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会見・コメント

2022-12-23 22:57 追加

東レ・髙橋健太郎「個の能力に頼って試合をしてしまった。もっとチームにならないと」 天皇杯決勝会見コメント

天皇杯決勝 東レ対ジェイテクト 東レ会見コメント

V1リーグ 男子

12月18日に東京体育館(東京都渋谷区)で行われた令和4年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド決勝、東レアローズ対ジェイテクトSTINGSの試合後の東レアローズの記者会見コメントをお届けする。

東レアローズ 0(21-25、13-25、17-25)3 ジェイテクトSTINGS

●髙橋健太郎選手

今日は本当に情けないの一言です。せっかく決勝に進出することができて、自分たちの目指している優勝をするということに一歩近づけたんですけど、 そのチャンスを無駄にしてしまったというか、不甲斐ない結果になってしまったなと思っています。今はファンの方やいろいろ応援してくださった方々に対して、申し訳ない気持ちが強いです。

●富田将馬選手

今、健太郎さんからもありましたが、自分自身も何もできなかったことがとても悔しいです。相手を勢いに乗せてしまって、こちらのしたいバレーボールができなかった結果がこれだと思います。

●小澤宙輝選手

とにかく悔しいの一言です。自分たちのバレーボールができなくて、相手のいいバレーボールができてしまって、本当に手も足も出なかった状態で、終始行かれてしまった印象です。

――髙橋選手に。「情けないの一言」とおっしゃっていましたが、試合中、かなり劣勢になっている時も、ずっとベンチからも声を出し続けて鼓舞されていました。 ああいう時はどんなことを考えながら盛り上げようとされていたのか、ご自身の役割をどういうふうに全うされようと思っていたのか教えてください。

髙橋:やっぱり昨年果たすことができなかった「優勝する」というところに、すごく今年、僕の中では懸けているところがあるので、そこにチャレンジできる権利を得て、今日の試合、このパフォーマンスは、僕の中でも思うところはいろいろあります。プレーしたくてもできない選手がいる中で、チームを代表してコートで戦っているという自覚と責任がちょっと…足りないことは多分ないんですけど、そこがもうちょっと出せればなという思いでこの試合をやっていました。でも、日々の積み重ねでしかこういうふうな結果というのは出せないと思うので、日頃の取り組みが出たんじゃないかなと。自分たちの弱いところが出てるなっていうふうには思いました。

――髙橋選手に。ジェイテクトの決定率がチーム全体で60.9パーセントとかなり高い数字となっています。東レとしてはどのように対策して臨もうと考えていましたか?

髙橋:うちの武器はやはりサーブですから、サーブで崩して、崩したところのインナー両サイド、柳田(将洋)選手、西田(有志)選手のインナーを止めるという戦術でプレーしてはいました。でも、相手のサーブレシーブも結構耐えていたし、しっかり返ったところで関田(誠大)選手には両サイドをうまく使って、速い展開でバレーボールを組まれていたので、その中で僕たちのディフェンスのところで、どこを抜かせて、どこを拾うか。 そして、逆にここはブロックで触らないといけないという、自分たちの勝ちパターンを考えるべきところを、試合中に何回も自分たちが向こうの戦術に合わせてというか、向こうのパフォーマンスの良さに合わせて後手に回って、「やられすぎてるから、そこを対応しよう」という感じになってしまいました。選手の中で感じているものとか、ゲームの感覚をもうちょっと信じてディフェンスしないと。
今後の試合もそうですけど、個の能力でどうにかしようとするんじゃなくて…、 今日の反省は本当にそこだなと思います。チームのブロックディフェンス、トータルディフェンスで試合をしなければいけない相手に対して、個々人の個で試合をした結果が、どこも止められなかったし、どこも拾えなかったという結果に繋がったと思います。もうちょっと”チーム”にならないとできないんじゃないかなと反省しました。

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