2022-12-09 23:50 追加
JT広島・小野寺太志主将「今までスタートで出ていない選手も気を吐いてプレーをしてくれたので頼りになった」 V1男子会見
V1男子 JT広島会見
V1リーグ 男子
12月3日にアリーナ立川立飛(東京都)で行われたバレーボールV1男子、東京GBvsJT広島の試合後会見コメントのうちJT広島分をお届けする。
■JTサンダーズ広島
●ロサノラウルルシオ監督
先週勝利をして勢いに乗った東京GBさんになかなか難しい戦いになったと思います。
かたやウチは6連敗をしていました。厳しい中の戦いでしたが、3-0で勝利をすることができて良かったと思います。
サイドアウトのところで苦戦した部分がありましたがサーブ、ブロック、ディフェンスからの切り返しのトランジションアタックでいいパフォーマンスが出せたことが勝因だと思います。
――サイド(アウトサイドヒッター)に今まで組み合わせのなかった武智(洸史)選手、井上(慎一朗)選手を起用した狙いは?
ロサノ:練習の中で2~3週間おきのパフォーマンスが一番いい選手を起用する方針であることは変わりません。
井上、武智選手が2~3週間の練習、途中出場でのパフォーマンスを見せていたので起用する結論に至りました。
今まで出ていた、新井(雄大)、坂下(純也)、山本(将平)選手、皆の力が拮抗していて誰が出ていてもおかしくないレベルです。
小野寺(太志)、(ラッセル)アーロン(ジョセフ)、江川選手を除けばセッターもリベロも力の差はありません。
誰が出ても攻撃力があるチームだと思います。
東京GBさんも質の良い選手が揃っていて、自分たちと似たような状況です。
セッターは今日は金子(聖輝)、合田(心平)選手が出ていました。
ベンチアウトでしたが阿部(大樹)選手もシーズン序盤に出場していましたし、金子選手もスタメンで出ていましたし勝てる要素のあるメンバーを見極めながら起用しています。
――その中で今日の井上選手の評価は?
ロサノ:今日(相手の)アラウージョ(ラファエル)選手の力があるので、ブロック力をチームとして求められました。そこで彼はいい働きをしました。
あとはレセプション(サーブレシーブ)の部分で少し不安があったかもしれませんがスパイク、サーブ、相手のアタックに対してをしっかりいいブロックで対応しており、ネット際のプレーが素晴らしかったと思います。
――第1セット終盤で合田選手から金子選手へセッターを交代した狙いは?
ロサノ:ブロック面で交代しました。
合田選手は3本程度いいブロックタッチがありましたが、7~8本上から打たれて決められてしまう場面がありました。
東京GBさんのレフトからの攻撃力があるので(セットの)終盤対応しないといけないという意味を含めて交代しました。
――セッターの中で若手の金子、阿部選手をどのように育てようと考えているか?
ロサノ:合田選手を起用してるのはトス(セット)の精度が一番だと思うからです。
金子選手はトスの精度といった部分はありますが、(右膝半月板損傷のため4月中旬に)手術した影響もあります。
実際に練習を始められたのが8月以降で阿部選手、合田選手と比べると自分と一緒にトレーニングした期間も短いのでそこのハンデはあると思います。
そうはいってもここから常に成長を日々、ゲームごとに続けていかないといけません。
そこはセッターだけではなくどのポジションの選手もそうですがリーグを通して成長をしてくことがファイナル4に進める道だと思います。
――ラッセル選手の現状は?
ロサノ:怪我の状況はほとんど回復しています。実際に跳んで打ち出したのがここ2~3日の話です。
今週(12月5~9日)の全体練習はほとんど参加していません。
今日の試合前に練習をしましたし、徐々にコンディションを上げて来週(天皇杯)にプレーできる可能性は高くなっていると思います。(JTは12月10日が初戦)
今日はずっと出場していた安永(拓弥)選手も少し腰に問題があったのでベンチアウトでした。
彼も試合前にジャンプをして練習ができる状態でしたが、36試合の長丁場の戦いですし、天皇杯もあるので目先のことを考えず長い目で見ないといけないです。
怪我が悪化してチームのダメージが大きくならないようにローテーションをして選手を起用していきます。
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