2022-03-17 10:41 追加
GSS東京・平岩沙紀「私たちは私たちらしく。どんなボールが決まっても1点を喜ぶ」、ルートイン・横田実穂「迷った時もありましたが、自分たちの持ち味はやっぱりコンビバレーです」 V2女子会見
V女子
●井上謙監督

ファイナルステージ、非常にレベルの高いチームとの連戦となります。昨日アランマーレさんに勝って、ほっとしたということではないんでしょうけれども、モチベーションをGSS東京さんとの戦いに切り替えるのが難しいゲームだったと思います。しかし選手が高い集中力を持って頑張ってくれたなと思います。
ーー2位以上が確定したことに関しては?
井上:素直に喜びたいと思います。昨年、チャレンジマッチに出場して、「もう一度あの場所に戻ろう」という目標でシーズンインをしました。またあの場所に戻って戦えるというのは本当に良かったなと。
ーー昨日のGSS東京は松浦未波選手、張心穆意選手がコンビで良い仕事をしました。あのプレーに危機感を持ちましたか?
井上:本当におっしゃる通りですね。張選手を中心に高さのある攻撃、松浦選手が非常にうまくミドルを使っていました。そこに色摩選手のテクニック。これまで2試合戦ったGSS東京とは全く違うチームだからね、という話をして選手たちも十分理解して戦ってくれたと思います。
ーーミドルのコンビを機能させなかったという点では、サーブの効果もあったと思います。
井上:短期決戦ですので、新しい戦術とか新しい戦略ではなくて、サーブをしっかり打つ、サーブレシーブをしっかりやることを改善しました。私自身が現役の時にそういう試合を経験していて、優勝しているチームはやっぱりそこをしっかりとチェックしてきていましたね。自分たちのストロングポイントであるサーブをさらに見直してきました。選手たちは今日、良いサーブを打ってくれたなと思っています。
ーーGSS東京側も「ルートインは前回対戦した時とは違う」という感想だったようです。
井上:シーズン前半はオーソドックスな形でプレーをしていたのですが、そこからスピードも出していかなければなりません。今日も活躍しました富澤、平原(果歩)、レフト側の軸、高橋(愛未)。ライト側の村山の貢献がありますね。それから、やっぱりラリーをしっかり取り切ろうと。ラリーに向けてのパス、コンビ。後半戦ずっとチームの課題として取り上げてきました。今日の試合はそこが良かったと思っています。

ーーリベロに入っている野上選手の評価は?
井上:バランスが良いプレーヤーです。そしてパスが柔らかい。セッターが上げやすいパスを出せる。状況判断もできるし、咄嗟のボールにも反応ができます。
水谷が怪我をした段階で、野上と話をしてリベロをやってもらいました。野上のパスセンスと、周りの選手が野上にボールを任せて攻撃に専念できるようになったところがチームとしては大きく変わった点でもあります。
彼女はノータッチがないんですね。必ず反応してタッチをしていくので。不意のボールとか、なかなか反応できないボールにもしっかり反応していく。非常に視野が広いプレーヤーです。野上のリベロ起用は大きな効果が出てきたと思っています。

ーー藤岡智恵美(旧姓、堀崎)選手兼コーチについて。
井上:彼女がチームに入ってきたことも大きいです。女性のチームですし、やっぱり男性ではわかりづらいところもあります。
彼女はプレーヤーでもあり、指導者でもありますから、非常に幅広く見てくれています。我々だとわからないようなこともわかっている。選手とスタッフを繋いでくれるパイプ役になっています。
彼女の加入で選手が楽になったというか。選手の交代とかは心情的な部分もありますから、本当に助かっています。
同じカテゴリの最近の記事
- 東京サンビームズ・アンナクレク「ベストのプレーを見せたい。相手に川口太一君がいたのはサプライズでした」、根本七緒「打てる人はいる、レシーブで頑張りたい」 V女子 [V女子] / 2025.11.26
- NEC川崎・佐藤淑乃「気持ちを切り替えて準備した。連勝が途切れたことをポジティブに変わるきっかけにしようと思った」 SV女子 [SV女子] / 2025.11.22
- PFU・横田真未「個人的にスタートから攻めることはできたが、中盤以降も決定率を残せるように修正したい」 SV女子 [SV女子] / 2025.11.22
- ヴィクトリーナ姫路・佐々木千紘「悔しさはあった。今季はミドルとして主将として成長したい」 SV女子 [SV女子] / 2025.11.21
- 東レ静岡・武田大周「自分たちがやらなきゃいけないバレーを相手がしていた」 SV男子会見 [SV男子] / 2025.11.21
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.










