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ゲームレポート

2014-05-29 18:30 追加

2013/14Vプレミアリーグ男子総括 前編

SV男子

深津英臣

深津英臣

*パナソニックパンサーズ

[順位推移]
レギュラー:4位(1LEG)→1位(2LEG)→1位(3LEG)→1位(4LEG)
セミファイナル:2位
ファイナル:1位

[受賞選手]
清水邦広(最高殊勲選手賞,ベスト6賞,スパイク賞)
深津英臣(最優秀新人賞,ベスト6賞)
白澤健児(ベスト6賞)
枩田優介(Vリーグ栄誉賞:3/23(日)三島大会にて達成)

[ヒーローインタビュー]
5回:白澤健児,福澤達哉,清水邦広,深津英臣
2回:永野健
1回:ダンチ・アマラウ,枩田優介,伊東勇樹,山本拓矢

[初出場]
池田政之(3/23(日)三島大会)

清水邦広

清水邦広

[主なスターティングメンバー]
1LEG:深津,福澤,山添,清水,ダンチ,白澤 L:永野
2LEG:深津,福澤,枩田,清水,ダンチ,白澤 L:永野
3LEG:深津,福澤,枩田,清水,ダンチ,白澤 L:永野
4LEG:深津,福澤,枩田,清水,ダンチ,白澤 L:永野
セミファイナル:深津,福澤,山添,清水,ダンチ,白澤 L:永野/山本(拓)
ファイナル:深津,福澤,枩田,清水,ダンチ,白澤 L:永野

[打数割合]
外国人:26.8%(6位)
MB:12.5%(7位)
バックアタック:20.1%(2位)

2年ぶりの優勝。文章にすれば簡単ではありますが、宇佐美と山本(隆)が勇退し新たなチーム作りを強いられた中でのこの結果は見事と言えるでしょう。 昨季内定選手の深津をメインセッターに据え、数々の実績を持つダンチが加わって開幕を迎えました。コンビネーションの齟齬もあり、1レグは深津(英)と大竹を併用しながら4勝3敗となったものの2レグは全勝で終え、一気に1位に躍進します。毎試合ヒーローインタビューに呼ばれる選手も変わり、得点力の高いアタッカー達がその実力を如何なく発揮しました。3レグからは、鮮やかな速攻が持ち味の山添と高いブロックも頼もしい枩田が代わる代わるスタメンを飾ります。

この時期は特にストレート勝ちが目立ちました。特に東京大会ではダンチのサーブで12連続得点を稼ぎ、相手チームの得点を二日間全てのセットで20点未満に抑え込みました。 この勢いで連敗もないまま、レギュラーラウンドを5試合残してセミファイナルへの切符を獲得します。終盤は福澤に代わって川村や渡辺がコートに立つなど、これまで出場機会が少なかった選手が活躍を見せたことも印象的です。特にレギュラーラウンド最終試合は森田が途中出場でブロックとクイックを決め、伊東と山本(拓)がヒーローインタビューに選ばれるなど、チーム力の高さを存分に魅せてくれました。 コートキャプテンとしてチームを牽引した白澤の出身地・福岡でファイナル進出を決めると、翌週の東京体育館では約2時間半の接戦を制して頂点に立ち、最高の形で今リーグを締め括りました。

ダンチ・アマラウ

ダンチ・アマラウ

深津(英)の成長とそれを促した選手・スタッフ達はもちろん、ダンチが加入したことによる守備力の強化も見逃せないポイントでしょう。サーブレシーブ成功率では彼がサイドアタッカーとしては最高順位の5位に入り、永野と共にコートを堅実に守りました。チームとしても8チーム中最高の数値を出しています。福澤と清水が終始高い決定力でチームを牽引していたことも大きなプラス要素ではないでしょうか。この二人がアタック決定率の1・2位を独占したのは3シーズンぶりのことでした。また、ストレート勝ちの多さ(レギュラーラウンドで12試合)は来季から導入されるポイント制に非常に有利に働きます。

黒鷲旗では優勝の興奮冷めやらぬ中、川村監督の就任が発表されました。久々に現役選手からブランクなしの監督就任ということで、早くも新たなチーム作りに期待が高まります。

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