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会見・コメント

2022-03-19 11:54 追加

2年連続ブロック賞のアランマーレ・菅原里奈「私たちの武器はブロック。相手が嫌がっているのがわかった」、群馬銀行・高橋悠監督「誰が見てもそう思うくらい、相手は我々との試合に懸けていた」 V2女子会見

V女子

●高橋悠監督

悔しい敗戦だなと。率直にそれしかないです。厳しい状況ですが、これで終わったわけではありません。また2週間後に控えているルートイン戦。我々は崖っぷちの状態ですが、しっかり修正して、入替戦に行けるように頑張ってやりたいと思います。

ーー試合の入りは良く、2セットからうまくいかなくなってしまった理由は?

高橋:相手のアランマーレさんが我々との試合に懸ける思いを非常に強く持っていました。まわりから見ていて、誰もがそれを強く感じたと思います。第1セットを取ったことで、もう一度しっかり気を引き締め直そうという話はしたのですが、まだまだ甘いところがありました。攻めきれずに逆に押されてしまったのかな、と。そこからずっと苦しい展開を強いられてしまって、どうしても相手の勢いに押されてしまう。後手に回ってしまったな、と。

ーー寺坂選手を途中投入しました。ミドル2人の数字は決して悪くはなかった。第3セット中盤に安福選手と交代し、第4セットは伊藤寿奈選手に変えて投入しました。この意図は何だったのでしょうか? セカンドテンポの攻撃をしたかった?

高橋:オフェンスの打数を増やすということも意図のひとつではあったのですが、相手がブロックをいなすような攻撃を仕掛けてきたので、まずブロックの修正をしたいと。特に伊藤のブロックのところでディグが触れない場所に吸い込んでしまったり、浅いところに落ちてしまうケースが多くなってしまいました。ディフェンス全般のストレスを軽減するために寺坂を入れました。

ーーカルラ選手には「らしくない」プレーも見えました。

高橋:良い状況での決定打は非常に多かったと思うのですが、ロングラリーになってしまったり、連続動作が生じてしまったときですね。身長の大きい選手の弱点でもありますが、ディフェンスからオフェンスへの切り替えが遅くなって100%のヒットで打てる状況が少なくなり、失点が増えてしまったかな、と。カルラが万全な体制で打てない時には、他にもいくつか選択肢があると思うのですが、その状況判断ですね。ルートイン戦に向けて、相手が嫌がるようなところに落とすですとか、そういった個人のプレースキルの詰めもやっていかないといけないと思います。

ーー第4セットを取り返しましたが、その勢いを活かせず、第5セットを奪取されたのは?

高橋:相手のオフェンスの数的なところと、我々のオフェンスの数的なところの差が左右しました。アランマーレさんはミドルの攻撃や2枚替えも含めて、いろんな場所のスロットからオフェンスを展開してきました。我々はブロックやフロアディフェンスが絞れず、苦しい展開を強いられてしまったかなと思います。

撮影 堀江丈

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