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ゲームレポート

2023-03-28 07:13 追加

石川祐希ミラノ、1-3で敗れてペルージャが準決勝進出に王手 イタリア1部

ミラノ ゲームレポート

Others / 全日本代表 男子

イタリア男子バレーボールリーグセリエA、石川祐希所属ミラノはペルージャとのプレーオフ準々決勝第3戦を現地時間3月26日(日)にアウェイで戦い、1-3(25-22, 30-28, 18-25, 20-25)で敗れました。

石川祐希はこの試合もスタメンで出場し、チーム最多17得点の活躍でした。

第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)

ペルージャ
OH:レオン(ポーランド)、プロトニツキ(ウクライナ)
MB:ルッソ(イタリア)、フィラヴィオ(ブラジル)
OP:エレラ(キューバ)
S:ジャンネッリ(イタリア)
L:コラーチ(イタリア)

●試合レポート
第1セット、出だしからMBピアノがOHレオンをブロックすると、さらにMBロセルにもブロックポイントが出て4-1とミラノが先行します。そこからさらにOH石川のスパイクやMBピアノブロック、ペルージャのミスなどで13-8とミラノが点差を広げます。その後ペルージャもMBルッソのブロックや途中出場のOHセメニウク(ポーランド)のサービスエースなどで13-12と1点差まで詰め寄りますが、ミラノもMBピアノのブロックやSポッロのサービスエースなどで21-18として逆転を許しません。そして最後はOHプロトニツキのスパイクがミスになり25-22でこのセットをミラノが取ります。

第2セット、ペルージャは第1セット途中から入っていたOPリヒリツキ(ルクセンブルク/イタリア)とOHセメニウク(ポーランド)をそのままコートに残します。序盤からSポッロのツーアタックやサービスエース、OHメルガレホのブロックなどでミラノが6-4とリードします。その後もOH石川のスパイクやブロック、MBロセルサービスエースなどで16-12とミラノがリードを保ちながら試合が進みます。終盤にもミラノがOH石川の好サーブからMBロセルがスパイクを決めて23-19としますが、OH石川のパイプ攻撃がOPリヒリツキに止められると、続くサーブでペルージャがOHレオンをリリーフサーバーで投入。そのOHレオンがサービスエースを決めて、さらにOPリヒリツキもブロックで続いて23-22とペルージャが1点差に迫ります。さらにOPエレラをリリーフサーバーで投入し、そこで今度はSジャンネッリがブロックを決めてペルージャが24-24と追いついて試合をデュースに持ち込みます。ミラノはOH石川を中心にサイドアウトを切って連続得点のチャンスを伺いますが、OHセメニウクのエースでペルージャが25-26と逆転すると、最後はOHプロトニツキのサーブから直接返ってきたボールをOPリヒリツキが叩き込んで28-30でペルージャがこのセットを奪います。

第3セット、序盤でOHプロトニツキのスパイクやMBルッソのブロックでブレイクを決めたペルージャが6-8と先行します。ミラノは攻撃面で苦しんでいたOHメルガレホに代えてOHエバディプール(イラン)を投入しますが、ペルージャがその後もミラノのミスやOHプロトニツキのサービスエースで連続得点を決めて10-16とリードを広げます。ここからMBロセルのクイックなどでサイドアウトをうまく取れるようになりますが、サーブミスが多く波に乗れずに点差が縮まりません。そして最後はOPリヒリツキがスパイクを決めて18-25でこのセットもペルージャが取ります。

第4セット、OPリヒリツキのスパイクやMBフラヴィオの連続ブロックなどで4-8と序盤からペルージャがリードします。ミラノはOH石川を中心に得点を取って行きますが、中盤にそのOH石川がSジャンネッリにブロックで止められると、さらにOHプロトニツキにもブロックポイントが出るなどして10-17とペルージャが点差を大きく広げます。その後OH石川の好サーブからOHエバディプールがブロックとスパイクで連続得点を決めて19-15としますがそれ以上点差を詰めることができず。最後はOHセメニウクがOPパトリィのスパイクをブロックでシャットアウトして20-25としたペルージャがこのセットも奪いました。

この結果、1-3でミラノはペルージャに敗れました。

MVP:オレク・プロトニツキ(18得点(うちサーブ2、ブロック2)、アタック決定率47%、サーブレシーブ成功率57%)

石川祐希はチーム最多の17得点(うちブロック2)、アタック決定率43%、サーブレシーブ成功率56%の活躍でした。

これで両者の対決はペルージャの2勝1敗となり、ペルージャが準決勝進出に王手をかけました。

次回のプレーオフ準々決勝第4戦は現地時間4月2日(日)18:00(日本時間翌1:00)からホームのミラノで行われます。

文:堤敏樹(『トシキブログ』より)

●石川祐希コメント
今日のペルージャ戦の1・2セット目は非常に良い出だしだったのですが、2セット目に自分たちのミスで相手に流れを渡してしまって、そのまま3セット目、4セット目も巻き返すことができませんでした。2セット目のように取れるところで1点を取らないと、やはりこういう強いチームには勝てないということを改めて感じたので、また来週自分たちのホームでしっかり戦えるように準備していきたいです。

写真:Lega Pallavolo SerieA

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