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ゲームレポート

2023-02-21 06:00 追加

井手智所属のベルリン、欧州チャンピオンズリーグでベスト8進出!「準々決勝もとにかく今日みたいに向かっていく」

井手智所属のベルリン、欧州チャンピオンズリーグでベスト8進出

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バレーボール男子、欧州チャンピオンズリーグは現地時間2月15日(水)にプレーオフが行われ、井手智所属のベルリン・リサイクリングバレーズ(ドイツ、以下ベルリン)がジラットバンク・アンカラ(トルコ、以下ZBアンカラ)を3-2(24-26, 25-21, 25-20, 18-25, 15-9)で勝利し、次の準々決勝へコマを進めました。

井手はリベロとして全セットにスタメンで出場し、安定した守備でチームの勝利に貢献しました。

第1セットスタメン
ベルリン
OH:カール(フランス)、ショット(ドイツ)
MB:ブレーメ(ドイツ)、シュタレカル(スロヴェニア)
OP:ソトラ(チェコ)
S:ティレ(ドイツ)
L:井手

ZBアンカラ
OH:アタナソフ(ブルガリア)、ユアントレーナ(イタリア)
MB:ブルブル(トルコ)、トスン(トルコ)
OP:テルマー(オランダ)
S:エクシ(トルコ)
L:バイラクタシュ(トルコ)

●試合レポート
本来このプレーオフはホーム&アウェイの2試合で勝敗を決める予定でしたが、先日のトルコ・シリア大地震によりトルコ国内での試合の開催が困難になったため、ベルリンでの1試合で勝敗を決めることとなりました。

また試合の前には黙祷が行われました。

第1セット、Sティレのサービスエースで試合が始まると、その後は中盤までお互いにサイドアウトを取り合う展開が続き、ベルリンはOHカール、ZBアンカラはOPテルマーを中心に点数を重ねます。13-12の場面からZBアンカラに続けてアタックミスが出て15-12とベルリンが3点差をつけると、MBブレーメのサービスエースやMBシュタレカルのブロックなどで更にブレイクを重ねて24-20とベルリンが4点差をつけて先にセットポイントを向かえます。しかしそこからベルリンはアタックミスを連発してしまいサイドアウトが取れず24-24と追いつかれてしまうと、その後もOHユアントレーナとOHアタナソフにスパイクを決められてZBアンカラが24-26と大逆転でこのセットを取ります。

第2セット、序盤からベルリンのSティレが極端なほどミドルにボールを集め、選手もそれに応えて次々と点数を決めて7-4とベルリンがリードします。ZBアンカラもMBトスンのサービスエースなどで8-9と一時逆転しますが、OPソトラのスパイクとサーブで17-15と再びベルリンが前に出ます。そこからまたベルリンはMBの2人で次々とサイドアウトを切っていき、最後はOPソトラのサービスエースがまた決まって25-21でこのセットはベルリンが取ります。

第3セット、引き続きベルリンが序盤からミドル中心にサイドアウトを取りつつ、OHカールのサービスエース、MBブレーメのブロックなどでブレイクを奪って12-7とリードします。その後OHユアントレーナのサーブなどでZBアンカラが13-11と点差を縮めますが、ベルリンがそこからさらにOPソトラやOHショットのスパイクで21-15と点差を広げなおすと、最後はOHカールがスパイクを決めて25-20でこのセットもベルリンが取ります。

第4セット、序盤からベルリンがSティレのエースやOHショットのブロックで3-0とリードすると、さらにOPソトラのアタックやエースで9-4とリードを広げます。しかしOHカールのミスで15-15とZBアンカラが追い付くと、さらにOHユアントレーナのサーブからOHアタナソフのスパイクや自身のサービスエースなどで一気に5連続ブレイクして16-21とZBアンカラが一気に逆転します。そしてそのまま最後もOHユアントレーナがキレのあるパイプ攻撃を決めて18-25でこのセットをZBアンカラが取ります。

第5セット、ベルリンはMBブレーメでサイドアウトを取りつつOHカールのブロックやスパイクでブレイクを奪って6-4とリードします。そこからZBアンカラに続けてミスが出て8-5でコートチェンジを迎えると、さらにベルリンがOHカールとSティレのサービスエースなどで13-7と点差を広げます。

そして最後はリベロ井手のサーブレシーブからOPソトラが力強いスパイクを決め、15-9でこのセットを取り切ったベルリンが3-2でZBアンカラに勝利しました。

MVP:MBアントン・ブレーメ(17得点(うちサーブ2、ブロック2)、アタック決定率65%)

井手はサーブレシーブ成功率45%をはじめ安定した守備でチームの勝利に貢献しました。

これによりベルリンは欧州チャンピオンズリーグ準々決勝に駒を進め、準決勝進出をかけてペルージャ(イタリア)と対戦します。

試合日程はホーム戦が現地時間3月8日(水)19:30から、アウェイ戦が3月15日(水)20:00からとなります。

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