2022-05-10 19:08 追加
東レ・白井美沙紀主将「連覇をするために黒鷲旗を戦いました」、PFU・坂本将康監督「選手たちはかっこよかったなって思っています」 黒鷲旗女子決勝会見
V1リーグ 女子
■PFUブルーキャッツ
●坂本将康監督
率直に悔しい試合でした。悔しいし勝ちたかったっていうのはありますけど、選手達はベストを尽くしたと思います。
自分たちのやるべきことは全うしました。最後の2点を取りきれなかったところは練習しかないのかなとそう思いました。
今回の大会、リーグ戦が終わって6日目まで来ました。リーグとはメンバーも大きく変わるので、黒鷲旗に向けて事前に練習試合をやったんですが、その時点では正直チームとしては戦える状態ではなかったです。
けれども「予選リーグを通じて1試合ごとに成長して、チームとしてまとまりが出てくれば決勝トーナメントで勝てるようになると思う。今は焦らずにしっかりと予選を勝ち抜いて一戦一戦やっていこう」という話を選手にはしました。実際、そのようになったのかなと思っています。悔いはないですね。本当に選手たちを誇りに思うし、「かっこよかった」なって思っています。
ーーチーム創設以来始めての黒鷲旗決勝。選手達の気負いは? またかっこよかったとはどの部分か?
坂本:試合前については昨日の準決勝の方が固かったように見受けられます。今日の方がナチュラルというか、多少緊張はしていたのでしょうけれども。特に問題なくゲームに入っていけたんじゃないかなと思います。
かっこいいというのはやっぱり戦ってる姿、集中して相手に向かっていく姿ですね。何度もチャンピオンになってる東レさんに向かっていく姿、控えの選手も含めて全員でやってやろうという表情が見受けられたので、そこがかっこいいなと思いました。
ーー東レ相手にどう戦ったか?
坂本:サーブで崩すこと。ヤナ選手という得点源がいるので、その選手にいい状態で打たせないこと。逆にこちらが同じことをされないこと。シンプルに言えば、そういうことです。
ーー監督自身はどういう心境でこの大会を迎えたか?
坂本:まずね、黒鷲旗があるんだなって思って。コロナ禍の中で今年は黒鷲旗があることがまず嬉しいなと、そこから始まっています。
やっぱりゴールデンウィークは大阪にいるのがもう当たり前というか、20何年これをやってる話ですからね。家にいるわけにいかないじゃないですか。だからなるべく長い間、大阪にいれたらなと思ってました。
今回チームとしては日本代表のミコト(志摩美古都)がいない。ティティ(ジャン ・ティタントゥイー)が帰国して、綿引(菜都美)が怪我をして、鍋谷(友理枝)も本調子じゃない。その中で、代わりの選手が頑張って出ていましたが、その選手たちが熟成されて最後に花を開けばいいなって思ってました。日を追うごとにみんなが強くなっていくイメージを事前に思い描きながら、この黒鷲旗に来た感じですかね。
ーー結果には満足している?
坂本:満足はしていないですよ。優勝できるんじゃないかなって、そう思えるところまで行けるかもよって。そういう話を選手にはしていて、実際そこまでこれたんで。
最後の取りきれなかった部分は…惜しい、惜しかったんですよ。最後は日々の練習の差が出たなと思ったんで、それはもう僕の責任というか。悔しいところですね。
昨日もそうだし、今日もそうなんですけど、やっているうちに6人がまとまってきて、阿吽の呼吸ができてきた。タイムを取ったら、みんなが次はこうしよう。ここが空いているから、ここから攻めようとか、こういうふうになったら、こうしようっていう話がオートマチックな動きとしてできてきていました。あとはもう個人的なスキルになってくると思うので、そこは反復練習しかない。もう一回頑張りたいなと思います。
あとはね、ホテルで朝食券をもらうんですよね。まとめて今日までの分が全部入ってるんですよ。久々に今日まで使い切ったなと思って。ホテルから出てくる時にチケットが全部封筒からなくなっていて。清々しい朝でしたね。
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