2022-10-14 11:29 追加
女子バレー世界選手権 セルビアとブラジルが決勝進出
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■イタリア対ブラジル。ブラジルが悲願の優勝へ一歩近づく
ブラジルは準々決勝の日本戦でベンチから出て、逆転勝利につなげた選手たちをスタメンに起用した。
第1セット中盤に連続得点でイタリアが抜け出すが、ブラジルも連続得点で追いつく。20点を過ぎてから、ブラジルOHロザマリアのナイスサーブが続き、SマクリスとMBカロルがブロックで得点する。最後はイタリアのOPエゴヌのスパイクがアウトでブラジルが1セット先取する。
第2セットは序盤OPロレーニのフェイントやスパイクでブラジルがリードするも、イタリアもOHシラ、OPエゴヌのスパイクで点をとる。1点を争う攻防が続き21-21と同点になると、イタリアがOHピエトリーニ、シラのスパイクが決まり、ブラジルのレセプションミスからのチャンスボールを決め、1セット取り返した。
第3セットは、ブラジルのOHガビが序盤にOPエゴヌを2本止める。疲れが出てきたのか、エゴヌのスパイクミスが増え、打ったボールもノータッチではなく、ブラジルが上げる場面が増えてきた。抜きつ抜かれつの展開でブラジルのLナイアーニが痛恨の2段トスミスからOPエゴヌに決められ22-22と同点になる。先にイタリアがセットポイントを握るも3本続けて上がったトスをOPエゴヌがアウトで24-24。ブラジルのブロックとスパイクでブラジルが26-24と逆転した。
第4セットはブラジルの勢いが止まらない。二人のMBのブロックで7-11と引き離したところに、イタリアのスパイクミス、逆にブラジルはOHガビの連続得点で7-16とさらに点差を広げる。イタリアもOHシラのレセプションが乱れるも自らスパイクを決め、18-23と追い上げる。しかし、ブラジルのMBカロルがイタリアのMBダネージを2本止めて、セットカウント1-3でブラジルが決勝へ駒を進めた。
ブロック本数でイタリアの7本に対し、ブラジルは21本と圧倒した。MBカロルはこの試合で10本とスタッツのブロック部門トップを独走している。どのポジションからも満遍なくくるブラジルの攻撃にイタリアは的を絞れず、得意のブロックにかけそこから余裕のあるパスでトランジションアタックに入ることができなかった。男子に続く優勝を狙ったイタリアだったが、3位決定戦にまわることになった。
■現地時間10月15日最終日の組み合わせ
決勝 ブラジル対セルビア
3位決定戦 イタリア対アメリカ
■ここまでの大会最終順位
5位日本、6位中国、7位ポーランド、8位トルコ
以下は2次ラウンドで敗退。
9位ベルギー、10位カナダ、11位ドミニカ、12位オランダ、13位タイ、14位ドイツ、15位プエルトリコ、16位アルゼンチン
以下は2次ラウンドに進めず、1次ラウンドの成績で決定。
17位ブルガリア、18位チェコ、19位ケニア、20位韓国、21位コロンビア、22位クロアチア、23位カザフスタン、24位カメルーン
取材:ブラジル在住 唐木田 真里子
写真:Volleyball World
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