攻守ともに堅実なプレーが光る林琴奈

　オランダとポーランドで開催中のバレーボール女子世界選手権は、２次ラウンドが終了。現地時間11日から３次ラウンドに入り、11日（日本時間12日未明）に準々決勝が行われる。

　２次ラウンドは各８チームの２組に分かれ、８チームのうち、１次で対戦しなかったチームと４試合を行った。１次ラウンドの成績は持ち越され、１次2次合わせた結果で、各組上位４チームが３次決勝ラウンド（準々決勝）へ進んだ。準々決勝で日本はブラジルと対戦する。

■E組はイタリアが首位
　日本の試合がなかった８日の試合でイタリアが中国を破り首位通過を決め、ブラジルがベルギーを下し２位を決めた。９日の２次ラウンド最終日は日本、中国、ベルギーで３、４位を争ったが、中国がベルギーを退け、７勝同士のポイント差で日本が３位、中国が４位となった。

E組首位のイタリア。トランジションからの攻撃を支えるLデジェンナーロのレシーブ

E組
１位　イタリア　８勝１敗　25ポイント
２位　ブラジル　８勝１敗　23ポイント
３位　日本　７勝２敗　21ポイント
４位　中国　７勝２敗　20ポイント
５位　ベルギー　５勝４敗　15ポイント
６位　オランダ　４勝５敗　13ポイント
７位　プエルトリコ　３勝６敗　９ポイント
８位　アルゼンチン　２勝７敗　５ポイント

■F組はセルビアが首位
　F組はカナダがSキング、OHファンライクを中心に５位と健闘した。互いに４位内を目指したポーランド戦では、レセプションが短く攻撃がポーランドのブロックにつかまり逆転負けを喫し、惜しくも４位は叶わなかった。ここまで全勝のセルビア。誰もが準々決勝で当たりたくないと思っていたはずだ。最後にポーランドが３位を狙ったドイツ戦では、第4セットにポーランドがマッチポイントを握りながらフルセットに持ち込まれ、１ポイントを失いセット率で４位通過となり、準々決勝はセルビアとの対戦になってしまった。

F組２位のアメリカ。OPドルーズ（写真）とSポールターがサーブで相手を崩しにかかる

F組
１位　セルビア　９勝０敗　26ポイント
２位　アメリカ　７勝２敗　20ポイント
３位　トルコ　６勝３敗　17ポイント
４位　ポーランド　６勝３敗　17ポイント
５位　カナダ　５勝４敗　14ポイント
６位　ドミニカ　４勝５敗　15ポイント
７位　タイ　４勝５敗　11ポイント
８位　ドイツ　３勝６敗　11ポイント

現地時間10月11日準々決勝の組み合わせは、
①E組１位イタリア対E組４位中国
②E組２位ブラジル対E組３位日本
③F組１位セルビア対F組４位ポーランド
④F組２位アメリカ対F組３位トルコ

　準決勝は、①対②、③対④、そして決勝、３位決定戦となる。

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