＊堺ブレイザーズ

ゴッツ・石島雄介

[順位推移]
レギュラー：3位(1LEG)→2位(2LEG)→3位(3LEG)→3位(4LEG)
セミファイナル：3位
ファイナル：3位

[受賞選手]
ペピチ・ミラン(ベスト6賞,得点王)
北島武(Vリーグ栄誉賞:2/1(土)小瀬大会にて達成)
松本慶彦(Vリーグ栄誉賞:3/2(日)東京大会にて達成)

[ヒーローインタビュー]
4回:松本慶彦,石島雄介
3回:井上裕介,千々木駿介
2回:内藤和也,伊藤康貴,松岡祐太,佐川翔
1回:ペピチ・ミラン,今村駿,出耒田敬

[初出場] 出耒田敬(1/18(土)金岡大会)

ペピチ・ミラン

[主なスターティングメンバー]
1LEG:今村,伊藤,松本,ペピチ,石島,横田 L:井上
2LEG:今村,伊藤,松本,ペピチ,石島,内藤 L:井上
3LEG:佐川,千々木,松本,ペピチ,石島,内藤 L:井上
4LEG:佐川,千々木,松本,ペピチ,石島,内藤 L:井上
セミファイナル:佐川,千々木,松本,ペピチ,石島,内藤 L:井上
ファイナル:佐川,千々木,松本,ペピチ,石島,内藤 L:井上

[打数割合]
外国人:36%(2位)
MB:19.5%(1位)
バックアタック:22.2%(4位)

連覇を賭けて臨むシーズンとなった堺。今季は全日本でも活躍を見せた出耒田が新戦力となりました。開幕戦では昨季はスタメンに名前を連ねることが少なかった伊藤が起用されましたが、試合展開によって千々木と使い分け互いの長所を打ち出していくスタイルは変わりません。ペピチも昨季の最高殊勲選手賞に相応しい活躍を見せました。

しかし2レグに入った矢先、横田がコートを離れてしまいます。少数精鋭のチーム事情がさらに厳しくなりますが、ここでチャンスを掴んだのは内藤でした。更に、2レグ初戦で横田のポジションに代わってスタメンコールされたのは出耒田。この日の様子はレポートでも取り上げた通りです。両ミドルブロッカーの活躍もあり1月のホームゲームを連勝で飾ることに成功します。この頃から石島がセンターからクイックに入る戦術も見られるようになり、多様な攻撃で観客を沸かせてくれました。

佐川翔・松本慶彦ら

3レグも半ばに入った刈谷大会からは、セッターが今村から佐川へバトンタッチ。FC東京にストレート負けを喫してからの連敗を脱したいという意図も込めての起用だったのでしょうが、彼の高いトスがアタッカーの良さを引き出し、3連勝でしっかり貯金を返します。呉大会では松本の栄誉賞を彼自身のヒーローインタビューで祝う一幕もありました。 2試合を残した三島大会で無事にセミファイナル進出を決めてからは、北島や松岡、坂梨もコートに立ち、レギュラーラウンド最終戦では出耒田が再びスタメン起用されました。積極的に若手育成に取り組みつつ福岡へ進みます。

セミファイナルでは、2日目途中で得点源のペピチを下げなければならない状況まで追い込まれます。最終日を待たずして優勝が絶たれてしまいますが、3日目は松岡の奮闘もあり接戦をものにしました。翌週同じ対戦カードで行われた3位決定戦ではキャプテン石島を中心に今季の粘り強さを体現するようなバレーを展開し、今季最後の試合を笑顔で飾ることができました。 頂点は逃したものの、打数の多さ(リーグ1位)からも伺えるようにミドルブロッカー3名が横田の怪我を補って余りある活躍を残したこと、そしてフルセット勝ち7試合という対応力の高さに裏打ちされた粘り強さを発揮したことが今季の強さだったのではないでしょうか。スタッフが一新される来季も目が離せません。

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