2022-12-10 08:00 追加
東京GB・玉宅健太郎「流れが悪くなってしまうとバタバタといってしまう弱さがあった」V1男子会見
SV男子
●玉宅健太郎選手(セッター)
年内最後のホームゲーム2戦ということで、連勝で終わりたかったです。
序盤はいい形で進めることができましたが、流れが悪くなってしまうとバタバタといってしまう弱さがありました。
セットが変わるごとに気持ちの切り替えはできていました。粘り負けしてしまった印象です。
プレー面ではラファが決まらなくて、僕は今までラファに頼って上げていたのでそこで自分自身少し苦しくなってしまいました。
今日はアウトサイドの戸嵜、笠利選手が頑張ってくれました。そこは相手もマークしてくるところなのでそこで勝ちきれずという印象です。
●戸嵜嵩大選手(アウトサイドヒッター)
第1セットのあの点差があったのに(12-8でリード)そこで追いつかれてセットを落とすというところが僕たちの弱さです。
そこが取れていたら違う展開になったと思います。
追いつかれるというところで全員にプレッシャーがかかり攻めきれなかったところがあります。
そこを3本、2本以内に(相手の連続得点を)切れるようにならないといけないと思っています。
――2人に。連続得点を取られるのは技術的な部分、精神的な部分、両方どれだと考えているか?
玉宅:どちらかというのはないと思います。精神的な部分で戸嵜選手は全員にポジティブな声掛けをしてくれています。
そこからメンタル的にはそれほど落ち込んではいないと思いますがどうしてもプレーには影響が出てしまっているのかなと客観的に見るとそう感じてしまいます。
戸嵜:自分としては精神面だと思います。ラファエル選手が1本目ミスをした時に全員が「ああっ」という感じになってしまいます。
そこがなくならないといけないのと、ラファエル選手をもっていかせるように全員でしていかないといけないところです。
技術は皆あるので…うーんメンタルなのかなと思っています。
――玉宅選手に。継承前のFC東京ではミドルブロッカーの本数があったが今シーズン本数が少ないことについて。どのように対応しようと考えているか?
玉宅:いや~そうなんですよね。
僕としてもチームとしてもミドルブロッカーを使うのは非常に大事になってきます。
上げられていないというのは僕の課題になります。
そこでミドルが決まらなかったときにさっきの話ではないですが、流れがバタバタッといってしまうときがあります。
そのところで僕が使いきれていないというところで大事にラファエル選手やサイドに上げてしまっているというのがあります。
そこを乗り越えないとミドルブロッカーの攻撃が大事になってくるので使おうとは意識しています。
(会見当日は83打数中5打数1得点、翌日(3-2で勝利)では133打数中13打数6得点)
――高いセット位置でセットアップするのでアウトサイド陣は打ちやすい代わりにミドルとは合わないように見えるがどのように合わせようとしてるか?
玉宅:手原(紳)選手と僕の(セットアップ位置の)ちょっとの高さの違いで、ボールを触るのが僕の方が早くなってしまいます。
その部分でミドルブロッカーの入りが手原選手に比べると(ミドルブロッカーが同じタイミングで入っても相対的に)遅くなってしまいます。
そこで僕も我慢できずに先に上げてしまう癖があります。
その小さなところで合わなかったりすることはあります。
もう少し僕が我慢して上げるのかミドルブロッカーがもう少し早く入るのかあります。
練習では結構合わせていますが、試合になると(練習とは違い試合特有の)違う動きが入ってしまうのでそこで合わなかったりはあります。
――サイドやバックアタックを選択するのはそういう面からか?
玉宅:そこは相手ブロッカーを見て考えるところです。
今日はパイプ(バックセンターからのアタック)に相手ブロッカーが来ていなかったので自分の中では正解だと思います。(バックセンターからは12打数8得点)
これからはしっかりミドルブロッカーを使っていかないとなと思います。
――戸嵜選手に。改めて東京GBで選手契約を継続した理由は?
戸嵜:Vリーグに新しい風を吹かせているチームなので、何としても勝たせたいと思いました。
自分自身の力でどうにかなるのかというところは迷いました。
いることで自分のポジティブなところや攻撃面はチームに評価されています。
負けが続いていますがどれだけ自分がメンタル面、攻撃面でチームに貢献できるかを凄く考えています。
残る決断をしたので自分の選んだ道を正解にしていかないといけないなと思っています。
――ホームゲームでの会場の雰囲気について。
戸嵜:間違いなく背中を押してくれています。
サーブの時に静まり返るときが一番声援や手拍子を感じるタイプです。
あるから頑張れるというところはありますし見られているといつも以上に力を発揮しようというアドレナリンも常に出ます。
ポジティブに働いていると思います。
――今シーズンのここまでのプレーについて。
戸嵜:スタメンで起用してもらった試合が4試合目になります。
ずっと出場していたわけではありません。
短い期間でどれだけ結果を出せるかを常に考えています。
攻撃面の方で力になろうと思っていました(アタック決定率45.5%)が、今はパスがうまく返っている(サーブレシーブ成功率54.9%)のでそこを自信にしたいです。
プラスαでラファエル選手と同じくらい球(セット)をもらえるような選手になっていきたいです。
――自分でパスをする方がリズムに乗りやすいか?
戸嵜:「返っているときはリズムに乗りやすい」です。返らなくなったらリズムに乗りにくいので普通です。
その分古賀(太一郎)さんが取りにきてくれたり(ジャンプ)フローターだったら(戸嵜選手をレシーブから外して)2枚にして自分のバックアタックを生かしてくれるので適度に自分をリラックスさせてくれています。
常に狙われて緊迫状態という感じではないです。そこが古賀さんの凄いところです。
写真:黒羽白
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