2021-07-28 16:03 追加
アメリカ女子、トンプソン34本の大当たりで中国を撃破 男子ブラジル代表ドグラス「LGBTQIA+も同性愛者以外の人と同じく最高レベルでバレーできることを僕は証明している」
海外バレーコラム
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女子の初日にトルコの0-3で敗れた中国は、2戦目となるアメリカ戦で巻き返しを図ったが、アメリカのOPジョーダン・トンプソンに34得点され、2敗目を喫する。
■中国らしさがまだでない
初日のトルコに続き、アメリカにも0-3で敗れた中国。初戦はトルコの猛攻に圧倒され、14-25のスコアが物語るように、何をやってもうまくいかない状態であった。
アメリカ戦ではOHチョウ・ジョウチョが被ブロックを食らい、リ・エイエイにメンバーチェンジして、チームの調子を上げてきた。しかし、この日もまたしても世界のエース、シュテイのお株を奪ったのは、アメリカのOPジョーダン・トンプソンで、スパイク、ブロック、サーブと34得点の大活躍だった。それに助けられ、逆側OHの攻撃も効果的だった。「コートであろうとベンチであろうとチームのためにできることをやろうと思いました。チーム内で自分の役割をしっかり認識して、それに徹しました。チームの勝利に貢献したかったので、そこに集中しました」とトンプソンはFIVBのインタビューに答えている。
またリベロのジャスティン・ウォン-オランテスがレシーブの位置を的確に把握し、ブロックとレシーブ両方のディフェンスで攻撃陣を盛り立てた。アメリカは先月のネーションズリーグでも何試合かはOHキンバリー・ヒルをリベロにするなど、万が一リベロが出場できないような場合にも、しっかり準備している。
中国はリオ五輪でも初戦を落とし、グループリーグ4位通過ながらも優勝したが、精神的な立て直しが必要だ。
■40歳の今が一番充実しています
前日の男子ブラジルについで女子ブラジルも、2戦目はフルセットに追い込まれての勝利だった。ドミニカ共和国のブロックや粘り、OHとMBのマルチネスコンビに苦戦したブラジルを引っ張ったのは、この日40歳の誕生日を迎えたMBカロル・ガタッスだ。「日々の出来事すべてが素晴らしいです。40歳を迎え、五輪を戦っているなんて、最高の神からの贈り物だと思います。ドミニカはブロックが厳しく、いい動きでした。勝てて嬉しいですし、大会の中でもっと成長していきたいです。ひとつひとつ次の試合に集中していきたいです」と試合後のインタビューで述べている。
その次の相手となるのは日本だ。カロルの他にもう一人、控えのOPロザマリア・モンチベレーが出てきた時も要注意だ。
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