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会見・コメント

2022-03-16 07:00 追加

東レ・高橋健太郎「僕が本数を打たなくてもゲームが回って、ブロックにフォーカスして参加をして勝てればそれで良い」V1男子会見

V1男子 東レ会見

V1リーグ 男子

3月13日に墨田区総合体育館(東京都)で行われたバレーボールV1男子、FC東京対東レの試合後会見コメントのうち東レ分をお届けする。
本試合はFC東京として墨田区総合体育館で行われた最後のホームゲームとなった。

■東レアローズ
●高橋健太郎選手(ミドルブロッカー)

FC東京さんが(墨田区総合体育館で行う)最後のホームゲームということで勢いを感じました。
会場入りしてサーブ練習をしているときから会場が一体となってFC東京さんを応援している感じがひしひしと伝わってきました。
僕たちとしてはやりづらいなという中で最初は受けに入ってしまい、もう少しで相手に花を添える形になりそうでしたが巻き返せてよかったです。
僕たちも賢い勝ち方をしていかないと今後ファイナルに向けて上位のチームはこういう試合をさせてくれません。
もう少し考えて勘を養っていきたいと思います

――復帰直後はチームに溶け込めていないとコメントしていたが現在の状況は?
高橋:ぎこちなさは多少残っています。一人ひとりが自分の専門部分を責任をもってやっている中で僕もパッと入って、若手の選手が自分の主張ができるようになってきました。
僕が(若手を)動かさなくてよくなった部分があります。その点は僕の中でやりづらい面がありましたがそこはフィットしていけば良いことです。
今日の試合を含め(復帰してから)6試合やってきた中で徐々に慣れてきています。このままいい形でチームを固めていく中で僕がその一員になれればいいと思います。

――今日ブロックで7点取ったのはコンディションが上がってきているところがあるか?
高橋:5週間休んで、ブロックの勘が…ブロックは合わせるものではなく相手と対峙して、場数を踏まないと勘が養われていきません。それが重要だと思います。
その勘が戻ってきて、自分の読みと(ジャンプ時の)蹴りがいい感じで回ってきています。もっと良くなると思っているので来週から頑張っていきたいと思います。

――(セッターの)真子(康佑)選手とのコンビが難しいところがあると思うが、ファイナルに向けて短期間でどのように合わせていきたいか?
高橋:藤井(直伸)さんを含めアンダーカテゴリーからずっとやってきたセッターとしか今までやってきていません。
例えば大宅(真樹・サントリー)、関田(誠大・クプルム・ルビン)さんとだったらユースから、あと中根(聡太・元ジェイテクト、現星城高校コーチ)(筑波大学時代)。
そういった上手なテンポの似ているセッターとやっていて、セッターが僕の欲しい部分もわかります。
まだ真子とは合わせていなくて僕が欲しい、真子が上げてくるタイミングがお互いに分かっていません。
クイックは信頼の部分が強いので、サイドの選手のように「なんとかしてやる」というのが僕が上手でもないので言えない状況です。
今まで「トスを上げてもらって」決めてきた部分が多いです。本数を呼びたい気持ちはありますが、チームが勝つことが一番重要です。
僕が本数を打たなくてもゲームが回って、ブロックにフォーカスして参加をして勝てればそれで良いです。
来シーズンから藤井さんが戻ってくることを信じていますし、真子、酒井(啓輔)とも合わせて誰が出ても僕がしっかり打てるような選手になればと思います。
まだまだそのような選手ではなく今日も合わなかったり、打てるところを打たなかったり(アタックの)結果に反映されています。
僕がもっとうまくなれば良いかなというところです。

――前だったらイライラして、集中力が切れてしまう場面でも周りを落ち着かせていたが。
高橋:前までは肩に力が入って、自分の個人の結果がすべてだと思っていました。スパイクの結果で前だったら集中力が切れていろんな人のせいにし始めていたと思います。
今はいい意味で、後輩がチームの中に多くてセッターもそうで、藤井さんだったら「今の低すぎる」など文句をいろいろ言うのですが、僕が後輩にあまり強く言えないタイプなのでそれが悪い意味ではなく出ている感じです。
スパイクが決まらなくても今は気にしてませんし、チームが勝てればいいなと思っていて僕がそれでまずい存在にならないように、集中が切れる場面もまだありますが、若手が頑張ってくれるのでそこで一員として頑張って繋げていかないといけないと思っています。

――パダル(クリスティアン)選手とのブロックがやりやすいように見えたが?
高橋:クリス(パダル選手)も日本のアタッカーに慣れてきました。去年までは上に出して煽って抜かれるケースが多かったですが、今年は日本のスパイカーの高さに合わせることができています。
クリスが僕の隣にいるとやりやすいですし、クリスにも跳び方などで注文されることが多いです。それをやると止まるので有難いです。

――第4セットはコロナ禍の中で久しぶりにFC東京のホームゲームの雰囲気があったがアウェー側としてやってみた感触は?
高橋:お客さんも入って、お客さん全員がFC東京さんの勝つところを見たいという僕たちに対するアウェー感がありました。
僕たちのチームは若い選手が多いので、なかなか踏みとどまれず相手の流れに押されてしまう場面が多かったです。
こういったヒリヒリした試合ができて、来週以降の上位のチームと対戦するいい練習になりました。FC東京さんも強いですし、今日もしっかり作戦を立てて会場の応援もあり気持ちも乗っていました。
来週以降もこの経験は糧になります。

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