2021-12-08 17:10 追加
FC東京が今季限りで活動休止 V1男子
FC東京が実質廃部に
V1リーグ 男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MENのFC東京が8日、今シーズン(22年5月末日)をもって活動を休止することを発表した。来年の全日本男女選抜大会(黒鷲旗)が最後となる予定。
FC東京バレーチームの母体は東京ガスで、現在も東京ガスのグループ会社の社員が社業をこなしながら活動を続けていた。1948年に前進となる東京ガスバレーボール部が発足し、2003年からサッカーJ1と同じ名前に変わった。1部昇格はなかなか実らなかったが、2009/10年シーズンに入れ替え戦に勝利して昇格を果たし、その後は1部を維持した。2011年の全日本選手権(天皇杯)、2012年の全日本男女選抜大会で準優勝の実績がある。
昨シーズンから元日本代表の古賀太一郎選手が所属。なかなか上位チームに勝てないシーズンが続いていたが、今シーズンはJT広島や対戦当時首位の堺ブレイザーズにも勝利し、活躍が期待されていた。
11月22日には、IT会社ミクシィが、FC東京(サッカー)を運営する東京フットボールクラブを子会社化すると発表した。ミクシィは2018年から東京フットボールクラブのスポンサーや少額株主になっていた。2020年、2021年のシーズンは新型コロナウイルスの影響でFC東京の入場料収入が大きく減少した。ミクシィは東京フットボールクラブの第三者割当増資を引き受けて子会社化し、経営の安定を図るという意思表示をした。
関係者によると、選手に活動休止が知らされたのは昨日(7日)の夜になってから。今は全体移籍の方向も含めて探っているところだという。
FC東京のコメント(公式HPより)
取り巻く事業環境の変化、中長期的な事業成長の可能性、Vリーグの将来に向けた事業化・高度化計画への対応等を総合的に検討した結果、活動を休止することを決定いたしました。
また、同様にバレーボール教室など普及活動も休止いたします。
バレーボールチームは、サッカー同様みなさまに大きなご声援をいただき、日本のトップリーグまで昇格出来ました。これまで多大な応援を賜りましたみなさまには、心より感謝申し上げます。
Vリーグ機構 代表理事会長 國分裕之からのコメント
この度、FC東京の活動休止の申し入れがあった際には、Vリーグの歴史をともに歩んだ名門チームの一つが幕を閉じることに大きな衝撃を受けました。今シーズンも開幕から接戦を繰り広げて、リーグを盛り上げている最中であっただけに、今回の決定については誠に残念であります。Vリーグをはじめとする数々の好成績に加えて、東京をホームタウンとして地域と密着してきた実績は絶大でありました。今後は、希望する選手・スタッフが継続してバレーボールを続けられる方法をFC東京とともに模索してまいりたいと考えています。
写真:火野千鶴
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