2021-08-23 08:12 追加
柳田将洋「呼んでいただけるのであればその場(代表)に行きたいのはもちろんあります。そのために常に準備したい」大宅真樹「五輪メンバーからは外されたので、その時点で次の五輪に向けて切り替えた。代表で得られたものをチームに活かしたい」
SV男子 / 全日本代表 男子
――柳田選手に。代表で目標としてきた東京五輪で、コンディション不良ということで持っているものを発揮する前に決まってしまったところもあると思うんですけど、その辺りの心情と今それからどう上手く切り替えられたかについてお聞かせください。
柳田: まず選考に関しては、単純に自分の力不足がすべてだなと思います。準備不足だったりとか、アピールするタイミングだったり、自分ではかれたところをはかりきれなかったりとかで、そこは本当に受け取めました。ただ、直後は本当に「無」でした。何もすることができませんでした。
でも、五輪を戦う12人選ばれて、彼らが日本のトップの12人であることは間違いないと思うので、それに対しても僕は何もない。
僕自身の今までの感覚では本当に自分にベクトルを向け続けているので、特に外の環境とかではなくて、本当に自分が何ができるのかということに対して挑戦をし続けてきたところがある。ですから自分が望んでいない結果になったとしても、自分自身の問題というか、「じゃあ何をすればここからよくなっていけるか」というところにすぐに目を向けられたかな。少し時間はかかったんですけど。
それで次の質問に移るんですけど、例えばサンバーズとの契約を更新させてもらったりとか、いろんな人たちのコメントだったりとか、そういった連絡をもらったりとか、常に自分が挑戦していることに対していろんな人からのサポートがあるということを、改めていろんな人からの声かけだったりとかで気づけた。選考に残れなかったのは非常に悔しくはあるんですけど、それが少し紛れるくらい改めて幸せなことなんだなと気づかせてもらいました。ですからそれは自分が次に新しく踏み出す原動力になっていると思いますし、あとはプロとして目的が必ず達成できるかというのが是ではないというのはわかっているので、次の目標を立てるしかないと思う。少し理論的すぎるかもしれないんですけど、どうせ次に動き出すなら早い方がいいと思っているので、次のシーズンに向けて更に活躍する準備を今しているところです。シンプルにそれだけという感じです。
――報道で、なかなか次の目標に目を向けるのが難しい状況だということをおっしゃられててすごく心配だったんですけども、今の時点ではサンバーズの次のシーズンなどに目を向けられるようになったということですね。
柳田: そうですね、そうです。
――お二人に。もちろん代表だけがバレー選手のすべてではないと思うんですけど、またパリ五輪とか、世界選手権とかありますけども、そういったものを目指すという気持ちはありますか。
大宅:僕自身は東京のあとのパリ五輪を目指して、去年くらいにそれを頭においてやっていたんですね。でもその前の年に代表に選んでいただいて、五輪メンバーからは外されたので、その時点で次のオリンピックに向けてという思いはありました。今年こういう経験をいろいろさせてもらったので、その経験をまた次に生かすことも頭にあります。でも今サンバーズに戻って、チームにまた自分をマッチさせていかないといけない。もちろんその先に代表があるんですが、チームでまず結果を残すことというのを第一に考えてやっていこうと思います。
柳田:そうですね、呼んでいただけるのであればその場に行きたい、その場でプレーしたいなというのはもちろんあります。
――具体的にこの大会というよりはいつでもという感じですか。
柳田:はい。いつチャンスが来るのかとかは僕が想定できることじゃないですし、それに向けての準備は常にしたいなとは思っています。
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