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バレーボールマガジン>インタビュー>久光スプリングス・井上愛里沙&中川美柚「レベルアップして、リーグ優勝できたら日本代表への道も」 皇后杯優勝インタビュー(後編)

インタビュー

2022-01-17 17:00 追加

久光スプリングス・井上愛里沙&中川美柚「レベルアップして、リーグ優勝できたら日本代表への道も」 皇后杯優勝インタビュー(後編)

V1リーグ 女子

──Vリーグの数字を見ると、井上選手はバックアタックでも頑張っていますね。中川選手はサーブレシーブなど守備でも貢献しています。

井上:久光スプリングスは前からバックアタックが少ない、決定打が無いと言われていますが、今シーズンに向けては夏場の強化のときから、バックアタックのアプローチの仕方などに取り組んできました。攻撃がサイドに偏ってしまうと、ブロックも付きやすくなると思うので、バックアタックも増やしていきたい。単に打つだけでなく、ちゃんと決めることができれば、セッターへの信頼に繋がると思うので、毎回サボらずに打ちに入るようにしています。バックアタックが決定打になれば、サイドの選手も楽だと思うので、徹底してやっています。

中川:夏場に座安(琴希)コーチに教えてもらいながら、サーブレシーブのやり方を変えたんですが、その方法が自分の中ですごくハマって、やってきたことがこのリーグに繋がっているとすごく感じます。座安コーチに感謝しています。感謝は結果で表すことが一番いいと思うので、引き続き頑張っていきたいです。

──久光スプリングスのチーム、どんなところが好きですか。

中川:バレーボールに対する姿勢。どの選手もレベルが高くて常に向上心を持っていられる場所だと思うので、そういう環境でバレーをやらせてもらえる久光スプリングスはすごくありがたいと思います。

井上:本当に負けず嫌いの人が多い。いろんな面で毎日刺激がもらえるところがいいです。

──東京五輪が終わってパリ五輪まで3年を切りました。2人とも日本代表に選ばれた経験があります。また挑戦したいという思いはありますか。

井上:そうですね。東京オリンピックを見て、私もいろいろ感じましたし、このままではいけないなと感じています。まずは自分自身のレベルアップが本当に必要だなと感じたので、もっともっとレベルアップして、世界相手にも通用するプレイヤーになりたいと思っています。そしてチャンスがあったら、日本代表に挑戦してみたいです。

中川:オリンピックを見ていて、世界と戦うのは難しいだろうなと感じましたし、自分がそういう立場になりたいなら、今のままでは全然ダメだなとも思いました。今は目の前の一戦が大事だから、一戦一戦チームのために戦ってリーグ優勝できたら、そういう道にも繋がってくると思うので、まずはチームに貢献して優勝したいと思います。

──では、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

井上:いつもたくさんのご声援ありがとうございます。皇后杯で優勝できたことを自信にリーグ優勝に向けてもっともっとレベルアップして、ファンの皆さんと一緒にこれからも戦いたいと思いますので、是非応援よろしくお願いします。

中川:いつも応援ありがとうございます。ファンの皆さんが会場にたくさん来ていただいているのを見ると、試合前にすごく気持ちが上がり、さらに頑張ろうと思えます。たくさんの方に応援していただけるような久光スプリングスになれるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします。

 

【プロフィール】

井上愛里沙(いのうえ ありさ)

1995年5月8日、京都府舞鶴市生まれ。小2からバレーボールを始め、中学は岡山県の就実中にバレー留学。高校は地元の西舞鶴高へ。在学中の2013年、高校生でただ1人U20日本代表に選出され、世界ジュニア選手権に出場。銀メダル獲得に貢献する。2014年筑波大学に進学。同年、シニア日本代表に初登録。また、ユニバーシアード代表には3大会連続で選出され、2017年大会銀メダルなどに貢献した。2018年久光スプリングス入団。

 

中川美柚(なかがわ みゆ)

2000年1月8日、愛知県岡崎市生まれ。両親の影響で小3からバレーボールを始める。2014年、中3でU17代表に選出され、アジアユース女子選手権では全試合スタメンでコートに立ち、金メダルを獲得。2015年、東九州龍谷高に入学。1年生からコートに立ち、2017年インターハイ優勝、2018年春高準優勝などに貢献した。2018年久光スプリングス入団。2019年U20代表に選出され、同年開催の世界ジュニア選手権金メダルメンバーとなった。

写真:堀江丈

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