2022-12-27 12:51 追加
ジェイテクト・柳田将洋「グラフに例えるなら、チームは緩やかに上昇している」、西田有志「体調不良から復帰し、夢だった東京体育館で試合もできて、この優勝は大きい思い出になった」 天皇杯決勝会見コメント
天皇杯 決勝 ジェイテクト会見コメント
V1リーグ 男子
12月18日に東京体育館(東京都渋谷区)で行われた令和4年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド決勝、東レアローズ対ジェイテクトSTINGSの試合後のジェイテクトSTINGSの記者会見コメントをお届けする。
東レアローズ 0(21-25、13-25、17-25)3 ジェイテクトSTINGS
●柳田将洋選手
まずシーズン最初にとれるタイトルということで、 そこをしっかり獲得できたのは嬉しく思います。今日に関しては、昨日以上に選手全員がやるべきことを明確に、それをプレーに映していたと思うので、僕もやっていて、すごくスムーズにプレッシャーを感じることなく、バレーボールをすることができました。MVPを結果的にとることはできたんですけど、チームのみんな、それだけではなく、応援してくれるファンの皆さんにとらせてもらったなという気持ちがすごく強いです。
また、今回、この天皇杯皇后杯を開催するにあたって、このような素晴らしい会場をご用意してくださった運営や関係者の皆様に、僕たちの高いモチベーション、プレーを引き出していただいて、本当に感謝をしています。
年明けにリーグが再開するので、そこをしっかりと忘れないように引き続きこのチームの完成度を高めていければと思います。
●関田誠大選手
まず目標としていた優勝することができて、非常に嬉しく思います。ここまで目指してきて、なかなかいい形でいかず、苦しい場面もたくさんあったんですけど、昨日の準決勝でああいう壁を乗り越えたことで、今日はより一層チーム一丸となって戦うことができたと思います。内容に関しては、今日はサーブがすごく走っていて、サイドアウトもスムーズにとることができたので、そこが勝因だったと思います。
●西田有志選手
まず、皆様には足を運んでいただいて、今日の試合を見ていただいて、本当にありがとうございます。
体調不良でリーグを3週間休んでいたことについて、今ここではっきりさせておいた方がいいかなと思うので、最初からちゃんと話をさせていただきたいと思います。
リーグ始まる2週間くらい前に熱の方がずっと39度前後を行き来するような状態になり、それから1か月半ぐらい38度5分より下に行かない状態がずっと続いていました。そのような中でバレーボールをやっていて、自分の体の異変には気づいていた状態ではありましたが、やれないこともないっていう状態で…。皆さんも見ていただいた通り、リーグのウルフドッグス名古屋戦や堺戦の時に、パフォーマンスが全く上がり切らない状況でした。ドクターに言って血液検査をした結果、何らかの感染症になっていると言われたのですが、熱が出ている状態でPCR検査をやっても陰性でした。そこで、次に何が疑われるかっていうところで、ちょっと症状的に難病扱いにもなるような症状ばかりで、感染症の中でも抗原病だったりだとか、そういった関節系のものの検査やガン検診もやったりだとか、いろいろな検査をしました。
正直、不安でしかない状態で、3週間リーグを欠場している時も自分なりには休んで、検査も受けに行きつつやっていたんですけど、 検査はもう4回ぐらいやって、4回とも全部(数値が)悪くなっていってたんですよね。いろいろと薬を飲んだりとかしても、良くならない状況で。その中でも結局最後の4回目の時っていうのも普通の一般的な数値でいくと、その炎症反応っていうものが10以上超えている状態の数字で、一般的に言うと、本当に入院レベルっていうような状態でした。いろいろな先生に診てもらっていたのですが、症状もなく、熱も下がった状態となったので、「もう1回やってみよう」と、だんだんとチームに参加させてもらえるようになりました。
その3週間、本当にずっと孤独で、誰とも喋れない状態だったので、ものすごい恐怖感を感じていました。「僕はジェイテクトの一員として、バレーボールを今年はやれるんだろうか?」とか、いろいろとネガティブな発想をしてしまったこともありました。今、この天皇杯で優勝まで来れたっていうのは、ジェイテクトの選手の皆さんだったり、運営の皆さん、いろんな皆さんに支えてもらって、今ここまで来れたことを本当に感謝していますし、そんな中でもこうやって天皇杯で僕が夢としていた、東京体育館で試合をすることも叶えることができて、本当に感謝しています。
話がまとまらず、申し訳ないんですけど、正直この結果を出すまでは本当に苦しい状態で、(病状によっては)バレーボールをやめざるを得ないのではないかなどといろいろと想像してしまったこともありました。だけど、こうしてチーム全員で勝ちを取れる 1人の選手としてまた試合に出られているということにすごく感謝してるので、今日も自分にとって1回の優勝かもしれないですけど、ちょっと今年のものとしても、本当に大きい思い出になったかなと思います。
――西田選手に。今のお話に関連し、検査4回目受けて、それ以降は現在含めてどういう状況で、どんなコンディションなのでしょうか?
西田:今の現状は、コンディション自体も全く問題なく、薬も飲んでいない状態で、前からずっと貧血っていうか、鉄分のところが少し数字が良くなかったので、鉄剤を飲んだりとかしていますけど、 それ以外は全く問題ありません。コンディション面でも、今日のプレーを見ていただいた通り、しっかり戻ってきてはいるので、体としては全然問題はないと思います。
――熱が下がったのは、いつ頃?
西田:病院に行かなくなってからですかね(笑) 病院に行ったら、多分気持ち的にちょっとやられてた説はあるかもしれないですけど(笑)、バレーボールができるということだけで、生きがいを感じてる状態でもあったので、 それで良くなったのかわからないですけど、今はそういう状況です。
――正式な診断名はわからないままなのでしょうか?
西田:結局、何人の先生に聞いても、「これかな?」って(可能性をある病気を)絞られても、その数値が全く陰性とかマイナスとかっていうような数値だったので、 結局、1か月半の「不明熱」っていう状態だったのが現状です。
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