2022-08-24 20:17 追加
女子日本代表が世界選手権に向けて会見。眞鍋政義監督「鍵を握る選手は開幕してみないとわからない。全員に期待している」、古賀紗理那主将「コートの中でのつながりを大切にしたい」
女子日本代表 リモート記者会見
全日本代表 女子
バレーボール女子日本代表は24日、世界選手権に向けた最終合宿の参加メンバー16人を発表し、リモートで9月23日に開幕する世界選手権に向けての記者会見を行った。合宿は23日から味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で行われており、30日に開催地のオランダに出発する。オランダ強化合宿、フランスでのパリオリンピックプレイベントを経て、大会直前の9月22日頃に14人に絞られ、世界選手権出場選手が決定する。
眞鍋政義監督は、「世界選手権までいよいよあと1か月。我々の目標は3次リーグ進出だが、今回は1次、2次と非常に厳しいゾーンに入っている。一致団結してベストを尽くしていきたい」と話した。眞鍋監督は2010年の世界選手権で銅メダルを獲得しているが、再びメダルに近づくための条件として、「ネーションズリーグ(VNL)は8連勝の後、5連敗という成績で、スピードのあるバレーをしているので、その分精度を高めていかないと世界の強豪と互角に戦うことは難しいと感じた。また、サーブも大きなウエイトを占めている。ジャンプサーブを打つ選手には90kmを目安にするように話している」と語った。大会の鍵を握る選手については、「大会が始まってみないとわからない。現時点では全員に期待している」とした。「VNLではフィリピンラウンドで現地の食事が合わない選手が多く、栄養が十分に摂れずに体力が落ちたことも次のカナダラウンドでの連敗に影響した。これは我々スタッフの反省点で、世界選手権の遠征ではその経験も教訓にしたい」といったエピソードも明かした。
古賀紗理那主将は、「サーブ&ブロックからのオフェンスをさらに高められるようにしたい。コートの中で一人ひとりのつながりが大切になると思う。バレーボールは助け合いだと思うので、そういうチームを目指してやっていきたい。キャプテンになってから特に思うのは、チームが勝っている時はお互いを活かしあってつながりを持てているが、劣勢の時は一人ひとりがぽつんと小さく、コートが広く見える。個々の選手ではなく、チーム全員で点数をとることが私の理想。まだまだ成長途中だが、そういうチームを目指して頑張っていきたい」とキャプテンとしての思いを語った。また、代表チームのスタッフでもあるOGの竹下佳江さんからは、「チームが勝つ雰囲気を作るのも紗理那の大事な仕事」というアドバイスをもらい、それも意識しながら頑張りたいと笑顔を見せた。
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