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会見・コメント

2023-02-17 07:00 追加

東京GB・武藤鉄也「第2、3セットは自分たちが思い描くサーブで崩して切り返して点数を取る想定通りのことができた」 V1男子会見

V1リーグ 男子

●古賀太一郎主将(リベロ)

昨日勝って今日の試合に臨むにあたって、第1セットのような接戦になることは準備していました。
外的な判定などの要因で難しいところはありました。そういうところを含めても勝ち切れたのは力がついてきた証拠です。
いい道筋を行っているという試合になりました。
●武藤鉄也選手(ミドルブロッカー)

古賀選手からもあったように第1セットの接戦をものにすることができました。
第2、3セットは自分たちが思い描くサーブで崩して切り返して点数を取る想定通りのことができました。
第1セットを取り切ったことが大きかったです。
●アラウージョラファエル選手(オポジット)

第1セットビハインドから勝ち切れたのが助けになりました。
試合の中だけではなく、チーム全員の成長を与える自信になります。

――武藤選手に。スパイクの本数が徐々に増えているように見えるが?
武藤:天皇杯以前はなかなかコンビが合わなく打数が少なったです。
天皇杯からリーグ再開までの2週間ぐらいでチームとしてクイック、パイプ(バックセンターからのアタック)という真ん中のセンター線を使っていく、決定率を上げていく練習をしてきました。
少しずつコンビも合ってくるようになって後半戦の試合の中では、うまく行くこと、行かないこともあります。
その中で出た課題を日々の練習に落とし込んで少しずつ修正をして試合の中で決定率を上げることができています。
それは継続してやっていきたいです。

――試合中セット間にマルキーニョス(レルバッキアントニオマルコス)コーチと話し合ったシーンがあるがどのようにコーチと取り組んでいるか?
武藤:チームとして戦術を立てていく中で、ブロックでは付き方というか今日に関しては手の出し方であったり相手の選手の特徴に応じてこうしていこうということをコミュニケーションを取って修正をしていました。

――その成果は?
武藤:今日話し合ったのは第2~3セットの間だったと思います。
実際ブロックポイントはありませんでしたが少しでも修正することで相手にプレッシャーを与えてブロックの一つの目的である相手のミスを誘うことの達成はできました。

――武藤選手に。先発として出続けている中での責任感について。
武藤:特別やろうというところはありません。日頃の積み重ねだと思っています。
昨シーズンよりもフィジカル、プレー面で安定しているのもあります。
そういう面では監督が試合に使ってくれているのではと思います。
特別責任感が芽生えたというよりは今まで積み重ねた結果だと思います。

――アラウージョ選手に。年明け欠場した試合もあったが現状のコンディションは?
アラウージョ:コンディションは問題ありません。
苦しい時はありましたが、フィジカルトレーニングなどもチームのメンバーと一緒に行えている状況です。
年末怪我がありましたが、Vリーグのスタイルに慣れていなかった面もあると思います。
今は少しずつ慣れてきて問題ないです。100%万全です。

――第1セット判定面などでフラストレーションがたまっているシーンが見受けられたがどのように対応をしたか?
アラウージョ:第1セットフラストレーションがたまるところがありました。
思い通りに行かないことでフラストレーションはたまりますが、それを外に出さないとプラスになりません。
それをすべて外に出し第3セットにはいいパフォーマンスに繋がりました。
フラストレーションがたまっていることは感じるかもしれませんが、それ自身はあきらめていることではないです。
そのフラストレーションを全て(外に)出して、第2、3セット活躍できました。
悪いものを出して成長するというのが自分のスタイルです。
全部出した後にチームの流れが良くなりました。
私も含めて細かいところでチームで修正をするところがあるのでそれをステップにして次の勝利に向かっていきたいです。

――古賀主将に。(古賀選手がセットをした)縦B(クイック)があったが?
古賀:相手のセッター(井口直紀)が(背が)低い(173cm)ということがありセオリーはセッターの前から攻めることです。
相手はそれをやることが分かっているので(ブロックを)スイッチ(セッターがセンターでブロック)することがありました。
それを見て2人揃ってラファ選手のほうに動いたので、相手の状況に対応してトスアップしました。
リスクを負ったプレーだったので気持ちに余裕がないとできないと思います。
相手に(こういうプレーがあると)見せにいったプレーになりました。

――スパイクを打った小田嶋(大貴)選手が助走にきちんと入っていたが?
古賀:小田嶋選手の性格もあると思いますが、上がってこなくても全力で入ってきます。
武藤選手だったらどうですかね(笑)
普段やるかというと毎日やるプレーではありません。小田嶋選手の性格が出たプレーでした。

――張選手のレセプションが崩れることを想定してどのように準備していたか?
古賀:トス(セット)を上げるのはこのチームでは多いです。
セッターの練習量と同じくらい自分もトスの練習をします。
自分の責任を果たすために準備をしていました。
今日張選手が入るからそれに合わせた練習ではなく日頃からセッターと同じ練習量で行っています。
自分の長所、セッターとの兼ね合いでそういうプレーが増えています。

――チームによっては(後衛の)アウトサイドヒッターがセカンドセッターをやる中で(東京GBは)リベロがセカンドセッターをやるプラス面について。
古賀:アウトサイドヒッターがトスを上げるメリットはパイプ攻撃(と見せかけたフェイクセットのプレーを絡めること)ができるからです。
アウトサイドヒッターにそれができるだけの能力がないとただリスクを負うだけのプレーになってしまいます。
もちろん日本代表の選手は状況判断、トスの精度(などの能力)を兼ね備えています。実際は難しいプレーです。
ではどの段階でそのようなプレーをするのかは可能性の話になってきます。その点はカテゴリに応じた判断になると思います。そういったメリットデメリットはあります。
チームの方針、アウトサイドヒッターにも言えますがリベロのトスの能力、そういったチームの長所の組み合わせで(アウトサイドヒッター、リベロどちらがセカンドセッターになるか)決めるべきだと思います。
どのポジションがトスを上げないといけないということではなくて、ウチの場合はその兼ね合いで自分が上げる状況になっています。

――セッターの経験は?
古賀:(佐世保南)高校までセッターでした。

――武藤選手に。小田嶋選手の古賀選手からの縦Bを見せられたことについて。
武藤:練習中に普通に来るかなと思って(助走に)入っています。

写真:黒羽白

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