2021-05-26 17:45 追加
清水邦広「北京五輪全敗の屈辱を晴らすためにも、東京五輪12名に残り、結果に貢献したい」
清水邦広囲みコメント
全日本代表 男子
2021年4月26日に行われたバレーボール男子代表の始動会見の際に行われた清水邦広選手の囲み取材の様子をお届けする。コロナ禍でのオリンピック開催についてや、盟友福澤達哉選手との約束、そしてオリンピック12名に生き残るためにアピールしたいこと、課題となっていることなど。
――コロナの影響もあり、ワールドカップのような大観衆の中でプレーをすることが難しくなりました。改めてファンの声援についてどう思うか。また週末にはオリンピックの強化マッチがありますが、東京オリンピックへのサバイバルということを踏まえ意気込みを。
清水:応援の力というのはすごく僕たち選手にとって後押しになりますし、応援の力があるからこそファインプレーが生まれる。いつもだったら繋げないボールがつなげたり。なので、リモートマッチ、無観客、Vリーグでも経験しましたが、見えないところでも(ファンと)つながっているという思いでプレーしています。
週末の試合に向けて、親善試合でもしっかりと自分の良いプレーをして、東京オリンピックに出るんだ、という気持ちで、(最終12名に)選ばれるように、自分の持ち味を思う存分出していきたい。今このようにバレーができる環境を当たり前だと思わず、スポーツ全体となって皆さんに元気をお届けできるように。僕たちはバレーボールででしか皆さんに元気をお届けできないと思うので、みんなに元気や希望を届けたい。
――オリンピックイヤーに盟友福澤達哉選手とともに代表に選ばれたことについて。オリンピックに向けて、福澤選手に改めて話したことはありますか。
清水:福澤選手は、僕が怪我をしてから僕を引っ張ってくれた存在でもありますし、13年前北京に出てからずっと代表で活動してきた仲間でもありますし、親友でもあります。東京オリンピックを戦うための候補に選ばれたということは、僕たち二人にとってとても嬉しいことです。でもまだ最終の12名という枠がありますので、その枠にしっかり入れるようにお互い切磋琢磨したい。僕たちの合言葉は「現地集合」なので、東京オリンピックで二人揃ってコートに立てれるように。今のこの時間はすごく大事になってきます。僕たちのアピールが鍵になってくると思います。
年齢からすれば僕らはベテランですし、若い選手も今すごくいい。将来性から見たら若い選手のほうが東京オリンピックで活躍してパリオリンピックにつなぐということも大事になってくる。なので、僕たちベテランしかできないパフォーマンスをしっかり出せれるようにしたい。チームに良い影響を与えられるように二人で頑張っていこうと話をしています。
――若い選手も増える中で、今の自分でオリンピックに挑戦できる喜び、これまでと違う感情があるか。
清水:年齢が上がるにつれてコンディション作りは年々難しくなっている。それは福澤選手とも話題に上がっています。でも昔と違っていい練習方法、ケアができているので、しっかりと大会に向けてやっていきたい。
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