを作っていくという意味合いもあるので、その中に自分が日本代表に必要な選手となって入っていかなければならないと思います。自分自身のプレーもそうですし、どれだけチームにフィットできるかというのも意識しながらやっていけたらと思っています。

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