全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>NEC・井上琴絵「NECは『ありがとう』を大切にするチーム。どこへ行っても応援してくれる人がいるから全力でプレーを見せたい」 

会見・コメント

2023-06-01 12:04 追加

NEC・井上琴絵「NECは『ありがとう』を大切にするチーム。どこへ行っても応援してくれる人がいるから全力でプレーを見せたい」 

Others / V1リーグ 女子

ーーチームは皇后杯、Vリーグと2冠を取りました。各チームの勝敗は本当に僅かな差というか、良い試合をしても結果に繋がらないこともあると思います。NECがしっかり結果を出せたということについては?

井上:チームの勝利のために一人ひとりが…どういう役割であっても、試合に出る出ないに関係なくチームのために徹してできる。そうやってきたことがやっぱり大事なところで点数に繋がったり、全員で取り切るところに繋がっているのかなと思います。黒鷲旗ではリーグであまり試合に出ることができていなかったメンバーがメインとなってやっているんですけど、その子たちも本当に一生懸命練習してきて、少しずつ結果に出てきています。このメンバーでもチャンスはあると思っています。

ーーチームには苦しい時期があったのでは? シーズン後半、四日市大会で連敗。当時4強を争っていた久光との直接対決もありました。

井上:あのとき…一度自力でのファイナル4が消えたのかな? もう勝っていくしかファイナルへの切符はなかった。だから、チームとしてやってきたこととかやるべきことを整理して、もう一回コミュニケーションを大事にして行こうと。それでちょっとずつリズムを取り戻した感じでしたね。

ーーその試合でリリーフサーバーとしての出番がありましたね。少し前の試合からリリーフサーバーからレシーバーとしてコートに入るようになりましたが、井上選手がサーブを打つのは久しぶりというか。サーブは試合に出るための手段だった?

井上:チーム的にもコロナの影響でメンバーがなかなか揃わなかったというのもありました。誰がどこに入るかわからない状況だったので、(サーブを)打てるのはマイナスではないなと思いました。

ーー黒鷲旗でチームを離れることになりますが、この大会で何をもたらしたい?

井上:チームは下の子たちばっかりです。なので、自分の見えることとか、考えていることとかを伝えたくて今大会が始まってからもすごく会話をしています。試合観というかバレー観というか、自分目線ではあるけれど、自分が持っているものをしっかり伝えて、ちょっとでもその子たちのプラスになれるように。コミュニケーションを取りながら良さをどんどん引き出していきたいなって。
自分自身のコンデイションもすごいいいのでしっかり活躍して、結果を出せるように頑張りたいなと思っています。

ーーどういうバレーボール伝えていきたい?

井上:それぞれ考えていることとか、やりたいことはあると思うので、私の思っていることを押し付けるわけではないです。ただ、「そういう考えなら、こうしてみたらどう?」とか。そういう提案というか、それならこういうこともできるよ、ああいうこともできるよと。下の子たちの選択肢を増やすことができるようにしていきたいなと思っています。

ーー井上選手のキャリアならプレーだけでなく、コーチの役割もできそうですね。

井上:こういうときにはこうしたら決まりやすいよとか、自分目線で伝えたことを実行してくれて結果が出た時は私自身もすごく嬉しいですし、多分その子も何か掴んでくれているんじゃないかな、と。教えたりするのは嫌いじゃないです(笑)

ーーチームを応援してくれているNECのクルー、井上選手を応援してくれているファンに。

井上:NECでの2シーズン、どこの会場に行ってもすごく熱く応援してくださって。黒鷲旗で(NECは)最後にはなりますけれども最後までNECの一員としてがんばります。最後まで応援していただきたいです。

私は本当にいろんなチームに在籍してきましたが、どこに行っても応援してくださるのはありがたいなと思っています。JTマーヴェラスの頃から応援してくださっているファンもいますし、ありがたいですよね。
他チームの応援をしていても、私だけは応援しているよと言ってくれている人もいて。自分が100%やっているとそうやって見てくれている人はいるんだなって。自分がしっかりプレーで見せることが大事なんだなと思うので、そこを全力で…この先はわからないですけど(笑)、また頑張っていきたいなと思います。

撮影 堀江丈

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック