全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>フィリップ・ブラン新監督就任内定記者会見「日本チームの長所である速さと柔軟性を伸ばせば、よりパフォーマンスも向上するはず」(全文)

会見・コメント

2021-10-20 05:37 追加

フィリップ・ブラン新監督就任内定記者会見「日本チームの長所である速さと柔軟性を伸ばせば、よりパフォーマンスも向上するはず」(全文)

フィリップ・ブラン新監督就任内定会見(全文)

全日本代表 男子

 10月19日にオンラインで行われた男子日本代表、フィリップ・ブラン監督就任会見のコメントをお届けする。

 出席者は、日本バレーボール協会会長・嶋岡健治氏、同ハイパフォーマンス事業本部本部長・矢島久德氏、男子強化委員会委員長・南部正司氏、男子日本代表チーム新監督フィリップ・ブラン氏の4名。ブラン監督は母国フランスからの出席。

■嶋岡健治会長

先般、JVA(日本バレーボール協会)の理事会で、次期男子監督が決まりましたことを受けまして、新監督フィリップ・ブランを含めまして皆様にお話をさせていただきたいと思います。

私からフィリップ・ブランに決まりました経緯、期待する部分について少しお話しさせていただきます。
皆さんご存知の通り、ブランは前の体制で5年間、男子代表のコーチという形でいろんな形でチームに携わってきました。東京オリンピックでは29年ぶりに決勝トーナメントに進んだということで、チームをいちばんよく知っている人材です。並びに5年間やってきたこと、いろいろな言い方があると思いますが、家を造る時に、5年間かけて本当にしっかりした土台ができて、その完成を次のパリまでの間に3年という短い期間ですが、その成果をいかんなく発揮できる人材であると。継続性、チームの内容をよく熟知しているというようなことで彼に監督を依頼することに決めました。

パリのオリンピックを目指して頑張っていただくわけですが、もちろん我々の目標は東京オリンピックで決勝トーナメントに進みましたけど、それ以上の成績をパリ大会では目指すということを大きな目標にして頑張ってもらいたい。そういうことを含めまして、今回フィリップ・ブランに監督を要請するという形になりましたことをご報告申し上げたいと思います。

■南部正司男子強化委員会委員長

嶋岡会長からありましたように、男子チームはこの東京オリンピックは29年ぶりに決勝トーナメントに進出いたしました。この成果を継続し、更に強くするために、今回フィリップ・ブラン氏に監督に就任していただくことになったわけですが、私の役割は今の男子チームを更に一回りも二回りも大きく、強くするためにいかにチームにサポートできるかというところをやっていきたいと。そう考えております。

パリオリンピックまでにはまず、来年に迫っている世界選手権で成果を示さなくてはなりません。しかしながらフィリップ・ブラン監督においては、5年間日本男子チームを熟知して、見ていただいている。それ以外の、今後成長してくる選手たちのことも理解している。そういう意味で非常に力強く、私自身も安心しているところです。そういった中でひとつひとつ成果を出していくために、いろいろな施策も打ちながら、強い男子チームを作れるように、しっかりとチームをサポートしていきたいと考えておりますので、皆様方のご支援賜りますよう、どうかよろしくお願いいたします。

■フィリップ・ブラン監督

このたび全日本の監督という重要なポジションを拝命し、非常に光栄に思っております。東京オリンピックを終え、2024年のパリオリンピックに向けて非常に重要な状況の中、このような大切な任務を賜りましたこと、非常に光栄に思いますとともに精進してまいりたいと思います。

2020年の東京オリンピックを終え、2024年のパリオリンピックに向け、日本チームにとって非常に大きな挑戦となると心得ております。現在我々に求められているのは、パフォーマンスを伸ばしていき、2024年には2020東京の結果を超える素晴らしい結果を残すことだと思っております。

そのような偉大な結果を残すために必要なことは、日本のバレーボール界すべての方々のご協力を得て、成功をおさめることだと考えております。パリオリンピックまでにある国際大会も重要で、多くの努力が求められると思っております。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック