2023-05-04 05:00 追加
髙橋藍パドヴァ、ペルージャに勝利し5位決定戦の準決勝に進出 イタリア1部
パドヴァ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
イタリア男子バレーボールリーグセリエA5位決定戦、髙橋藍所属のパドヴァは現地時間4月30日(日)にホームでペルージャと対戦し、3-1(18-25, 26-24, 34-32, 25-18)で勝利しました。
髙橋は1~3セット目に途中出場し5得点の活躍でした。
第1セットスタメン
パドヴァ
OH:髙橋(日本)、デスメット(ベルギー)
MB:カネッラ(イタリア)、クロサート(イタリア)
OP:グッツォ(イタリア)
S:ゾッペラーリ(イタリア)
L:ツェンガー(ドイツ)
ペルージャ
OH:セメニウク(ポーランド)、プロトニツキ(ウクライナ)
MB:ソレ(アルゼンチン/イタリア)、メンゴッツィ(イタリア)
OP:リヒリツキ(ルクセンブルク/イタリア)
S:ロプレット(スロヴェニア)
L:ピッチネッリ(イタリア)
●試合レポート
第1セット、序盤はペルージャにミスが続いて8-5とパドヴァがリードします。しかしセメニウクやプロトニツキのスパイク、さらにパドヴァにミスが続いて11-15とペルージャが逆に大きくリードすると、その後もメンゴッツィやソレのブロックで14-21とリードを広げます。パドヴァもガルディーニのスパイクなどで得点するも、最後はクロサートのサーブがミスになり18-25でこのセットをペルージャが取ります。
第2セット、第1セットを取ったことで1位通過を確定させたペルージャはプロトニツキに代えてカルデナス(OH、キューバ)をスタートから起用します。序盤から競った展開が続き、パドヴァはガルディーニやデスメット、ペルージャはカルデナスやリヒリツキを中心に得点を重ねて8-8、17-17と進んで行きます。そこからデスメットのサービスエースで19-17とパドヴァが抜け出すと、ペルージャのミスにも助けられ24-23とパドヴァが先にセットポイントを握ります。その後デュースになりますが、最後はグッツォとデスメットが続けてスパイクを決めて26-24でこのセットをパドヴァが取ります。
第3セット、序盤はセメニウクやカルデナスのスパイクで2-8とペルージャが大きくリードします。しかしパドヴァがガルディーニの連続サービスエースで7-10と点差を縮めると、さらにデスメットのサービスエースや途中出場のアスパルホフ(OP、ブルガリア)のブロックなどでブレイクを重ねて16-15と逆転に成功します。そこからアスパルホフのスパイクなどで21-18とパドヴァが点差を広げますが、ソレのブロックやパドヴァのスパイクミスで23-24とペルージャが先にセットポイントを握るとそこからはデュースへ。お互いに点数を取り合う中、途中出場の髙橋(OH)がサービスエースを決めて30-29とパドヴァが再逆転に成功すると、最後も髙橋のブロックが決まって34-32でこのセットをパドヴァが取ります。
第4セット、序盤はメンゴッツィのブロックなどで3-6とペルージャがリードします。しかしアスパルホフとガルディーニのサービスエースで8-8とパドヴァが同点においつくと、さらに彼らのスパイクもよく決まって15-12と逆転します。その後もガルディーニのサービスエースやデスメットのスパイクが決まって23-17とパドヴァが点差を広げます。最後はアスパルホフのブロックが決まり25-18でこのセットをパドヴァが取、3-1でペルージャに勝利しました。
MVP:OHマティス・デスメット(18得点(うちサーブ3、ブロック1)、アタック決定率61%、サーブレシーブ成功率55%)
髙橋藍は5得点(うちサーブ1、ブロック1)、アタック決定率75%、サーブレシーブ成功率88%の活躍でした。
これでパドヴァは5位決定戦の成績を通算2勝2敗5ポイントとし、5チーム中3位でトーナメント進出を決めました。
次は現地時間5月7日(日)18:00(日本時間翌1:00)からアウェイで2位通過のモンツァと対戦します。
文:堤敏樹(『トシキのバレログ』より)
写真:LegaPallavoloSerieA
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