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ゲームレポート

2023-03-29 08:49 追加

宮浦健人ニサ、ワルシャワに2-3で敗れるもプレーオフ進出が決定 ポーランド1部

ニサ ゲームレポート

Others / 全日本代表 男子

ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第29節、宮浦健人所属のニサ(8位)は現地時間3月26日(日)にアウェイでワルシャワ(5位)と対戦し、2-3(17-25, 25-16, 25-18, 17-25, 8-15)で敗れました。

宮浦健人は1セット目を除き全セットに主にリリーフサーバーとして出場し、サービスエースで1得点の活躍でした。

第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:シュチュレク(ポーランド)
L:デムビエツ(ポーランド)

ワルシャワ
OH:ティリ(フランス)、シャルプク(ポーランド)
MB:ヴロナ(ポーランド)、ノヴァコフスキ(ポーランド)
OP:ヴェーバー(ドイツ)
S:フィルレイ(ポーランド)
L:ヴォイタシェク(ポーランド)

●試合レポート
第1セット、序盤にSフィルレイのサーブからOPヴェーバーのスパイクやMBノヴァコフスキのブロックでワルシャワが3連続ブレイクに成功して6-9とリードします。ニサもMBゼルバのブロックやOPベンタラのスパイクで得点するも、途中出場のOHグロベルニー(ベルギー)のスパイクやMBコヴァルスキ(ポーランド)のサーブなどで12-17と点差を広げられます。さらに終盤にもOHグロベルニーの連続エースやMBノヴァコフスキのエースでワルシャワが15-23と点差を拡大し、最後はOHシャルプクがスパイクを決めて17-25でこのセットをワルシャワが取ります。

第2セット、序盤からニサはOHゲルジョットのスパイク、ワルシャワはSフィルレイのブロックなどでお互いにブレイクを取るも6-6と競ったスタートとなります。しかしOPベンタラの強烈なサーブからOHゲルジョットとOPベンタラがカウンターで次々と得点を決めて6連続ブレイクとし、12-6とニサが一気に抜け出します。その後もOHクファソフスキの連続ブロックやMBヤンコフスキのサービスエースなどで19-9とその差を一時10点まで広げます。そこからワルシャワがMBコヴァルスキのブロックやOHシャルプクのサービスエースなどで22-14としますが、最後はワルシャワにサーブミスが続いて25-16でこのセットはニサが取り返します。

第3セット、序盤から両チームともサイドの3人を中心にお互いにブレイクも挟みつつ得点を重ねて10-10と競ったまま試合が進みます。しかしそこからOHクファソフスキのブロックとサービスエース、OPベンタラのスパイクで連続ブレイクを決めたニサが16-11と大きく抜け出します。更にリリーフサーバーOP宮浦のサーブからサービスエース1本を含む3連続ブレイクで20-12とニサがワルシャワを大きく引き離します。その後もニサはサイド陣が確実にサイドアウトを決めて、最後もOHクファソフスキのスパイクで25-18としたニサがこのセットも取ります。

第4セット、あとがないワルシャワはOPクラヴェク(オランダ)とMBセメニウク(ウクライナ)をスタートから起用します。すると序盤からOPクラヴェクのサーブがニサのレシーバー陣を容赦なく襲い、本人のスパイクやサービスエースで怒涛の9連続ブレイクに成功し、2-11とワルシャワが一気に大量リードを奪います。そこからMBセメニウクとMBノヴァコフスキの連続ブロックなどで5-15とワルシャワがさらに点差を広げます。ニサもOHクファソフスキが連続でパイプ攻撃を決めて14-22と一矢報いますが、最後は絶好調のOPクラヴェクがスパイクを決めて17-25でこのセットをワルシャワが取ります。

第5セット、ニサはスタートからミドルのポジションに宮浦を投入し、出だしのサーブからブレイクを狙いますがOHシャルプクのスパイクに切られます。その後MBセメニウクが続けてブロックポイントを上げて2-5とワルシャワがリードすると、OHクファソフスキにスパイクミスも出て4-8となりコートチェンジとなります。ここから点差を縮めたいニサでしたが、OPクラヴェクのサービスエースなどで7-13と逆に点差を広げられてしまいます。そして最後はOPベンタラのスパイクがMBセメニウクに止められ、8-15でこのセットをワルシャワが奪取。

この結果、ニサは2-3のフルセットでワルシャワに敗れました。

第30節の試合を先に消化していたニサはこの試合でレギュラーシーズンすべての試合が終わり、3月28日現在は14勝16敗44ポイントで暫定8位。またポイントの関係でレギュラーシーズン最終順位でも8位になることが確定したため、同時にニサのプレーオフ進出も決まりました。

ニサは2002/03シーズン以来19年ぶりのプレーオフ進出となります。プレーオフではレギュラーシーズン1位のチームとの対戦となりますが、対戦相手は未定です。

●宮浦健人選手コメント
チームとしては、リーグの最終戦ということでプレーオフもかかった試合で、まずは自分たちのベストを尽くそうということで、結果としてフルセットで(勝ち点を)1点とれたというところは大きいです。正直なところ3-1、フルセットでも勝ちたかったです。やっぱり勝てばもっとポイントもらえるし、次に繋がると思うので。勝てばプレーオフ進出も決定でしたし(コメント時はまだプレーオフ進出未確定)。終わったことは仕方ないです。次どうなるかわからない(他の試合の結果次第で変わる)ですけど、次に向けて、チームとしては準備はしていきたいなという感じです。個人としてはサーブのところで、感覚としては練習から悪くなく実際にブレイクを取れてよかったですけど、2枚替えで入った時はスパイクを打っていないし、存在感という部分では見せられなかったと思います。そこは難しいですけど、なんとかトスを持ってきてもらえるように呼び込むとか、日頃の練習の部分でも存在感を発揮していかないといけないのかなと思いました。

※プレーオフ進出決定後コメント
プレーオフに行けることになってとても嬉しいです。8位通過なので1位のチームと試合することになりますが、自分達のベストを尽くして勝てるようプレーオフに向けて、これから準備していきたいと思います。

文・写真:堤敏樹(『トシキブログ』より)

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