2023-04-14 21:33 追加
宮浦健人ニサ、プレーオフ準々決勝第1週は首位ジェシュフに2連敗 ポーランド1部
ニサ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)準々決勝、宮浦健人所属のニサ(8位通過)は現地時間4月7日と8日にアウェイでジェシュフ(1位通過)と対戦しました。
結果は、第1戦は0-3(21-25, 18-25, 24-26)、第2戦も0-3(12-25, 23-25, 20-25)でそれぞれニサが敗れ、ジェシュフが準決勝進出に王手をかけました。
宮浦健人は第1戦、第2戦とも途中出場し、特に第2戦ではスパイカーとしてコートに立って4得点をあげました。
【第1戦】
第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)
ジェシュフ
OH:チェブイ(スロヴェニア)、デファルコ(アメリカ)
MB:コザメルニク(スロヴェニア)、コハノフスキ(ポーランド)
OP:ムザイ(ポーランド)
S:ジズガ(ポーランド)
L:ザトルスキ(ポーランド)
●試合レポート
第1セット、序盤は両チームともサイド攻撃を中心に得点を決めて8-8と競った展開を見せます。しかしムザイのサービスエースやチェブイのブロックで連続得点をあげてジェシュフが8-12とリードを広げます。ニサもクファソフスキのスパイクやゲルジョットのサービスエースなどで13-14と1点差まで詰め寄りますが、ジズガのブロックなどで13-17とすぐに点差を離されます。この点差のまま終盤まで進み、最後はデファルコのアタックが連続で決まって21-25でこのセットをジェシュフが取ります。
第2セット、序盤からムザイのブロック、デファルコのサービスエース、コハノフスキのサービスエースなどでブレイクを重ねたジェシュフが2-6とリードします。その後ニサもクファソフスキのスパイクやゲルジョットのブロックで10-10と同点に追いつきます。しかしまたコザメルニクのサービスエースやコハノフスキのブロックなどで16-21と再びジェシュフが点差を広げると、終盤にもコハノフスキのサービスエースで3連続ブレイクを決めて、そのまま18-25でこのセットもジェシュフが取りましす。
第3セット、出だしからクファソフスキが連続サービスエースを決めて3-0とニサが先行しますが、コハノフスキのブロックなどで3-3とジェシュフがすぐに追いつきます。そこからニサがヤンコフスキの連続ブロックで9-6と再びリードすると、さらにジェシュフのアタックミスが重なり19-14と点差を広げます。しかし終盤にムザイのスパイクやブロックで21-20とジェシュフが1点差まで迫ると、さらに24-22とニサのセットポイントの場面からデファルコのスパイクやブロックで4連続得点を決めて24-26でジェシュフがこのセットを取りました。
結果、ニサが0-3でジェシュフに敗れました。
MVP:Sファビアン・ジズガ(1得点(うちブロック1))
宮浦健人は第1セットと第3セットに途中出場しましたが、得点はありませんでした。
【第2戦】
第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)
ジェシュフ
OH:チェブイ(スロヴェニア)、デファルコ(アメリカ)
MB:コザメルニク(スロヴェニア)、コハノフスキ(ポーランド)
OP:ムザイ(ポーランド)
S:ジズガ(ポーランド)
L:ザトルスキ(ポーランド)
●試合レポート
第1セット、序盤からジェシュフがデファルコのスパイクなどで連続得点を決めて3-6とリードします。さらにデファルコのブロックやジズガの連続エースなどで6連続ブレイクを決めたジェシュフが4-13とニサを大きく突き放します。その後もコザメルニクのブロックやムザイのサービスエースなどが決まったジェシュフが7-20と点差をさらに広げます。ニサはベンタラに代えて宮浦を投入し、その宮浦(OP)がスパイクで次々と得点を決めるも、最後はヤンコフスキのサーブがミスとなり、12-25でこのセットをジェシュフが取ります。
第2セット、ニサは第1セット途中から投入していたエルグラオウイ(OH、モロッコ)とシュチュレク(S、ポーランド)をそのままスタートから起用します。序盤はニサにミスが重なり6-9とジェシュフがリードしますが、ベンタラのブロックやエルグラオウイのスパイクで12-12と追いつくと、さらに相手のミスも出て17-14とニサが逆転します。しかしコザメルニクのサービスエースやデファルコのブロックで20-20とジェシュフが追いつくと、最後も23-21の場面からチェブイやムザイのスパイクで4連続得点を取り、23-25でこのセットもジェシュフが取ります。
第3セット、序盤からデファルコのアタックやチェブイのサービスエースで3-8とジェシュフがリードします。ニサもベンタラのスパイクや途中出場のクラムチィンスキ(MB、ポーランド)のブロックで14-12とし、終盤更にクファソフスキのアタックなどで21-20と1点差まで詰め寄ります。しかし、そこからジェシュフがムザイやコザメルニクのスパイクで20-24と一気にマッチポイントまで握ると、最後はムザイのサービスエースが決まり20-25でこのセットもジェシュフが取ります。
結果、ニサは第1戦に続き0-3でジェシュフに敗れました。
MVP:OHトーリー・デファルコ(13得点(うちブロック2)、アタック決定率58%、サーブレシーブ成功率33%)
宮浦健人はこの試合4得点、アタック決定率44%の活躍でした。
この試合で通算ジェシュフの2勝となり、ジェシュフが準決勝進出に王手をかけました。
次回の第3戦は現地時間4月14日(金)17:30(日本時間翌0:30)からニサで行われます。
文:堤敏樹(『トシキのバレログ』より)
写真:PZPL
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