●田中瑠奈選手（アウトサイドヒッター）

＊取材日7月7日

ーー今日の試合（対群馬銀行戦）を振り返って。

田中：これまで移籍をしたことがなかったので、今回初めて元の所属チームと戦うという経験をしました。
普段とは違った緊張感がすごくあって、自分でも（気持ちの向き合い方が）よくわからなかったところはありました。
第1セットは緊張した中で足が動かなかった場面が何度かありましたが、プレーしていくうちにだんだん落ち着いてきて、第2セットではサーブだったり、攻撃のリズムもセッターと合うようになってきました。
自分としてもそうですし、他の選手もセッターとのリズムが合ってきたことが勝因になったのかなと思います。

ーー古巣との対戦でスタメン起用されました。スタメンを告げられた時は？

田中：正直、「そうでしょうね」と思いました(笑)

ーー対戦相手として見たときの群馬銀行の印象は？

田中：自分がいた時と変わらず、スタッフと選手が一丸となって「1点を取りに行くぞ」という勢いを強く感じました。

ーーNECの印象は？

田中：NECに対しては雰囲気が良い、選手のコミュニケーションがすごく多いチームだなと見ていました。
実際チームに入って…自分もクールにやっていくタイプじゃないので、いろんな人と声をかけながらわいわいやっていける雰囲気は自分に合っていると感じています。

ーーチームに期待されていることは？

田中：自分には高さがない分、サーブレシーブでの貢献を求められています。それ以外にもサーブだったり、バックローのテンポはこれからも意識してやってねと言われています。

ーー仲良しの選手は？

田中：同い年のヒナ（川上雛菜選手）とリコ（藤井莉子選手）とは一緒にいることが多いですね。

ーーV1の選手となった感想は？

田中：練習などが群馬銀行時代と大きく変わったわけではないので、「全然違った環境に来たぞ」というまでの変化はありません。でも、チームメイト一人ひとりの持っているものが高く、一緒に練習して初めて気が付いたこともありました。
「自分にはこういうこともできるんだ」っていう新しい体験を日々させていただいていますね。

ーーサマーリーグでチームや自分が課題にしていることは？

田中：チームとしてはサーブを意識しています。あと2日間の中でサービスポイントをしっかり取ること、サーブレシーブをこのまま継続してしっかりパスを返すことを目標にしています。

ーー同じタイミングで群馬銀行から移籍した古市彩音選手（セッター／デンソーエアリービーズ）も頑張っていますね。

田中：お互い切磋琢磨して、V1のコートで会えるのを楽しみにしています。そのことを励みに自分も頑張りたいですね。

ーーファンに向けて。

田中：インスタとか Twitterでも NECファンの方がさっそくフォローしてくれました。自分を受け入れてくれているんだなってすごく嬉しく感じています。
そのファンの方々のためにも感動を伝えられるような試合を、自分も含めてチームがしっかりできるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

撮影　堀江丈

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