2022-01-17 08:08 追加
群馬銀行、無敗継続で首位奪回。昨季MVPの田中瑠奈がエースの矜持を見せる。浜松戦は双方マスク着用のプレーも Ⅴ2女子
V2女子の結果
V女子
2021-22 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は1月15・16日の2日間、ことぶきアリーナ千曲(長野県)、キッコーマンアリーナ(千葉)、ヤマト市民体育館前橋(群馬県)で計5試合を開催した。
15日、ヤマト市民体育館前橋ではポイント上位で暫定首位に立つアランマーレと、開幕からここまで無敗の群馬銀行が対戦。セットカウント3-1で群馬銀行が勝利し、無敗のまま首位の座を奪回した。
他会場ではルートインが仙台に3-1で勝利。千葉は熊本に3-0で勝利。15日は3試合ともホームチームの勝利という結果に終わった。
16日、群馬銀行は年明けから連勝が続き、好調の浜松と対戦。この試合では双方の選手がコート内でもマスクを着用してプレー。女子カテゴリーでは珍しい光景だが、現実的に感染者が出始めている中で、試合を中止にしないように、できる限りのことをして臨みたいという意思が行動に現れた形となった。(呼吸負荷を考慮し、状況に応じて着脱)
試合は群馬銀行が2セットを先行するも、その後浜松が2セットを奪い返してフルセットに。第5セットは11-12で群馬銀行がビハインドとなるが、昨季最高殊勲選手賞・得点王のエース田中瑠奈が奮起。3連続得点を決め、14-12と形勢を逆転し、最後の1点も田中が決めて群馬銀行を勝利に導いた。
群馬銀行に土をつける一歩手前まで迫った浜松は年明けから加入した内定選手、中野樹里(帝塚山大学)、アンドラデ・レイレライニ(岐阜協立大学)がスタメンで出場。濱田義弘監督も「目指しているバレーが徐々に完成しつつある」と手ごたえを感じているようであった。
前日、群馬銀行に苦杯をなめたアランマーレはGSS東京に3-0で完勝。2位の座は維持して次週、鶴岡市(山形県)でルートイン、浜松と対戦する。アランマーレはホームで14連勝中。昇格圏内争いの強力なライバルたちとの2戦は大いに注目となる。
GSS東京は開幕直前に負傷した主将、松浦未波が待望の復帰。今後の巻き返しに期待したい。
なお、大野石油は選手に、JAぎふは関係者に新型コロナウイルス感染者が出たため、予定されていた当該チームの試合(千葉対JAぎふ、ルートイン対大野石油)は中止となった。
1月16日終了時点での勝敗は下記の通り。
・群馬銀行(9試合9勝0敗、25ポイント)
・アランマーレ(10試合8勝2敗、24ポイント)
・ルートイン(10試合8勝2敗、23ポイント)
・JAぎふ(10試合5勝5敗、15ポイント)
・千葉(11試合5勝6敗、14ポイント)
・浜松(8試合4勝4敗、12ポイント)
・GSS東京(9試合3勝6敗、10ポイント)
・仙台(7試合2勝5敗、6ポイント)
・大野石油(8試合2勝6敗、6ポイント)
・熊本(10試合0勝10敗、3ポイント)
撮影 堀江丈
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