――石川真佑選手について。今日の試合はこれまでより表情がスッキリして見えましたが、監督の目からは心境の変化のようなものは感じられましたか？

眞鍋：それは私にはわからないですね（笑）　ここに来るまでは石川がいちばん調子がよかったので、当然石川には早めに「いつでも行くぞ」と言っております。

――今日のオフェンス面評価を、関（菜々巳）選手のトス回しを含めて教えてください。

眞鍋：関はクイックを多く使おうかなというところが感じられましたね。山田（二千華）とのクイック、渡邊（彩）とのブロードも多く使おうとしていたと思います。ここに来て変わってきたと感じています。

――ここのところ今日もそうですけど、石川選手と和田（由紀子）選手は余裕のあるときに攻撃も含めて出していますが、その辺りは気持ちの面も含めての準備なのか、フィジカル面でこの3連戦、体力的なものも必要と感じているからなのかをお聞かせください。

眞鍋：当然、この後の２試合は石川も和田も使っていかないと厳しいと思うので、少しでもこのコートに慣れておかないといけないという意味で途中から入れています。

――明日のトルコ戦ですが、ネーションズリーグでは相手がベストメンバーとはいえないまでも勝利しています。そういったところを含めて、トルコがVNLから進化しているところや攻略のカギを教えてください。

眞鍋：ネーションズリーグ優勝チームですし、世界ランキングもずっと1位で、高さ、パワーがダントツです。反対に皆さん、私にアドバイスがあれば教えてください（笑）　当然、我々としては今まで練習してきたサーブで崩してブロック、もしくはディフェンス。ディフェンスなくして勝てないと思っています。当然、ラリーを制する。それしかないのかなと思っています。

――選手皆さんがすごい練習をしてきたと口を揃えていますが、昨年から時間が伸びたとか、具体的な数字があれば教えてください。

眞鍋：具体的な数字はないんですけど、私はこれで３回目の代表監督になりますが、（過去の代表と比べても）本当によく練習するんですよ。全体練習の約１時間半くらい前から一人ひとり来てずっと練習していますし、全体練習が終わってからも練習しています。そういった意味で今まででいちばんよく練習するなと感じています。それが最後、明日の2戦に自信になって、プレーにつながってくれたらと思います。

――この結果で、明日のトルコに3-0もしくは3-1で勝てば五輪出場権をとれますが、王手をかけたというところで、心境を教えてください。

眞鍋：心境ですか。相手も王手ですからね（笑）　当然我々は明日勝つということしか頭にありませんし、もう先行逃げ切り。特にこのラリーポイント制では力が上のチームとは間違いなく先行しないと勝てないと思います。
サーブでどんどんやられたら、一方的な展開になると思いますし、これは毎試合言ってますけど、先行逃げ切り。各セット、最大集中していきたいと思います。

写真：黒羽白、堀江丈

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