2022-12-18 20:18 追加
ジェイテクトが2大会ぶり2度目の優勝。西田有志「体調不良でリーグを欠場し、苦しい時期を経ての優勝。とても大きな思い出になった」 天皇杯
天皇杯 決勝の結果
V1リーグ 男子
令和4年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドは18日、東京体育館(東京都渋谷区)で決勝戦を行い、ジェイテクトSTINGSと東レアローズが対戦。ジェイテクトがストレート(25-21、25-13、25-17)で勝利し、2大会ぶり2度目の優勝を果たした。
スターティングメンバーは、東レ=髙橋健太郎、酒井啓輔、富田将馬、パダル・クリスティアン、小澤宙輝、西本圭吾、リベロ・山口拓海。ジェイテクト=福山汰一、柳田将洋、村山豪、ウルナウト・ティネ、関田誠大、西田有志、リベロ・本間隆太。
第1セット、パダル、小澤らの活躍で東レが4-0と先行し、ジェイテクトはタイムアウトをとる。その後、柳田、ウルナウト、西田らの活躍で11-11と追い上げる。テクニカルタイムアウト後は福山のブロック、柳田の攻撃などからジェイテクトが逆転し、19-16とリードする。最後は柳田のスパイクが決まり、25-21でジェイテクトがセットを先取した。
第2セット、ウルナウト、西田の攻撃、村山のブロックなどでジェイテクトが先行。西田の連続サービスエースもあり、9-2とリードを広げる。対する東レは富田、小澤などの活躍で応戦するもジェイテクトの勢いを止められず、このセットも25-13でジェイテクトが連取した。
第3セット、柳田のサービスエースなどでジェイテクトがリード。12-8でテクニカルタイムアウトを迎える。東レはパダル、富田らの攻撃で応戦するが、西田の攻撃を止めることができず、最後も西田が決めて、25-17。ストレートでジェイテクトが勝利し、2大会ぶり2度目の優勝を飾った。
MVPは、ジェイテクトの柳田将洋が選出された。試合後、柳田は「チームやファンの皆さんにとらせてもらったMVPだと思っている」と語った。また、体調不良で3週間ほどVリーグを欠場していた時期のあった西田は、「原因不明の発熱が続き、血液検査を複数回したが、原因がわからないままで診断名がつかなかった。バレーを辞めざるを得なくなるのでないかとネガティブな考えも浮かび、孤独で苦しい時期を過ごした。今はコンディションも問題なくできており、支えてくれた皆さんに感謝している。そういう時期を経ての優勝だけに、1回の優勝がとても大きな思い出になった」と、これまで未発表だった体調不良の時期について打ち明け、感謝の気持ちを話した。
写真:堀江丈
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