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ゲームレポート

2023-02-22 08:30 追加

石川祐希ミラノ、強豪トレントをあと一歩まで追い詰めるも2-3で逆転負け イタリア1部

ミラノ ゲームレポート

Others / 全日本代表 男子

イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第9節、石川祐希所属ミラノ(8位)は現地時間2月19日(日)にホームでトレント(3位)と対戦し、2-3(25-22, 26-24, 23-25, 24-26, 8-15)で敗れました。

石川祐希はこの試合スタメンで出場し、チーム2位の18得点の活躍でした。

第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ヴィテッリ(イタリア)、ロセル(アルゼンチン)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)

トレント
OH:ミケレット(イタリア)、ラヴィア(イタリア)
MB:デヘアー(ベルギー)、ポドラスチャニン(セルビア)
OP:カジースキ(ブルガリア)
S:スベルトリ(イタリア)
L:ラウレンツァーノ(イタリア)

●試合レポート
第1セット、トレントがサイドアタッカー3人の攻撃で1-3と先行すると、MBデヘアーのサービスエースやミラノのスパイクミスなどで連続得点をあげて5-10と大きくリードします。しかし今度はミラノがOH石川のブロックなどで13-15と点差を縮めると、その後トレントにミスが重なり21-20と終盤で逆転に成功します。その後も途中出場のOHエバディプール(イラン)のサービスエースやOH石川の3枚ブロックを打ち抜くキレのあるスパイクなどで次々と得点を重ねたミラノが25-22でこのセットを取ります。

第2セット、ミラノはOHエバディプールをそのままコートに残します。序盤はOH石川とOHミケレットの点の取り合いとなりますが、その後はお互いにブレイクを奪いつつも3点以上開かない拮抗した展開が続きます。そんな中でもOPカジ―スキのスパイクなどでトレントがやや先行して16-17まで進みますが、そこからミラノがOPパトリィのサービスエースや途中出場のMBピアノ(イタリア)のブロックなどで3連続ブレイクに成功し20-17と一気にリードを広げます。その後OH石川のスパイクなどで24-21と先にマッチポイントに乗せますが、そこからMBポドラスチャニンのスパイクやブロックでまさかの3連続得点で24-24と同点に追いつかれてしまいます。しかし最後はOH石川の強気のサーブからMBロセルがブロックを決めて26-24でこのセットもミラノが取ります。

第3セット、こちらも序盤から競った展開となり、ミラノはOPパトリィとOH石川、トレントはOPカジ―スキやOHラヴィアを中心に得点を重ねて15-15まで進みます。ここでトレントがOPカジ―スキのサーブから2本のサービスエースを含む4連続ブレイクを決めて15-19と一気に抜け出すと、そのままOHミケレットのスパイクなどで得点を重ねて21-24とセットポイントを握ります。ミラノも途中出場のOHメルガレホのスパイクなどで23-24と1点差まで詰め寄りますが、最後は決まったと思われたメルガレホスパイクにチャレンジでタッチネットの判定が出て23-25でこのセットをトレント取り返します。

第4セット、再び序盤から両チームとも度々ブレイクを奪い合いながらサイドアタッカーを中心に得点を重ねる拮抗した展開となります。中盤OH石川にミスが続いて11-13とトレントが抜け出したかに思われましたが、すぐさまミラノがそのOH石川のスパイクなどで14-14と同点に追いつくと、さらにその後キレのあるパイプ攻撃で再びブレイクを奪って21-17と終盤でミラノがリードを広げます。そのままミラノがOH石川のスパイクで24-21と先にマッチポイントを握りますが、そこからOHミケレットの強烈なサーブがミラノレシーバー陣を襲い、OHラヴィアのスパイクやブロックなどで一気に4連続ブレイクを決めたトレントが24-26と大逆転でこのセットを奪い返します。

第5セット、ミラノはOHエバディプールやOPパトリィ、トレントはOHミケレットを中心に得点を重ねて7-8と競ったままコートチェンジを迎えます。しかしそこからOPカジ―スキのサーブが爆発し、2本のサービスエースを含む怒涛の6連続ブレイクでトレントが7-14と一気にマッチポイントを迎えると、最後はOHミケレットの高さのあるスパイクが決まって8-15でこのセットを取ったトレントが2-3でミラノを下しました。

MVP:OHアレッサンドロ・ミケレット(20得点(うちブロック2)、アタック決定率51%、サーブレシーブ成功率39%)

石川祐希はチーム2位の18得点(うちブロック1)、アタック決定率40%、サーブレシーブ成功率31%の活躍でした。

これでミラノは通算9勝11敗27ポイントとして8位を維持。

次の試合は現地時間2月25日(土)18:00(日本時間翌2:00)から、コッパイタリア準決勝を再びトレントと戦います。

文:堤敏樹(『トシキブログ』より)
写真:Lega Pallovolo Serie A

●石川祐希コメント
今日の試合はトレントと良い試合ができたのですが、そのあと3セット負けてしまったのでとても悔しいです。4セット目は点を取り切らなければいけないところで、少しミスして相手にセットを取られてしまったので、そこを修正して、来週またトレントと臨みたいと思います。

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