3月4日にバレーボール元日本代表の栗原恵さん（アテネ・北京五輪代表）と迫田さおりさん（ロンドン・リオ五輪代表）の現役時代の写真をトレーディングカード仕様にまとめた、バレーボール・レジェンドシリーズ 第2弾！「栗原恵・迫田さおり」アスリートカードが発売となり、19日に東京都内で発売記念イベントを行った。
　イベントに先立ち、メディアの取材に応じた栗原さんと迫田さんのコメントをお届けする。

――このトレーディングカードのお話があった時の気持ちは？

栗原：引退して今年で4年目に入るので、選手時代の写真を出すということは個人的には少し躊躇していました。でも、母に「こういう話があったとしたらどう思う？」ときいた時に、「選手としての形を残してもらえるのはすごく幸せなこと。私も嬉しいし、見てみたい」と。それで、お願いすることにしました。

迫田：私は率直に、「メグさんとご一緒させていただいてもいいの？」と。「ぜひお願いします！」と言いました（笑）

――栗原さんに。躊躇されたのはどういう理由からですか？

栗原：セカンドステージとして、今後はどういうふうに活動していくかというところをちょうど考えてたタイミングでした。引退後、いろいろな活動をさせてもらっている中で、「選手の時に戻る」っていうのが、自分の中でどうなのかなというところを少し考えました。でも、大変ありがたいお話だなというのは、もちろん最初から感じていました。

――写真の選別に関しては、お二人も関わったのでしょうか？

栗原・迫田「はい（笑）」

――どのようなポイントで、写真を選びましたか？

迫田：変な顔じゃないか（笑）　すみません…。

栗原：やっぱりプレー中って真剣なので、どうしても険しい顔が多くなってしまいます。でも、その中で形にせっかく残してもらうので、少しでもいい表情を残してもらいたいなと考えました。
私は多分、プレー中は笑顔よりもすごく険しい表情が多かったのですが、自分の写真の選別の中では、そういうところも応援してもらっていたファンの人に見てほしいなっていう部分もあり、ちょっと多めに選ばせてもらいました。

迫田：私もコートの中では笑顔はスパイクなどを決めた時以外は出せないタイプだったので…。打ってる時も、その「決めてやる」っていう思いの写真をたくさん撮ってもらっていました。なので、そういう写真も中にはあって、それが本当の自分かもしれないんですけど、もうちょっと柔らかい方がいいかなっていうのはありましたね。

――今は「戦う顔」をする機会もなかなかないと思いますが、改めて、今回のトレーディングカードで仕上がった自分の戦う表情を見て、いかがでしたか？

栗原：やはり当時の記憶ももちろん甦りますし、これだけ戦ってたんだなっていうふうに改めて客観的に見て、すごく感じたので、自分としても当時を振り返るいいきっかけをいただけたなと思って感謝しています。

迫田：現役の時って、あんまり自分の表情を見る機会がなくて、今、もう一度振り返ってみたら、「あ、こんな表情をして戦ってたんだな」とか、ユニフォームの種類などを見て、「あ、この時はこの時代だな」とか、そういうことを思い返して、懐かしくなります。
こんな時もあったなというか、ある意味この時って幸せだったなとか、いろいろな感情が甦ってきました。

――お互いのカードはご覧になりましたか？　その印象は？

栗原：リオ（迫田さん）はガッツポーズをしてるところが私の中では印象的だったので、 そういうカードを多く見ることができて、私自身もすごく嬉しかったです。

迫田：メグ（栗原）さんはやっぱりかっこいいなと。こうやって一緒にこの場に立たせてもらえることも、もう奇跡じゃないですか！　家族も「すごいね」って言ってくれて、表情ひとつとっても、 同じコートに立つ機会がなかなかなかったからこそ、「この時はどう思ってたのかな？」とか、「どんな感情で戦っていたのかな？」とか、勝手に考えていました。

――それぞれ、ご自身のお気に入りの写真は？

栗原：本当に素敵に作っていただいていて、 どれもって言いたいんですけど、特にスパイクを打っているフォームの写真は、もう今は絶対できないことで、当時だからこそだと思うので。すごく個人的には気に入っています。

迫田：私はスパイクを決めて、チームのみんなとか会場でワーッってなっている時が本当に好きだったので、顔は別として喜んでいる写真のカードがいいなと思っています。

――今回、レジェンドシリーズの第2弾っていうことに関しては、どのような感想をお持ちですか？（第1弾は江畑幸子さん、佐藤美弥さん）

栗原：「レジェンド」っていう言葉が、ちょっと重たくて。先輩方にも後輩にもすごい選手がたくさんいる中で、第2弾として取り上げていただいたことが本当にありがたいなと思って、 幸せに感じています。

迫田：「レジェンドなんて、そんな私には…」っていう…。本当にそれだけですね（笑）

――トレーディングカードを購入したファンの方にはどんなふうに楽しんでもらいたいですか？

栗原：さっきリオが言っていたように、私たちは少し世代が違うので、同じコートに立つ機会は本当に少なかったんですよね。なので、例えば今日のイベントでもリオの応援をしてきたファンの方に会えることも私自身も楽しみですし。逆に私をきっかけに応援してくれていた人にリオの魅力に気づいてもらえるという、お互いにとっていいチャンスだと思っています。

迫田：どんなふうに楽しんでいただいても嬉しいのですが、現役時代はファンの皆さんもきっと同じように戦ってくれていたと思うので、多分、 私以上に皆さんの方がこの時はこういう感じだった。この時は、こういう試合だったっていうのを覚えてらっしゃる方が多いのではないかと…。ぜひ一緒に振り返っていただければと思います。

【商品情報】
トレーディングカード仕様
価格　1ボックス6,600円（税込）
商品URL
https://tic.jp/products/list?category_id=412

企画：（株）スポーツビズ
発売元：(有)プロデュース216
http://www.tic.jp