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会見・コメント

2023-02-25 10:50 追加

V2女子で230試合達成、偉業を成し遂げたGSS東京・色摩知巳「とにかく今が楽しい。スピーチでは頭が真っ白になってしまいました(笑)」、中澤恵「バレーの楽しさを嚙み締めることができた日でした」 V2女子会見

2月19日、V2女子東京大会会見

V2/V3 女子

2月19日、GSS東京サンビームズはホーム、中央区スポーツセンターで現在3位のルートインホテルズブリリアントアリーズと対戦し、セットカウント3-1で勝利した。

Vリーグではこの週より声出し応援を解禁。運用は主催チームの判断によるが、GSS東京はいち早くホームゲームの声出し応援解禁に踏み切り、会場には双方の応援団を中心とした声援がこだました。

「GSSらしさ」をいかんなく発揮して上位チームを迎え撃ったGSS東京。試合前には230試合出場(Vリーグ栄誉賞該当)を達成した色摩知巳のセレモニーも開催され、チームにも色摩にも記念すべき勝利となった。

V1に比べ試合数が少なく、難しい条件をクリアして成し遂げたV2選手の230試合出場は偉業と言える大記録である。その色摩をはじめ、期間限定Vリーガーとして話題の中澤恵らの試合後コメントをお届けする。

GSS東京サンビームズ 3(23-25、25-19、26-24、25-17) 1 ルートインホテルズブリリアントアリーズ

■GSS東京サンビームズ

●色摩知巳選手(アウトサイドヒッター)

今日は一か八かでいいからとにかくサーブで攻めるという方針でした。そこがうまくできたと思います。サーブで崩してブロックでワンタッチを取って自分たちの良い流れに持っていけた。コートの外から見てそのことを感じていました。
私は今日出番がないかなって思っていたんですけど(笑)、途中で少しコートに入れました。母校のみんなも来ていたので良かったです。

●中澤恵選手(アウトサイドヒッター)

今日は「チームには失うものは何もない、どんどん攻めていこう」という話から始まった試合でした。試合を終えて振り返ってみると全員が強気で失敗を恐れることなくプレーできていましたし、そのことが勝利につながったのではないかなと感じています。
特に第3セットの競った場面で取り切れた時ですね。タイムの時にもチーム全体で攻めていくぞという雰囲気で、弱気な表情は誰一人なく、自分もコートに強気で入っていくことができました。チーム全体で勝ちに行くんだという一致団結した空気になれたのが勝因かなと思います。
個人的には昨日指を怪我してしまったのもあって、実は不安な気持ちを持ちながら試合に入ったんです。でも、レシーブがうまくいかない中でも、みんなが崩れたボールを決めてくれて。
今日は仲間に助けてもらった場面が多かったので、残り2戦、自分のコンディションを整えて、恩返しができるように、誰かを助けるプレーをもっとしていきたいと思います。

●及川佑加選手(ミドルブロッカー)

今日の試合はずっと攻め続けられたなと私も感じています。ブロックでワンタッチを取ったボールをしっかり上げてくれたり、気持ちで繋がっていた部分もあったなって。すごく熱い気持ちになれた試合でした。

●勝見咲子選手(アウトサイドヒッター)

リザーブスタートでした。プレーだけじゃなくて気持ちの面でもチームを攻めの姿勢に持っていくというのが私の今日の課題でした。
第1セットの途中から出ましたが、そこで少し流れを変えることができて、第2セット以降はスタートで入りました。今日1試合通して攻め続けることができて、個人的にもチーム的にも良い形の試合ができたのかなと思います。

ーー色摩選手に。試合開始前に230試合のセレモニーがありましたね。試合開始前に泣かされてしまった感想は(笑)?

色摩:母校の清水先生(現・文京学院大学女子中学校・高等学校校長)から言葉を頂けるとは思っていなかったので…想定外でしたね。先生のスピーチまでは我慢ができましたが、自分が話す番になったら泣いてしまいました(笑)何を話したか、頭が真っ白になって自分でも覚えていないです(笑)。

ーーバレー人生を振り返るきっかけにもなったのではないかと思います。

色摩:小学校の時に一緒にプレーしていた仲間のお母様方が来てくれたりとか、小学校の同級生も来てくれたし、今日は本当にいろんな人たちが来てくれましたね。

ーー松尾由紀子さん(群馬銀行・アランマーレ・GSS東京でプレー)もいらっしゃってましたね。場内でアナウンスされていましたし、お元気そうでした。

色摩:まあ、松尾は(笑)。変わらず賑やかですので。
プレーを20数年やってきて…何年やったんだろう? 毎シーズン毎シーズン本当にいろんなことがあって。とりあえず今が楽しいです。自由にやらせてもらってますし。

ーー中澤選手に。声出し応援が解禁になりました。ようやくVリーグらしい試合を体験できたと思います。

中澤:ホームゲームはこれで2回目、ですね。デビュー戦は自分のことで頭がいっぱいでした。名前の入ったユニフォームが着れたことだったり、センターコートでバレーが楽しめたという感想で。
でも、今回はチームのために絶対勝ちを掴み取りたいっていう気持ちで臨めました。自分がVリーグに参加するきっかけになった「これまでの感謝を伝えて、みんなにバレーを楽しんでもらいたい」という思いです。
今回はそれを後押ししてくれる声援があったので決めたときには普段以上に嬉しかったし、仲間が決めてくれたのをガッと喜んでいける感覚を体感できたので…本当にバレーの楽しさを嚙み締めることができた日だったなって思います。

ーー噛み締めてバレーを続ける気になりましたか?

中澤:(期間限定と決めているので)それはなっちゃダメだなと(笑)

ーー及川選手に。張心穆意選手の対角ミドルとしてコンスタントに活躍をされています。自分のプレーで自信を持っている部分は?

及川:自分としてはそんなに攻撃型ではないと思っていて、ブロックを武器に今までやってきました。ブロックを頑張れば他のプレーも良くなるというか。はい、得意なプレーはブロックです(笑)

ーーサーブでの集中した姿が印象的です。

及川:サーブは元々は苦手だったんです。でも、GSS東京に入って周りに教えてもらったり、ここで自信を持てたところはあります。

ーー今後の抱負を。

及川:他の人がスパイクで点を取ってくれる中、もっと自分もスパイクで頑張らなければ、と。苦しい場面でもっと頼って使ってもらえる選手になりたいです。

ーー勝見選手に。大活躍でしたね。途中まで決定率も60%超えでした。今日のスパイクの手応えについて。

勝見:最近、不調が続いていたというのもあるんですけど、メンバーにフォームを見てもらったり、コツとかを教えてもらったりして。今日は今までとは違うフォームで挑んだ初試合でした。
あとは気持ちの面ですね。自主練を一緒にやっているメンバーをはじめ、今日はチーム一丸となって気持ちの面でもみんなが支えてくれました。
自分はパワーヒッターです。いつでも思いっきり打ち切る、その持ち味を存分に発揮できた日だったと思います。

ーー会場の雰囲気が元のVリーグに戻りましたね。

勝見:はい。ファンの方たちの反応って実はシビアだなというのが6年間プレーしてきた感想なんです。たとえホームでも…良いプレーがあれば一緒に乗ってくれるし、良くないプレーが続いたら「もうちょっと頑張れよ」みたいな雰囲気も出してくれる。その中で今日は会場の勢いをGSSの東京のムードに持っていけたと思います。そこには声出し応援解禁という相乗効果もありましたね。
これで「GSSらしさ」を取り戻せたと思うので、残り2試合、それをいかに発揮できるかというのを意識してチーム力で戦いたいと思います。

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