2023-03-01 07:00 追加
姫路・宮部藍梨「プレー面、精神面でチームとして1つになって全員で戦えた」JT・目黒優佳主将「自分たちのマイボールにした時に精度が良くなかった」V1女子会見
V1女子 姫路vsJT 会見
V1リーグ 女子
2月25日にヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市立中央体育館)(兵庫県)で行われたバレーボールV1女子、姫路vsJTの試合後会見コメントをお届けする。
■ヴィクトリーナ姫路
●櫻井美樹選手(セッター)
今日の試合は、第1セットで競り合う場面が多かったです。そこで自分たちが崩れずに我慢してセットを取れました。
第3セットは自分たちのリズムが合わずに崩れてしまいましたが第1セットを取り切れたことが今日の勝因です。
●花井萌里選手(リベロ)
1週間取り組んできたことが今日発揮ができたこと、先週に引き続き数字に表れない部分がチームの中で連携が取れたことが勝利に繋がりました。
●宮部藍梨選手(アウトサイドヒッター)
第1セットの最初から自分たちがしたいバレーが展開できました。自分たちで流れが作れました。
第3セット難しい展開になり取り切れませんでした。
取り切れない中で流れを向こうに渡し切らない、うまくいかなくてもその理由、次はこうしていこうというのをコート内で選手間で話すことができました。
プレー面、精神面でチームとして1つになって全員で戦えた印象があります。
●金田莉実選手(ミドルブロッカー/アウトサイドヒッター)
今日の試合は出だしから個々でやるべきそれぞれの役割をしっかり全うできたことが勝利につながったと思います。
――4人に。今シーズン初のホームでの勝利をどのように感じているか?
櫻井:今シーズンのホームゲームでで1回も勝つことができなくて(V1レギュラーラウンドの)100試合目でホームゲームの記念すべきところで勝ち切れたのは凄い嬉しいです。
ホッとしたというかホームゲームで勝てて良かったという思いです。
花井:今まで勝てなくて自分たち、応援して下さる方々も苦しいという中で今日100試合目という記念すべき日に勝てたのは心の底から嬉しいと思います。
宮部:100試合目もですし、ホームでなかなか勝てないこともありましたので凄い嬉しいと同時に今シーズンから入団して初めてホームゲームで勝てたので嬉しいです。
ホームゲームだといつもたくさんの方が応援に来てくださって声が出せない中でもハリセンなどで応援して下さっていて、それを(勝利という)形で返せないということが苦しかったです。
チーム、応援をしてくださった人ありきの皆で勝てたという試合なのでそこは凄く嬉しいです。
金田:ホームゲームでなかなか勝てなくてそれでもずっと会場に来て応援して下さっているファンの方、それでも最高の環境を作ってくださっている運営の方々に今回このホームゲームで勝てたことが凄く嬉しいです。
――宮部選手、金田選手に。2人とも今までやってきたポジションとは違うことをやっていて、金田選手は前衛時にレセプションをしてミドルブロッカーとしての攻撃をしている。
2人がこのポジションで経験を積んだことがチームの力となり連勝の要因となったか?
宮部:私個人的には自分ができないことを(金田選手に)補ってもらっている立場です。(アウトサイドヒッターだがレセプションに入るのはS3(宮部選手がフロントレフトのとき)のみ)
自分のすべきサーブレシーブ(レセプション)という箇所をミドルブロッカーの金田にお願いをしてやっています。
その分自分が前衛の打つ時の責任感は他のアウトサイドヒッターの選手よりあると思います。
自分が背負わないといけないところを半分背負ってもらっているので思い切りプレーができますし絶対に決めないといけないというのは自分自身覚悟を持っていやっています。
金田:宮部選手と同じで私がスパイクで決められず点数を稼げない分藍梨に決めてもらうという部分でお互いにできない部分を補っています。
最初慣れない部分がありましたが、今はそれがいいように嵌っていてそれが連勝に繋がっていると思います。
――櫻井選手に。2人に加え、田中(咲希)選手も本来のオポジットではなくミドルブロッカーとして起用されているが普段とちがうフォーメーションでやっていることに関して気を付けていることは?
櫻井:どんなポジションに入ってもその人の特徴があります。その特徴を生かしながらゲームをしたいという思いでやっています。
逆に相手からすると変則的なのは嫌ではないかと思います。そこはポジティブに考えて相手の嫌なことをしようという思いで試合に臨んでいます。
――花井選手に。数字に表れないところで花井選手のディグから点数が決まったことが多かったがどのようにレシーブをやってやろうと思ったか?
花井:自分たちは挑戦者です。自分のプレーを全力で精一杯出し切ろうという思いでやっています。
相手も点を決めに来ているので拾って相手を悔しがらせようという強い気持ちをもってやっていました。
技術どうこうというよりはメンタルの面で相手に負けないという気持ちでやっていました。
――宮部選手に。ここ数試合非常にノッてきているように見えるが技術的にここができてきたことはあるか?
宮部:日立Astemo戦の後のデンソー戦(1/14)から調子が上がってきました。
調子が上がったというよりミドルブロッカーで練習してきた期間から(年末の)皇后杯の後の休みのときの(アウトサイドヒッターへの)移行期間がありました。
(年明けの)日立Astemo戦では先発ではありませんでしたが、そこの次の週からは自分が思っているようにアウトサイドで打てるようになってきたイメージがあります。
ミドルから打つ、アウトサイドから打つときの長いコースはそれぞれ長さが違います。助走の取り方も違います。
そこでの自分の頭に思い描いているプレー、自分が実際にできるプレーのギャップがあった部分のすり合わせができて来ていると思います。
ミドルと、アウトサイドでは腕を振るスピード、助走の入り方も違います。
もともとアウトサイドだったところを(日本代表から)ミドルに変えていろいろなポジションをやっていると頭でわかっていても体で動けないというのは誰でもどんなにうまい選手でもあると思います。
その練習期間が必要でした。段々慣れてきたかなと思います。
――チームとして3連勝したが、苦しいところからチームで取り組んだこと、浮上したきっかけは?
宮部:特別な話し合いがあったわけではありません。デンソー、KUROBE、JT戦で先週の2連勝で特に感じたのが1レグ、2レグで負けていて相手が上回って負けたのは事実です。
勝てない相手ではなかったところを自分たちが負けてしまっている部分とKUROBEさんと試合をしているときに1日目、2日目両方とも2セットを先取していたのに逆転されてフルセットで負けました。
そういう悔しかった気持ちや3レグに入ってこれ以上負けられないという、これまでも負けられないということはありましたが絶対負けないということがあります。
KUROBE戦で逆転負けしたことは精神的にきつかったので同じことは絶対繰り返さないというのは全員そういう気持ちで挑んでいました。
この連勝で、勝てるという手応えを自分、チームでつかめてきたことがJT戦に自分たちのプレーを100%出せるという力があるという強い気持ちをもって挑めたと思います。
先ほど萌里さんが言った通り得点では見えないところでチームで頑張ったのが連勝という形に出てきていると思います。
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