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会見・コメント

2022-11-12 00:40 追加

大分三好・山田滉太「どんな体制でも攻撃参加することが大事」2022.11.5 V1男子パナソニック戦会見

大分三好会見

V1リーグ 男子

11月05日にパナソニックアリーナ(大阪府)で行われたバレーボールV1男子、パナソニックvs大分三好の試合後会見コメントのうち大分三好分をお届けする。

■大分三好ヴァイセアドラー
●山田滉太選手(アウトサイドヒッター)

今日は第3セット切り替えられせ良くセットが取れました。自分たちに今後に勢いがつくことでした。
結果としては負けてしまったのでそこはしっかり反省しないとしけないです。
自分たちのバレーボールがはまるときはらないときが分かりやすく、はまらない時にどうするかというということだ大事なことだと思います。
悪い時にどうするかというのを一人ひとり考えないといけないと感じました。
●伊藤洸貴選手(セッター)

序盤から自分たちのサーブが入らなくて苦しい展開が続きました。
第3セットからサーブの意図を変えて点を取るというより崩すサーブを打った結果そこからブロックポイントなどが増えてくるなどいい流れになり、セットを取れました。
第4セット開始時にコンビミスなどで流れをつかめずに序盤一気に離されていつもの自分たちの悪い展開になりました。そこはセッターとしてスタートを大事にしないといけないなと思いました。

――山田選手に。レセプションの際に新加入のカンタパット(クンミー)選手が狙われている中でどのように対応しているか?
山田:来てから間もなく正直英語が通じないところもあるので、その点はコミュニケーションは日々とれるようにしている状況です。
まだどうするというところがカンタパット自体に通じていないと思うのでそこを伝えなければなりません。
やはり得点源だと思っているのでレセプションで崩されて攻撃力が落ちるということが自チームにとって一番悪いことです。
レセプションでカバーすることが僕が起用されている理由です。
カンタパットにストレスを与えないことが重要でリベロともっと話して、通訳さんがいるときにカンタパットに伝えて、どのように対応するかをもっと深くやっていかないといけません。

――自身のサーブについての評価は?
山田:サーブが1戦目以降良くありません。1戦目は僕のサービスエースでチームが乗っていくところがありました。
自分のサーブがどれだけ入るのかが試合の流れに一番重要なところです。
そこで今ミスがすごく多いです。そこで中途半端になってしまっています。
第3セットは自分で割り切ってサービスエースが取れたのは良かったですが悪い時に自分がサーブでどう切り替えられるかということは今後の自分の課題です。
ミスをした時にどうするという選択肢をいろいろ持たないと自分が選手として成長できません。
自分のサーブが入るようになればもっとチームが強くなると思いますし、サーブの重要性が一番わかっているのでそこは考えすぎずに柔軟にいかないといけないです。

――攻撃面についてはどのようにやっていこうとしているか?
山田:今は僕のパイプ(バックセンターからのアタック)にブロックがついてくれています。これはチームの中でいいことだと思っています。
自分にマークがつくことで他の外国人選手が決めやすくなったり自分がそういう攻撃をしてくると思わせることでクイックも通りやすくなります。
そこは自分が「レセプションして終わり」ではなくどうすればチームが良い方向にもっていけるかということを考えるときにどんな体制でも攻撃参加することが大事だと思っています。
もちろん自分が点を取るつもりでずっと入っています。今後は継続していかに外国人選手にブロックなどのストレスをかけないようにすることが大事です。
相手を引き付けられるように今後もやっていきます。

――伊藤選手に。新加入の外国人選手(カンタパット、イノックモゲニ選手)とコート内で直接コミュニケーションを取りづらい状況になっていると思うがどのように取り組んでいるか?
伊藤:基本ラリー終了後にコミュニケーションを取るようにしています。そこで気にしすぎると自分のトスもブレてきてしまいます。
スパイカーの表情を見ていいなと思ったらそのまま流してちょっと打ちづらそうだったなと思ったらコミュニケーションをとってという風にやっています。
その中でラリー中だとコミュニケーションが取りづらく、そこで型をはめる、こういうシチュエーションの時このように入るというのをチームとして作っていかないといけません。
ラリー中に言語の壁を感じるときがあります。そこは練習で作っていかないといけません。

――第4セットカンタパット選手に上げたバックアタックのトスがずれたのもそういうところがあるか?
伊藤:自分にとってはクイックにかけてバックアタックだったのに、カンタパットにとっては何とかのクイックだという感じでした。
Aクイックだったら少しトスをずらす、Bクイックだったら間に上げる(※)というところが(自分とカンタパット選手の間で)合いませんでした。

――新加入選手、今までやっている山田選手がいる状況でどのような組み立てをしようと思っているか?
伊藤:山田選手はレセプションの負担が大きいです。ローテーションをウチが回す中で相手の(背が高い)オポジットとマッチアップすることが多いです。(注:山田選手は175cmとバレーボール選手としては高くない)
相手のマッチアップがセッターのときにカンタパット選手をいかせて、逆に山田選手にはバックゾーンのローテーションの時にバックアタックでどんどん突っ込んできて欲しいと思っておりそこはうまく使えています。
当然山田選手がフロントゾーンのローテーションの時に生かせれば外国人選手2人も生き生き打てるというのはあります。

――現状各チームと戦ってみての手ごたえは?
伊藤:昨シーズンは負けるときは0-3、フルセット行けば勝てる感じがありました。今シーズンは先行されても追いつける能力、相手についていってセットを取れる場面もあります。
追いつけるということはブレイクが結構とれていると思います。その中でサイドアウトを1本でとるということを重点的にやっていけばウチのサーブは走ればブレイクが取れます。
サイドアウトをどれだけ集中していけるかで上位のチームに勝てるかなと思います。

――今日の試合とは離れるが日本代表合宿に呼ばれて収穫はあったか?
伊藤:ブラン監督に守備面、レシーブを褒めてもらいました。その中でセッターとして一番大事なトスの精度がまだレベルに達していないと言われました。
自分の足りていないところを監督が的確に言ってくれました。トスの精度について取り組まないといけないと再認識しました。

(※)男子のトップカテゴリでは、ミドルブロッカーとバックセンターからのバックアタックに入るスロット(ネットに平行な座標軸を基準とした位置)をずらし、相手ブロッカー1人でミドルブロッカーとバックアタックに入る選手を同時に対応できないようにすることが戦術として行われている。

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