2023-07-16 14:23 追加
NEC ペルーリーグから入団した花澤佳奈「お手本は男子代表の関田誠大選手。センター線を使うプレーがしたい」、V2・群馬銀行から移籍の田中瑠奈「サーブレシーブを求められています。ファンの方々の期待に応えたい」
サマーリーグ選手コメント
Others / V1リーグ 女子 / V2/V3 女子
7月7日~9日に松本市総合体育館(長野県)にて開催されたバレーボール2023 V・サマーリーグ東部大会の選手コメントをお届けする。
NECレッドロケッツはサマーリーグ東部大会準優勝。今回はチームの新戦力として活躍したセッターの花澤佳奈選手とアウトサイドヒッターの田中瑠奈選手に話を聞いた。
花澤佳奈選手は青山学院大学を卒業後、ペルーリーグへの海外移籍を経てNECレッドロケッツに入団したという異色の経歴。田中瑠奈選手はV2(Vリーグ2部)の上位チーム、群馬銀行グリーンウイングスからの移籍加入となった。
■NECレッドロケッツ
●花澤佳奈選手(セッター)
*取材日7月8日
ーー大学を卒業してVリーグではなく海外に挑戦。異色の経歴ですね。
花澤:大学卒業後は一般の社会人として海外に行きたいという希望がありました。
でも就職活動を通じて、「海外に行くための一番早い方法は何だろう、自分の強みを活かせることは何?」と考えたときに自分が大好きなバレーボールで海外に行くことが一番の近道なんじゃないかなと思いました。
そこでまず、海外でのプロ生活に挑戦することを選択しました。
ーーペルーでのバレーボール生活は?
花澤:日本とは違うところが多くありました。日本は細かな動きとか器用さとか繋ぎの良さが特徴だと思います。でも外国人選手はやっぱり身体能力があって、ジャンプの高さとかパワーが違いましたね。
そういったダイナミックな動きの中で戦い方を追求していくことがとても面白かったです。
リアルな外国のリーグを体験できたことはすごく良い経験だったなと思います 。
ーー今度はVリーグに挑戦ですね。
花澤:ペルーリーグを経験して、改めて日本のバレーボールの精密さや、培ってきた価値観というものを感じました。
もう一度同じ価値観を持った人たちとプレーをしてみたいと思ったのもありますし、現役を引退して将来やりたいことを考えたときに日本のリーグを経験することも大事だなって思いました。
日本でプレーするにあたってはいろんな縁もありましたが、やっぱり日本のリーグを経験したいと思い、入団させていただきました。
ーー将来やりたいこととは?
花澤:現役が終わってからは日本人と海外チームつなぐエージェントのような仕事をしたいなと思っています。
バレーボールの発展というか、いろんな経験ができる日本人選手が増えたらいいなって思っていて、それを手助けする仕事をしたいという希望があります。
ーー1年海外でプロとしてプレーしました。NECには「プロ選手」という自覚で入団した?
花澤:プロといっても大学を卒業して1年しか経験していないので、自分はまだキャリアのない新人だと思っています。みなさん日本一になった先輩たちですし、自分も追いつけるように頑張りたいと思っています。
ーーセッターとしての自分の特徴、強みは?
花澤:自分の強みはセンター線を使うことや、そこからの駆け引きですね。リズム感だったり、ネット際の強さだったりをもう少し出していけたら自分が理想としているバレーボールができるのかなと思っています。
ーー理想としているバレーボールは?
花澤:今、チームが取り組んでいるのはバックアタックをしっかり決定打に持って行く、センター線が強いバレーです。
苦しい場面でもバックからセンター線をしっかり使っていくことをチームとして掲げているので、そこをもっと頑張っていきたいと思ってます。
ーー目標にしている選手は?
花澤:男子ですが、日本代表の関田誠大選手(ジェイテクトSTINGS所属)です。関田選手のセットをすごく勉強させていただいています。サイドへの振りとかクイックの使い方とかすごく上手ですし、ボールコントロールも世界一だと思っています。
ーーサマーリーグの3日間でチームや自分が達成したいことは?
花澤:やっぱりバックアタックですね。 NECはバックアタックが印象的、すごく多く使うよねって言われるくらいバックアタックを印象づけたいです。トライするだけではなく、成果を出せるようにしっかり戦っていきたいと思います。
ーーファンに向けて。
花澤:NECは自分が小さい頃から応援していたチームです。入団してまだ1か月も経っていない状況ですが、大好きなチームの2連覇に貢献できるように一生懸命張るので、よろしくお願いします。
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