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会見・コメント

2021-12-22 08:52 追加

久光・石井優希「自分たちのトータルディフェンスがはまった」、PFU・鍋谷友理枝「やりたいことができないまま終わり、率直に悔しい」 皇后杯準決勝会見コメント

SV女子

●井上愛里沙選手

今日の1戦は先週JTさんにフルセットで勝ちしたことを今週につなげようという思いで1週間準備してきました。それを試合の最初からチーム全員が出そうという気迫があったと思いますし、こうしてPFUさんにストレートで勝てたというのは大きい。明日もう一度勝った勢いをつなげていけるように、準備していきたいと思います。

●石井優希選手

PFUさんのレフトの速い攻撃と、外国人選手のハードなスパイクに対しての対策をしっかり準備してきました。自分たちのトータルディフェンスがすごくはまり、相手が嫌がるようなサーブを打ち、ストレスをかけることができたのではないかと思います。そして、決勝の舞台で戦うというのが久しぶりですごく楽しみですし、チーム全体で決勝の舞台を楽しみたいと思うので、今日はいい準備をしたいと思います。

●平山詩嫣選手

今回の大会は自分自身が久光スプリングスに入団して初めてコートに立って迎える試合だったので、すごく楽しみにしていた大会だったし、先週の勢いを今日の1セット目から出していけたので、よかったと思います。

――石井選手に。試合途中からの出場が多くなっていますが、どういう意識で、どんな形でチームに貢献しようという思いでコートに入っていますか? また、東京五輪が終わってからどういうところを課題として取り組みましたか?

石井:まず今シーズンは途中出場が多いのですが、どういう役割であってもチームに対して貢献するという仕事は変わらないので、その時に託された役割をしようという準備は常にしています。五輪が終わり、精神的にすごくしんどかったのですが、お休みをいただいている期間に気持ちをもう一度作り直し、それが自分にとってすごくいい期間となってチームに合流しました。今まで日本代表のことを考えて久光でも過ごしてきたので、背負いすぎていた部分があったのですが、そこが一旦リセットされただけですごく気持ちが楽になれました。背負いすぎずに自分が経験してきたことを出しゃばらずに、どちらかというとプレーで見せるタイプだと思うので、そこに徹しようと思いながら今はやっていて、その考えが自分の中で今のところいい状態を作り上げているのではないかと思います。

――平山選手に。大きなケガもある中で今出場機会を得て、ミドルブロッカーに同年代の選手もいる中で、自分はここが負けないという部分を教えてください。また、高校時代とはブロックのシステムが違うと思いますが、どういうふうに着実に歩んできたのか、自分の中での手応えがありましたら、教えてください。

平山:去年、膝の手術をしてから、バレーボールをできない期間が2、3か月あった時にチームやバレーボール自体を客観的に見る時間が増えました。高校生の時にやっていたのは自分が中心になって、ある意味やりたいようにというか、こうしよう、ああしようと自分からの発信が多い中でのバレーでした。一方でこのチームはいろんな選手、先輩がいて、自分が一番何で貢献できるかを考えた時に、自分は身長が高いわけでもパワーヒッターでもないので、とにかく何でもできるようになろうというところから始めました。ミドルブロッカーですが、レシーブもスパイクもサーブも好きで、好きだから頑張って、まずはこのチームのミドルブロッカーで一番何でもできるようになろうと考えました。同世代のミドルブロッカー以外にも五輪で活躍している選手もいますし、刺激になっている部分もあるので、そういったところを見すぎて自分がダメだと思うのではなく、まずは自分にできることを何でも貪欲にやってみようというところから始めて、チャンスが来たら絶対に逃さないという気持ちでやってきました。この大会はそうやって自分が準備してきた期間が少しずつ結果になって表れていると思います。

――石井選手に。過去の強かった時代もチームが苦しんでいた時期も経験した立場から見て、今のチームの強さの違いは過去のチームと比べてどういうところにあると思いますか?

石井:今まではサイドアウトのチームで、1本目を確実に返して、ファーストサイドアウトで切って勝っていくスタイルでしたが、今はサーブから崩して、ブロックとディフェンスというところでの強みを特徴としてやっています。若い子が起用されていて、勢いもありますし、今の久光のミドルはセカンドテンポもみんな打てるので、ラリーが続いてもライトに開いて、9mの幅でラリー中でも攻撃が引っかけられるというのも今の久光の武器だと思います。今までは「勝たなければならない」という思いでやっていましたが、今はのびのびと挑戦者という気持ちで全員が固まっていますし、選手とスタッフとの距離なども含め、チーム力が今シーズンは今までにないくらいいいのではないかと、代表から合流してから感じていて、「チームで戦っているな」と実感しています。


写真:黒羽白

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