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ゲームレポート

2023-03-24 11:39 追加

石川祐希ミラノ、リーグ戦無敗のペルージャに3-2で勝利!! イタリア1部

ミラノ ゲームレポート

Others / 全日本代表 男子

イタリア男子バレーボールリーグセリエA、石川祐希所属ミラノはペルージャとのプレーオフ準々決勝第2戦を現地時間3月22日(水)にホームで戦い、3-2(27-25, 25-21, 21-25, 18-25, 15-13)で勝利しました。

石川祐希はこの試合もスタメンで出場し、チーム2位の18得点の活躍でチームの勝利に貢献しました。

第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)

ペルージャ
OH:レオン(ポーランド)、セメニウク(ポーランド)
MB:ソレ(アルゼンチン/イタリア)、フィラヴィオ(ブラジル)
OP:エレラ(キューバ)
S:ジャンネッリ(イタリア)
L:コラーチ(イタリア)

●試合レポート
第1セット、序盤はペルージャにスパイクのミスが続き5-3とミラノがリードします。しかしMBソレの連続ブロックやOPエレラのサービスエースで中盤に5連続ブレイクで9-13とペルージャに逆転を許します。そこからミラノはOH石川、ペルージャはOHレオンを中心に得点を重ねますが、Sポッロのサービスエースなどでミラノが少しずつ点差を縮めていきます。セット終盤、ミラノはOPパトリィのスパイクで22-22と同点に追いつくと、リリーフサーバーで入ったMBヴィテッリ(イタリア)がサービスエースを決めて24-23と逆転で先にセットポイントを迎えます。その後デュースに持ち込まれますが、最後はラリーの中でOH石川から託された難しいボールを途中出場のエバディプール(イラン)が得点に変えて、27-25でこのセットをミラノが取ります。

第2セット、序盤はお互いにセットを散らしながらいろんな選手が得点を決めて8-8と競ったまま試合が進みます。中盤、ミラノがMBロセルのブロックやOH石川のサービスエースでブレイクを決めると、ペルージャもOHレオンのサービスエースやSジャンネッリのブロックでブレイクを奪い返すなどして20-20と点差が開かないまま終盤に差し掛かります。しかしOHメルガレホがスパイクとブロックで連続得点を決めると、MBピアノにも続けてブロックポイントが出て24-20とミラノが一気にセットポイントを握ります。そして最後はOHメルガレホが力強いスパイクを決めて25-21でこのセットも続けてミラノが取ります。

第3セット、あとがないペルージャはOHプロトニツキ(ウクライナ)とOPリヒリツキ(ルクセンブルク/イタリア)をスタートから起用します。そのOHプロトニツキが序盤から2連続サービスエースを決めて2-5とペルージャが先行します。さらにOHプロトニツキにフェイクセットからのOHレオンのスパイクやOHレオンのサービスエースなどで5-12と点差を大きく広げてペルージャがミラノを突き放します。その後ミラノはOHエバディプールとMBヴィテッリを投入するも点差は更に広がり14-23となります。しかしここからMBロセルのサーブが走り、サービスエースや相手のアタックミス、OH石川のカウンターのパイプ攻撃などで6連続ブレイクに成功したミラノが21-23と一気に2点差まで詰め寄ります。ですが最後はOPリヒリツキのブロックで21-25としたペルージャがこのセットを奪い返します。

第4セット、序盤ミラノはOH石川を中心に得点を重ねますが、ペルージャがMBフラヴィオのクイックやOHレオンのパイプ攻撃でブレイクを重ねて6-9とリードします。さらに再びOHプロトニツキがサービスエース2本を含む4連続ブレイクで7-14と点差を広げられてしまいます。ミラノもMBピアノの3連続ブロックで14-17と点差を縮めますが、その後OPリヒリツキのスパイクなどでペルージャにブレイクを許して14-20となります。最後はOHレオンが高さのあるスパイクを決めて18-25でこのセットをペルージャが取り、試合はフルセットへもつれ込みます。

第5セット、ミラノがOHプロトニツキのサーブをMBピアノのスパイクで1本で切ると、その後はお互いにサイドアウトが続くもミラノが先行した状態で試合が進みます。2周目のプロトニツキのサーブがミスとなり8-7でコートチェンジとなりますが、その後OH石川がOHレオンのブロックに捕まり9-10とミラノがペルージャに逆転を許します。しかしそこからOHメルガレホが連続してスパイクを決めて11-10と再度ミラノが逆転に成功します。さらにSジャンネッリのツーアタックをSポッロが拾ってそのボールもOHメルガレホが決めきって13-11、続けてMBロセルがサービスエースを決めて14-11としてミラノが先にマッチポイントを握ります。ペルージャもMBフラヴィオがOHメルガレホを止めて14-13と1点差まで詰め寄りますが、最後はラリーの中でOHプロトニツキのスパイクがアウトになり、15-13でこのセットを取ったミラノが3-2でペルージャに勝利しました。

MVP:OHオスニエル・メルガレホ(22得点(うちブロック4)、アタック決定率42%、サーブレシーブ成功率33%)

石川祐希は18得点(うちサーブ1)、アタック決定率47%、サーブレシーブ成功率45%の活躍でした。

次回のプレーオフ準々決勝第3戦は現地時間3月26日(日)17:00(日本時間翌1:00)からアウェイのペルージャで行われます。

文:堤敏樹(『トシキブログ』より)

●石川祐希コメント
今日のペルージャ戦は本当に良い試合だったと思います。1セット目、2セット目をとって、3セット目、4セット目は相手の選手が代わってリズムがつかめずに、相手のペースになったのですが、タイブレークでしっかり勝つことができたので、それは良かったと思います。また、先週はサーブがあまり効果的に打てていなかったのですが、今回の試合はサーブも機能していたので、そこは勝ちにつながったと思います。また今週末にペルージャと対戦するので、とにかく勝つという気持ちだけをもって、ペルージャ戦に臨みたいです。

写真:Lega Pallavolo SerieA

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