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会見・コメント

2022-03-17 10:41 追加

GSS東京・平岩沙紀「私たちは私たちらしく。どんなボールが決まっても1点を喜ぶ」、ルートイン・横田実穂「迷った時もありましたが、自分たちの持ち味はやっぱりコンビバレーです」 V2女子会見

V2女子ファイナルステージ会見コメント

V2/V3 女子

3月13日に岐阜メモリアルセンター で愛ドーム(岐阜県)で行われたバレーボールV2女子ファイナルステージ第2戦の試合後会見コメントをお届けする。

ルートイン 3(25-18、25-21、25-20)0 GSS東京

■ルートインホテルズブリリアントアリーズ

●横田実穂選手(セッター)

相手選手のマークすべきところはわかっていました。その上で粘り強くやっていこうと。前半は粘り切れず、苦しむ場面もありましたが、自分たちで修正しながら3-0で勝てたので良かったと思います。

●村山美佳選手(オポジット)

ミーティングでは相手選手のマークについて、しっかりと話し合っていました。そこは抑えることができたと思います。苦しい場面もありましたが、みんなで凌いで3-0で取りきれたことが次に繋がると思います。

●野上菜月選手(リベロ)

チームの課題である出だしを練習から全員で意識してやってきました。今回ストレートで試合を取れたのはすごく大きな成果だと思います。レシーブする側から見て、今日はブロックが機能していると感じました。反省点も多々あるので、また最終戦に向けて全員で頑張っていきたいと思います。

ーー村山選手に。GSS東京のマークすべきところはミドルブロッカーの張心穆意選手かと思います。昨日の試合で活躍していた張選手のプレーを見て、どのような感想を持ちましたか?

村山:群馬銀行さんも張選手をしっかりブロックでマークしていました。ですが、張選手はそのブロックの上から打つことができてしまいます。レシーブに入っている選手と選手の間を抜くロングのボールが多かったと感じました。ですので、ロングのボールは絶対に拾っていこうと昨日のミーティングでも確認して、今日はそれが実行できたんじゃないかなと思っています。

ーーミドルを使わせないためにサーブも工夫されていたと思います。

村山:サーブで崩すという狙いはもちろんありました。ただ、 GSS東京さんは選手層が厚いチームなので、サイドに誰が起用されるか読めないところがあります。サーブレシーブの要になっているのはオポジット(西條華子)とリベロ(平岩沙紀)。2人とも上手い選手なので、その間とか前後の揺さぶりを意識しました。サーブ以外にも張選手対策として、チャンスボールを相手に渡すときは、張選手に取らせて攻撃を機能させない。そういうこともやっていました。

ーーこの勝利で2位以上が確定しました。勝ち抜けする状況を試合前に意識していましたか?

村山:チーム内で特別に話はしていません。まず一戦一戦を大切に戦うこと、自分たちがこれまでもやってきたことです。私たちはストレート勝ちが少ないチームですが、今日は1セット1セット、1球1球、みんなで声がけをして3-0という結果で終わることができました。課題の克服というか、前向きな気持ちになり、この先の自信となる試合だったと思います。

ーー横田選手に。GSS東京はブロックのランキング(1セット当たりの決定本数)が2位のチームです。その相手に対して、特に前半から中盤まで、ブロックを機能させませんでした。ブロック対策として、トスワークで工夫した点などは?

横田:(ブロックの要である)張選手がフロントにいる時は、できるだけ彼女を動かすように9メートルの幅を使った攻撃を意識しました。時間差だったり、セット毎に攻撃のバリエーションを増やしていくことも考えていました。

ーー「ルートインは前回対戦時より随所にレベルアップしている」とGSS東京の色摩知巳監督が話していました。シーズンを追う過程でアップデートできた部分は?

横田:レギュラーシーズン、なかなか良いリズムで勝っていくことができなかった時期は単調な攻撃になってしまっていました。自分たちの持ち味が何なのかわからなくなっている時期もありました。自分たちはやっぱりコンビバレーです。自分たちのリズムは自分たちの攻撃から作っていく。試合がない期間もありましたが、さらに挑戦して成長していくために何が必要かと考えました。そこでコンビの種類を増やそうと、選手同士でコンビを考えたり。今日は強気でコンビを出していけたので、そこが良かったと思います。

ーーミドルブロッカーの山口真季選手が好調ですが、彼女をどのように活かしていますか?

横田:山口はレギュラーシーズンからマークをされていました。でも速さと高さがあるので、変に意識することなく思いっきり上げていく、そういう場面もあれば、山口を囮にして富澤(結花)だったり村山に打たせたり、なるべく攻撃を分散しながら使っていく場面がありますね。彼女はクイックの印象が強いと思うので、ブロードなども増やしています。

ーー今シーズンは1人でトスを上げる機会が多くなっていますね。

横田:昨シーズンは、途中出場してくれる選手に助けられていることも多くありました。今シーズンは1人でやるしかないという状況です。試合を1から作っていく、展開していくことを少しずつイメージできるようになった実感はあります。

ーー野上選手に。今シーズン、チーム事情でリベロに挑戦していますが、その手ごたえは?

野上:リベロは経験のないポジションだったのですが、チームに必要な場所を任されているという自覚を持っています。自分ができることをやらなければという気持ちです。

ーースパイクへの反応が素晴らしいですが。

野上:今までライト側で守備をやっていたんですけど、レフトバックのレシーブは感覚がやっぱり違います。最初の方は反応できないボールがすごく多くありました。自分自身悩んでいたりもしましたが、ここ1か月くらいでようやく目が慣れてきました。強いスパイクを打つ先輩方がいるので、チーム内の練習試合で慣れてきたと思います(笑)

ーー本来の正リベロである水谷真友主将(負傷欠場中)からのアドバイスは?

野上:特にポジションの取り方をアドバイスされています。自分が上がりすぎていたら、「相手はそんなに前に落としてはこないからもっと下がっていいよ」とか、「慌てなくていいよ」とか。精神的にも技術的にも支えてもらっています。

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