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コラム

2022-03-23 11:54 追加

フランス男子バレーボール、ベルナルド・レゼンデ監督辞任を申し出る

レゼンデ監督辞任

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1. 2021年欧州選手権のフランスチーム。左端がベルナルド・レゼンデ監督、その隣がコーチのマウリシオ・パエス氏。 広報写真:CEV

ブラジル人、ベルナルド・レゼンデ監督、62歳。アテネ五輪、リオ五輪のブラジル男子金メダルをはじめ、あらゆる国際大会で、数々の栄光をブラジル男女代表にもたらした名監督である。2021年の東京五輪の後、優勝したフランス男子の新監督に就任し、次の2024年パリ五輪に向け、大きな注目を集めた。しかし、わずか数か月でまさかの辞任となってしまった。

■家族の事情で
フランス代表監督デビューとなった2021年9月のヨーロッパ選手権。フランスは予選グループ5勝といい出だしを切った後にラウンド16でチェコに敗れ、9位に終わった。今年の世界選手権に向けて期待が高まる中、3月22日にフランスバレーボール協会よりレゼンデ監督辞任の発表があった。仏協会サイトに発表されたコメントは以下の通り。

2. どんなチームに成長していくのか、レゼンデ監督とエースのエアルヴィン・ヌガペ、熱い二人のタッグがもっと見たかったのだが……。 広報写真:CEV

レゼンデ監督のコメント:「私の監督としての全ての経歴の中で、最も難しく痛みを伴う決断のひとつでした。フランス代表、関係者、選手たち、作り上げたチームすべてを愛していたので、今はとても悲しい気持ちです。就任以来、フランス協会が私に寄せてくれた信頼に深く感謝致します。改めて、会長のご支援とご理解にも御礼申し上げます。フランスバレー界の皆さんから本当に温かい歓迎を受けました。ですから、(パリ五輪に向けた強化という)動き始めたプロジェクトの終わりを迎えることができなかったのは、大きな痛みといらだちを感じます。しかし、私はこの決断をしなければなりませんでした。常に私の最優先事項である家族にとって、他に可能な選択はありませんでした。協会や選手そして後任者のためにこれからも力になりたい旨を、会長にはお伝えしました。チームの皆さん、そしてフランスバレー界のご成功を心から祈っております。」

辞任理由は、個人的な家族の事情で、代表監督を続けることができないということだが、フランス代表監督になる前に、レゼンデ監督は2度目の離婚をしており、ここでいう家族が誰のどういう事情にあるのかは、公表されていない。当面はブラジルのスーパーリーグの女子チーム、SESC RJ Flamengo(セスキ-リオデジャネイロ-フラメンゴ)の監督を続ける予定だ。

これに対し、仏協会会長、エリック・タンギ氏も理解を示し、レゼンデ監督の辞任の申し出を受けることになった。新監督は近日中に発表予定とのことだ。東京五輪で金メダルを獲得したロラン・ティリ前監督(Vリーグ、パナソニック・パンサーズ監督)の復活はあるのか、2014年世界選手権でポーランド代表を優勝に導いたステファン・アンチーガ氏が母国を率いる可能性はあるのか、現フランス代表コーチのフランス系ブラジル人、マウリシオ・パエス氏(Vリーグ、パナソニック・パンサーズ元コーチ)もフランスを良く知り、レゼンデ監督の元、経験も豊富だ。それともフランスにこだわらず、イタリア辺りから招集するのか。誰になるにせよ、前回五輪金メダリストとして自国開催のパリ五輪に挑む期待とプレッシャーに打ち勝てるのか、人選に注目が集まる。

取材:ブラジル在住 唐木田 真里子

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