2021-08-23 08:12 追加
柳田将洋「呼んでいただけるのであればその場(代表)に行きたいのはもちろんあります。そのために常に準備したい」大宅真樹「五輪メンバーからは外されたので、その時点で次の五輪に向けて切り替えた。代表で得られたものをチームに活かしたい」
大宅主将柳田将洋対談
SV男子 / 全日本代表 男子
サントリーサンバーズの大宅真樹キャプテンと柳田将洋選手に対談をしていただきました。
前編では14年ぶりの優勝を振り返っていただき、後編では代表で得られたもの、連覇に向けての抱負を伺っています。
――そのあと、優勝して代表に招集されたと思うんですが、それぞれ違いはあるにしても、代表で得られたことをまず大宅選手からお聞きしたいです。
大宅:当然、全選手が質の高いプレーを求めて練習からやっている中で、1日1日を何かチャレンジする姿、特にセッターの2人(藤井直伸選手と関田誠大選手)を僕は見てきて、今のスキルでもいいはずなのに、もっともっと上を見ている姿や練習の取り組みだったりを間近で見れたのが今シーズン初めてだった。僕もまだまだ足りないと思ったし、ネイションズリーグに連れて行ってもらって、チャンスは少なかったにしろ試合に出る機会もあった。
選考に関しては監督やスタッフからも(セッターの)3番手の立ち位置に今いると言われていて、そこで(五輪の)メンバーに食い込むために何かインパクトを残さないといけない。自分のアピールポイントというのをなかなか自分の中でハッキリと持てていなかったというのを改めて感じました。「自分を知る」というのは、アピールするにしてもこれからのバレー人生にしても、そこが一番スタートラインになります。僕の中でまず自分のことをしっかりと見つめ直す。そうしないといけないのかなとすごく感じたので、そこを今、チームでオフをもらってるんですが、その時間もそういったことに使いながら、今は気持ちの整理だとかリフレッシュに当てています。またシーズン通してそこを更に成長させていきたいなと思いました。
――個人的にはロシア戦は大宅選手がすごく活躍されて、アピールできたんじゃないかなと思ったのですが、本人としてはまだ自分がアピールするところをもっと知らなければという思いでしょうか。
大宅:そうですね、あの試合に関してはシニア代表で初めての公式戦だったので、もちろんアドレナリンはすごく出ていたし、自然と体の動きもよかったので、よくビギナーズラックとかありますけど、それに近い感じもあったと思います。そこから先の試合が自分の本当の姿だと思っていて、挑戦はしたんですけども、なかなか上手くいかないことも多かったです。でもロシア戦に関しては、初めてとしては自分に100点をあげられるかなというくらいはできたかなと思います。
――ちなみにシニアA代表が初めてだったんですか。
大宅:A代表は昨シーズンは試合がなかったので紅白戦だけで、1年目のとき、たぶんマサさんと初めて会った薩摩川内の合宿で、ABに分かれたときで僕はアジア大会の方に行ったんですけど、ケガで直前で離脱するという形になったので、(今年の)ロシア戦が初めての公式戦でした。
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